18 / 34
2巻
2-1
しおりを挟む「ひっく……ひっくっ……」
十年前の、ある晴れた日。
まだ幼かった私はお城のパーティーから抜け出して、中庭で泣いていた。
六歳になった私は父に連れられ、その日生まれて初めてパーティーに出席した。
ミリアム侯爵家の令嬢として相応しい振る舞いをしようと意気込んでいたのだが、少し年上の侯爵令嬢に「ここはマナーのなっていないお子様が来るところではなくてよ」と意地悪を言われてしまったのだ。
蔑むような目で睨まれて、身が竦んだ。
どうしていいかわからず、私は会場を飛び出してしまった。
「ふぇっ……うっ……」
貴族令嬢たるもの、これくらいのことで泣いてはダメだとわかっていた。
わかっていても、溢れる涙を止められない。
私は人目を避けて庭の隅にうずくまっていた。
その時、背後から声が聞こえた。
「誰かいるのか?」
私は驚いて顔を上げる。
すると、見たことがないくらい綺麗な少年が現れた。
あまりにも整った顔立ちに目を奪われて、涙が止まる。
パーティーで言われた意地悪なんかどうでもよくなってしまった。
心臓が激しく脈打つのがわかる。
この国では珍しい漆黒の髪が、強く目に焼きついた。
私は真っ黒な髪を持つ人を、それまで見たことがなかった。
瞳は晴天を思わせる青色で、質のいい布を使った上等そうな服が、少年の美しさを引き立てている。
「どうしたんだ?」
少年はそう問いかけてきた。声には、私を心配するような響きがある。
「えっと……」
「泣いていただろう? 何かあったのか?」
「……パーティーで……他の子に、意地悪なことを言われちゃったの。私……っ、い、一生懸命、頑張っていたつもりだったけど……っ。全然、できていないって……」
わけを話していると、また涙がこぼれてきた。
社交の場に相応しい振る舞いをしようと、一生懸命頑張っていたつもりだった。でも、初めてのパーティーに浮かれていて、マナーが疎かになっていたのかもしれない。
「そうなのか……もしかして、パーティーは初めてか?」
「はい……」
私が涙を流しながら小さく頷くと、彼は目の前にしゃがみ込んで優しく話しかけてきた。
「初めてのパーティーでそんなことがあったなんて、大変だったな。けれど貴族が集まる場ではよくあることでもある」
彼の声は穏やかで、聞いていると、不思議と気持ちが落ち着いた。
「誰だって最初は上手くいかないものだ。次からは失敗しないように注意すればいい。そうやって人は学んでいくんだよ」
「そう、なの?」
「ああ。だからそんなに落ち込む必要はない。これから頑張ればいい。もう泣くな」
そう言って、彼はハンカチを差し出した。
私を安心させるような、優しい笑みを浮かべている。
最初はその美しさに……そして次はその優しさに、私はどうしようもないほど心惹かれた。
ハンカチを受け取り、彼の目を見つめて口を開く。
「……貴方のお名前は?」
「アースグラウンド・アストロラ。この国の王太子だよ」
私の問いに、美しい少年は微笑んで答えたのだった。
第一章
「レナ様、お目覚めの時間ですよ」
侍女の一人であるカアラの声で目が覚める。私――レナ・ミリアムは、後宮の自室にあるベッドから体を起こし、ぐっと伸びをした。
「……ずいぶん懐かしい夢を見ていたわ」
夢の内容を思い出しながらそうつぶやくと、カアラが大きな茶色の目を、興味深そうにこちらに向ける。
「どんな夢だったのですか?」
「昔のことよ。陛下と出会った時のことを夢に見たの」
「だから幸せそうな顔をなさっているのですね」
カアラが私の着替えを用意しながら微笑む。
私はあの日、アストロラ王国の王太子だったアースグラウンド様に恋をした。
それからというもの、あの方の力になるために様々な努力をしてきた。
外見を磨き、貴族令嬢としてのマナーを身につけ、少しでも多くの知識を得ようと勉強に励んだ。
そうして十年が経ち――
十六歳になった私はいま、国王となったアースグラウンド様の妃として後宮にいる。
この国では、国王や王太子の伴侶を選ぶため、その候補となる令嬢たちを後宮に集める決まりがある。
普段、後宮は閉鎖されており、正妃や側妃を決める時にのみ建物が開かれてきた。そこに各地から妃たちが集められ、その中から正妃や側妃に相応しい者を選ぶという仕組みだ。
王太子になればいつでも後宮に妃を集められるようになるのだが、たいていは王位を継いでから正妃を選ぶ。正妃と同時に側妃を選ぶ場合もあれば、生涯側妃を持たない場合もある。
アースグラウンド様は前国王夫妻が急逝したため若くして王座につき、それと同時に後宮に妃が集められることになった。
私もそうして集められた妃の一人である。
