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検索してみた
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深夜零時、自宅のパソコンでネットをしている最中、病院でのミサキちゃんとのやりとりを不意に思い出した。
きちがいの定義って、一体なんなんだろう?
早速オンライン辞書にアクセス、検索窓に「きちがい」の四文字を打ち込んで検索ボタンを押す。その結果は、
『精神状態が正常ではないこと。狂気。乱心。また、その人。狂人』
というものだった。「正常ではないこと」という言い回しが曖昧な表現に感じるのは、「正常」の定義が自分の中で曖昧だからだろう。そこで「正常」の意味を調べてみたところ、
『他と変わったところがなく普通であること。なみ。あたりまえ』
となっていて、どうもすっきりしない。「普通」の定義が自分の中で曖昧だからそう感じるに違いない。では「普通」の意味も検索――といきたいところだが、いくら検索しても曖昧な回答ではぐらかされるだけな気がする。
誰かが誰かに「こいつはきちがい」あるいは「こいつはきちがいではない」と言ったとして、「こいつはきちがい」と言われた人が「私はきちがいではない」と答えたとしても、「こいつはきちがいではない」と言われたその人が「私はきちがいだ」と答えたとしても、「こいつはきちがい」と言った人がきちがいだと思うならその人はきちがいで、「こいつはきちがいではない」と言った人がきちがいではないと思うならその人はきちがいではない。そういうことなのかもしれない。
『ミサキちゃんが僕のおじいちゃんをきちがいだと思うのなら、ミサキちゃんにとっておじいちゃんはきちがいだ。でも僕はおじいちゃんをきちがいだとは思っていないから、僕にとっておじいちゃんはきちがいではない。つまり、僕のおじいちゃんはきちがいであってきちがいではないし、きちがいでなくなりもするしきちがいになりもする。ミサキちゃんには難しいかもしれないけど、要するにそういうことなんだよ』
次にミサキちゃんに会う機会があれば、きっとそう言おう。
きちがいの定義って、一体なんなんだろう?
早速オンライン辞書にアクセス、検索窓に「きちがい」の四文字を打ち込んで検索ボタンを押す。その結果は、
『精神状態が正常ではないこと。狂気。乱心。また、その人。狂人』
というものだった。「正常ではないこと」という言い回しが曖昧な表現に感じるのは、「正常」の定義が自分の中で曖昧だからだろう。そこで「正常」の意味を調べてみたところ、
『他と変わったところがなく普通であること。なみ。あたりまえ』
となっていて、どうもすっきりしない。「普通」の定義が自分の中で曖昧だからそう感じるに違いない。では「普通」の意味も検索――といきたいところだが、いくら検索しても曖昧な回答ではぐらかされるだけな気がする。
誰かが誰かに「こいつはきちがい」あるいは「こいつはきちがいではない」と言ったとして、「こいつはきちがい」と言われた人が「私はきちがいではない」と答えたとしても、「こいつはきちがいではない」と言われたその人が「私はきちがいだ」と答えたとしても、「こいつはきちがい」と言った人がきちがいだと思うならその人はきちがいで、「こいつはきちがいではない」と言った人がきちがいではないと思うならその人はきちがいではない。そういうことなのかもしれない。
『ミサキちゃんが僕のおじいちゃんをきちがいだと思うのなら、ミサキちゃんにとっておじいちゃんはきちがいだ。でも僕はおじいちゃんをきちがいだとは思っていないから、僕にとっておじいちゃんはきちがいではない。つまり、僕のおじいちゃんはきちがいであってきちがいではないし、きちがいでなくなりもするしきちがいになりもする。ミサキちゃんには難しいかもしれないけど、要するにそういうことなんだよ』
次にミサキちゃんに会う機会があれば、きっとそう言おう。
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