カアラが手渡してくれたガウンを羽織って椅子に座ると、部屋の扉をノックする音がした。
「レナ様、お茶をお淹れしましたわ」
そう言って、侍女のフィーノとメルディノが部屋に入ってきた。その後ろには、同じく侍女のチェリもいる。
いま入ってきた三人とカアラは、私が育てた侍女だ。
私は幼い頃に、孤児だった彼女たちを引き取り、様々な能力を身につけさせた。陛下の力になるため、自分の手足として動いてくれる味方が欲しかったのだ。
彼女たちは、普通の侍女としての仕事を完璧にこなすだけでなく、戦闘や諜報活動も得意としている。
この後宮では、私の命令で情報収集を行ったり、護衛をしたりしてくれていた。
彼女たちとは幼い頃から共に過ごしてきたため、気心の知れた仲だ。
私のためならなんだってできると言ってくれるこの子たちのことを、私は本当に信頼している。
「レナ様、お茶を召し上がっている間に、少しご報告してもよろしいでしょうか?」
侍女たちの中で一番背の高いフィーノが、テーブルの上にお茶の入ったカップを置きながら言った。
「いいわよ。何か新しい情報でも手に入ったのかしら?」
「いえ……それが何も得られていなくて……」
フィーノが悔しそうな顔をする。彼女の言葉に頷きつつ、チェリも口を開いた。
「ベッカ様が処罰されて以来、いままで騒がしかったのが嘘のように、後宮内は静まり返っています」
この国の後宮では、正妃の座をめぐる妃同士の争いが絶えず、命の危険にさらされることも珍しくない。
数週間ほど前、私はパーティーで毒を盛られかけ、その後暗殺者に襲われた。
暗殺者を差し向けたのは、妃の一人であったベッカ・ドラニア伯爵令嬢。
ベッカ様は、陛下に近づこうとする妃に嫌がらせをしたり、下級貴族の妃をいじめたりしていた。
さらに彼女は私を殺そうとしたばかりか、外部の男を後宮に引き入れて密通し、妊娠したら陛下の子供だと偽ろうとしていたのだ。
結局のところまだ妊娠していなかったようだが、ともあれそれらの悪事が明るみになり、ベッカ様は処罰された。
ただ、彼女はパーティーで私の飲み物に毒を仕込んだことについては認めなかった。
私はパーティーの夜以外にも何度か暗殺者の襲撃にあっていたのだが、その犯人もベッカ様ではないらしい。
ベッカ様が犯人ではないとすると、疑わしいのは同じ伯爵令嬢であるリアンカ・ルーメン様だ。
彼女はベッカ様と正妃の座をめぐって対立していたし、他の妃たちへのいじめも行っていた。正妃になることに、相当執着しているのだろう。
だけどリアンカ様が毒を盛ったという証拠も、暗殺者を雇っていたという証拠もなかった。
とはいえ、リアンカ様が正妃になるために何かしようとしているのは間違いない。
もし、陛下が選んだ妃が力を持たない下級貴族だった場合、リアンカ様に潰されてしまうかもしれない。
陛下が何不自由なく正妃を選べるようにするため、私は特にリアンカ様の動きに注意していた。だけど……
「……平和だわね」
陛下やその部下がベッカ様の対応に気を取られている隙に、リアンカ様が目障りな私を亡き者にしようと動き出す可能性は十分にあった。
けれど、リアンカ様は動かなかった。
「平和なのはいいことではないですか」
メルがそう言って笑う。
「ええ。確かにそうだけれど、こうも急に静かになると、少し不安になるわ。でもリアンカ様はエマーシェル様のことに感づいたわけでもなさそうだし……本当に大人しくしているだけなのかしら。それとも水面下で何か企んでいるのかしら」
後宮には、エマーシェル・ブランシュ様という男爵令嬢がいる。
およそ貴族令嬢らしくない純朴な少女であるものの、どうやら陛下は彼女のことを気に入っているらしいのだ。
集められた妃の中から正妃を選ぶ過程で、国王や王太子は妃たちと体の関係を持つ。
どうやらいまの陛下――アースグラウンド様は妃を抱くことを国王としての義務だと考えているらしく、夜伽の時には必要最低限の会話しか交わさず、妃と共に夜を明かすこともない。
ところが、夜伽以外では後宮に近づきもしなかった陛下が、ある時からエマーシェル様に会うために昼間に後宮を訪れるようになったのだ。
私が気づいた時には、まだ他の妃たちはこのことを知らなかった。けれど知られてしまえば、エマーシェル様の身が危険にさらされるだろう。
エマーシェル様は私のように護衛のできる侍女を連れていないし、そもそも彼女は警戒するということを知らないようで危なっかしい。
だから私はエマーシェル様を守るため、陛下が会っているのは私だという噂を流すことにした。
いまのところ私の企みは上手くいっていて、リアンカ様はもちろん他の妃たちも皆、その噂が嘘だと気づいていない。
「エマーシェル様のことはバレていませんわ。彼女の周囲にも変わった様子は見られません」
「大丈夫ですよ、レナ様。ベッカ様が処罰されたのを見て、リアンカ様も大人しくしているのかもしれませんし」
侍女たちが口々に言う。
彼女たちの言う通り、リアンカ様が慎重になっているという可能性はあるだろう。
「でも……リアンカ様は正妃になることを諦めたりしないでしょうね」
「それは、そう思いますわ」
私の言葉に、カアラが真面目な顔をして頷く。
リアンカ様は、ベッカ様の件を受けて多少やり方を変えるかもしれないが、基本的に行動を改めることはないだろう。その証拠に、彼女は表立った動きは控えているものの、自分の味方の妃たちとはマメに会っている。
何かを企んでいるかもしれないし、警戒することは決して無駄ではない。
「レナ様、もし何かあっても、私たちが絶対にレナ様を守りますわ」
フィーノがそう言って笑ってくれる。
「ふふ、ありがとう。フィーノ」
心からの言葉だとわかるからこそ、本当にこの子たちが好きで、大切だと改めて思う。
「貴方たちがいてくれるとはいえ、何が起こるかわからないのだから警戒はしておくべきだわ。暗殺者という手は使えないと証明されたようなものだし、いままでとは違う手段で何か仕掛けてくるかもしれないもの」
ベッカ様が私に暗殺者を差し向けて失敗したことは、既に後宮中の妃たちの知るところとなっている。
つまり、私を害するために暗殺者を送り込んでも、そう簡単にはいかないと知らしめたようなものだ。
それを理解したうえで私を排除しようとする者がいるならば、もっと別の行動を取るはず。
その別の行動がなんであるか、というのが問題だ。
「そうですね。そもそもあの程度の暗殺者で、私たちの大切なレナ様を殺せると思っているのが間違いですわ。まぁ、どんな手を使ったとしても、私たちがいる限り、レナ様を傷つけさせはしないのですけれど」
「レナ様のことは絶対に守ってみせます」
フィーノに続いて、チェリもそう言ってくれた。
「ありがとう。私も貴方たちくらい強ければよかったのだけど……」
貴族の令嬢には不要な力だろうけれど、私はある程度の護身術を身につけている。けれどこの後宮で身を守るには十分だとはいえない。もっと私に戦う力があったら、この子たちを危険な目にあわせることなく自分の身を守れるのに。
そうした力があれば、陛下のことも守れただろうと思う。
「守るのは私たちの仕事ですから。レナ様は自分のやるべきことをやってください」
「そうですよ。レナ様にそんな力があったら、私たちのお役目がなくなってしまいますし」
私の言葉に、フィーノとチェリが答える。
ちょうどその時、ドアをノックする音が聞こえて、三人の侍女が入ってきた。
私が妃になった際に、後宮側から新しく付けられた侍女たちだ。
三人が私に一言ずつ挨拶すると、フィーノ、メル、カアラが彼女たちに仕事の指示をするために私の傍を離れた。
その様子を眺めながら、フィーノに淹れてもらったお茶を飲む。茶葉の香りが口の中に広がると、ふっと肩の力が抜けた気がした。
たとえ私に身を守る力があったとしても、一人で全てのことができるわけではない。だから、こうして侍女たちの力を借りているのだ。
私の足りない部分を補ってくれる彼女たちには、感謝してもしきれない。
彼女たちがいなければ、私は自分の目的を達成しようとする中で、もっともどかしい思いをしていただろう。
私の目的とは、陛下を幸せにすることだ。
そのために私は、陛下が心から愛する方に、正妃になってほしいと思う。
人を愛しいと思うことは、とても幸せなことだ。
私はそれを、陛下に恋することで知った。
貴族社会では政略結婚が当たり前だけれど、もし陛下が自分の愛する人と生涯を共にできるなら、きっと陛下の人生は豊かで幸福なものになるだろう。
陛下はエマーシェル様のことを気に入っているようだけれど、それが恋愛感情なのかどうかはまだわかっていない。
私は早く陛下のお考えを知って、あの方の望む妃を正妃にするために行動したいと思っている。
けれど後宮が荒れているままではそれも難しい。だから私はまず、陛下が自由に正妃を選べるような環境を整えようとしているのだ。
陛下のお考えを探ることと、後宮を平和にすることを同時にできればいいのだが、なかなかそこまでは手が回っていなかった。
陛下が正妃に望んでいる妃とは誰なのだろうか。
私が聞いたところで陛下が答えてくださるとは思えないけれど、もし教えてくださるならば、私は喜んでその方を正妃にできるよう手助けするのに。
そんなことを考えていると、どうしようもないほど陛下への思いが溢れてきて、胸がいっぱいになる。
後宮に来て、陛下に何度も抱かれて、こんなにも私の心を動かすのは、やはり陛下だけだと感じた。
私が冷静ではいられなくなるくらい激しい恋心を抱いてしまう相手は、陛下だけなのだ。
「レナ様、ぼーっとしていますが、どうしましたか?」
物思いにふけっていると、すぐ傍に控えているチェリが顔を覗き込んできた。
「陛下のことを考えていたの。あの方は結局のところ、誰を正妃にしたいと思っていらっしゃるのかしら?」
陛下がエマーシャル様と昼間に会っていることを知ってから、陛下が彼女に恋しているのかどうか調べたり、彼女が正妃になることを想定してみたりした。
もし陛下がエマーシェル様を正妃にと望まれたなら、正妃に必要な知識やマナーを教えて差し上げられるよう、準備もしてある。
けれど、実際の陛下のお心を知ったうえで動いていたわけではないのだ。陛下と私の距離は決して近くはなく、その願いを知れるほどの仲ではない。
「さぁ……それは私にもわかりかねます。ですが、カアラがトーウィン様に探りを入れているので、そのうち何かわかるのではないでしょうか」
トーウィン様というのは陛下直属の文官で、カアラに思いを寄せている青年だ。
ひょんなことから彼と協力関係を結ぶことになって以来、頻繁に情報のやり取りをしている。
そこで私は、ふとあることを思い出す。
「そういえば……最近陛下の様子が少し変なように感じるの」
チェリにだけ聞こえるよう、小さな声で言った。
思い返せば、ベッカ様が処罰されたあとくらいから、陛下の様子はおかしかった。ベッカ様が後宮を去ってから初めて陛下が私のもとを訪れた夜、私に何かを言おうとしていたけれど、結局何も言わなかったのだ。
そして最近になって、ただ淡々と義務を果たすためだけに私のもとを訪れていたあの方が、自分から私に話しかけてくるようになった。
今日は何をしていたのかとか、どんな紅茶が好きなのかとか、そんな他愛のないことばかりだけれど、いままでの陛下の態度からは考えられないことだ。
陛下は私がエマーシェル様を守るために嘘の噂を流していることに気づいている。そのせいで私は、何かよからぬことを企んでいるのではないかと疑われてさえいたのに。
私に話しかけてこられるのは、何かお考えがあってのことなのだろうか?
余計なことで陛下のお手を煩わせないためにも、あの方が何を思っていらっしゃるのか、わかればいいのだけれど……
カアラがトーウィン様から何か聞いているかもしれない。そう思ってチェリに尋ねてみると、彼女はなんともいえない顔をした。
どことなく喜んでいるようにも見える。
「チェリは心当たりがあるの?」
「はい、少し」
「……それは?」
「まだ断言できるわけではないので、確認してからご報告します」
そう言われてしまった。
確認してからとは言うものの、彼女の表情からして、既に何かを確信しているのではないかと思う。
だけど、私の信頼する侍女がいまは言うべきではないと判断しているのだから、無理やり聞き出すのはやめた。
とはいえ、ずっと陛下をお慕いしている私にもわからないことが、侍女にはわかっているようなのが少し悲しい。
彼女よりは陛下の近くにいるはずなのに、あの方の態度が変化した原因を推測すらできないだなんて……
もっと頑張らなければ。平和で落ち着いた日々もいいけれど、何も考えずにゆっくりしているわけにはいかない。
ベッカ様が処罰されたことによる影響について考えなければならないし、陛下とエマーシェル様の関係についてももっと詳しく調べていく必要がある。
今度、エマーシェル様に会いに行ってみようかしら?
でも、陛下が私のもとに通っているという噂を流しているいま、私が動けば目立ちすぎる。
彼女と私の仲が良いと、他の妃たちに誤解される可能性もあるだろう。
0
あなたにおすすめの小説
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました
ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。
ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。
王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。
そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。
「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
