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放課後の恥辱
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丸めた消しゴムのカスの集中砲火を浴びたり、
弁当の中身を床にぶちまけられて、犬のように這いつくばって食べさせられたり、
階段から突き落とされて、危うく顔面を強打しそうになったり、
今日もいろいろなことがあって、放課後を迎えた。
五人はいつものように教室に居残り、輪になって雑談に耽っている。話の内容は、猥談、馬鹿話、猥談、猥談、猥談、などなど。
その輪の中央、キャンプファイヤーならば焚き火が設けられている位置に、わたしは正座をさせられている。
彼らは全員、無意識にペンをいじくるように、断続的に散発的にわたしを蹴る。怒りを買いたくなかったので、顔に飛んできたもの以外は、瞬間的に筋肉に力を込めて受け止めた。しかし、後方から飛んでくる蹴りは対処のしようがない。正面の椅子に座った碇は時折、おそらくは意識的に、わたしのおっぱいへと足を伸ばし、足指で揉んだ。板張りの床は堅く、脚は痛み出している。座る時間が募れば募るほど痛みは悪化していく。
「でさ、その調子こいてた女、スタート直後に転んで下痢便を――」
坂本は眼鏡をしきりに指で押し上げながら、昨夜見たアダルト動画の内容について語っている。肛門に浣腸液を注入された女優数名が、通常小中学校の運動会で行われるような競技を行う。競技の最中に「失敗」――すなわち排便を我慢できずに脱糞してしまうと、その場で男優に犯される。そのような概要だ。
「マジかよ! うっわー、最低だそれ。もう二度とカレーパン食えねぇ!」
女優が排泄した大便を、パン食い競争のアンパンのあんの代わりに詰め、罰としてその女優に食べさせた。そんな坂本の説明を聞いて、けたたましく笑う五人の声を聞きながら、もう帰ろうか、と考える。
帰宅したとしても、することは読書か動画鑑賞くらいのものだ。ただ、気持ちの上では、誰かといるよりも一人で過ごす方が断然好ましい。感情が動かない欠陥人間にも、好悪はある。穏やかな気持ちで過ごせる静かな環境を、わたしは愛している。
さて。
音を立てないように腰を上げる。瞬間、五人は話すのをやめ、一斉にわたしに注目した。しぃん、という音さえ聞こえてきそうな、静寂の最上級。
「おい、等々力。お前、なに逃げようとしてんだ? ああ?」
リーダーを自認する碇が、リーダーならば当然そうするべきだからというように、口火を切った。笑いの一切が排除された、ドスがきいた声だ。
「俺らが話し終わるまで、ここにいろって言ったよな。命令したよな。俺らの許可も取ってないのに、なに逃げようとしてんだよ。耳クソでも詰まってんのか? それとも脳か? 脳が悪いのか? なんか言えよ、おらっ!」
おっぱいを思い切り蹴られた。後ろ向きに倒れる。ちょうど真後ろの席だった佐藤に受け止められた。制服越しに何回かおっぱいを揉まれたあと、仰向けに床に寝かされる。椅子から立ち上がった高井が、わたしの脇腹を蹴った。
「制裁だ、制裁っ」
はしゃいだような三村の声を合図に、五人は一斉にわたしを蹴り始めた。「うらぁ」だとか「死ねっ」だとかいった、物騒な声を上げながらの暴行。蹴る力は絶妙に抑制されている。男子の友人同士の戯れであれば、辛うじて冗談で済む程度だろうか。
こうなってしまった以上は、逃げようとしたとしても逃げられない。制裁を追加する大義名分を与え、自由を奪われた時間が長引くだけだ。頭と股間だけを最小限ガードしながら、ひたすら耐え忍ぶ。
おもむろに高井に髪の毛を鷲掴みにされ、強制的に起立させられた。体を触られ、服を脱がされ、また触られる。『世界共産党のテーマ』なしで脱衣とは、珍しい。そんなにも昂っているのだろうか、と、いくつもの手におっぱいを揉まれながら思う。休み時間に行為を受けたさいには、チャイムという節目がある。それがない今回は、どこまで続くのだろう。
揉みくちゃにされる中で、誰かの足がわたしの足を払い、転倒してしまう。また仰向けにさせられ、蹴りの連続。
さすがにうんざりしてきた。
「おい! こいつにうんこさせようぜ!」
当然、坂本が一同に向かって呼びかけた。坂本は先ほど、ヒートアップした三村の肘が眼鏡に当たり、かけ直すために輪から一歩退いていた。おっぱいを揉むときだけ参加し、今は見物に徹している碇を除く三人の動きが、呼びかけに応じて止まる。
「誰か浣腸持ってないのかよ。イチジク浣腸」
「持ってるわけねーだろ」
「じゃあ、自力でさせればいい」
「それもそうだな」
坂本は碇と目を合わせ、共通の悪意を持つものだけが共有できる微笑みを交わした。リーダーの許可を無事に得た坂本は、声高に命じる。
「おい等々力、うんこしろ」
「聞こえねーのか、こらっ」
佐藤が放った蹴りを、油断していたせいで脇腹にまともに食らってしまった。高井の靴がおっぱいを踏みにじってくる。
「四つん這いになって、するんだ。ほら早く」
右足がおっぱいからどいた。
わたしは命じられた通りの姿勢になる。さっそくいきんでみたが、便は排出されそうにない。
わたしは食が細いせいか、一日に一回も排便しないことがある。便秘だからではなく、それがわたしにとっての標準なのだ。排便ならば今朝したばかりだから、期待には応えられそうにない。五人の誰かが言及したように、浣腸でもない限りは。
「んだよ。出ねぇじゃねぇか」
坂本が臀部を平手で打ち、銃声にも似た甲高い音が響いた。そのアクションに触発されて、何人かがわたしのおしりを打擲し始める。しかし、手と手が当たって同士討ちの形になるため、すぐに行為を打ち切った。
参加しなかった一人である高井は、わたしの顔の前に屈み、口腔に指を突っ込んで舌を弄ぶ。参加していないもう一人である碇の両手が、おしりの肉を左右に開き、アナルがさらけ出された。
「おお、ちゃんとついてんじゃねぇか。もしもーし、聞こえてますかー」
アナルに顔を近づけて呼びかける。鼻息と呼気の風圧をありありと感じた。嘲り色の笑声が折り重なった。おしりから手が離れる。
「おい、こいつにしょんべんかけようぜ、しょんべん」
提案したのは、碇。一同はどこか気怠そうに立ち上がる。ベルトのバックルが鳴る音。
「放水、開始っ!」
尿が一斉にわたしに降りかかる。たちまちアンモニア臭が立ち昇った。液体はほのかに温かい。放尿は長く続いた。
弁当の中身を床にぶちまけられて、犬のように這いつくばって食べさせられたり、
階段から突き落とされて、危うく顔面を強打しそうになったり、
今日もいろいろなことがあって、放課後を迎えた。
五人はいつものように教室に居残り、輪になって雑談に耽っている。話の内容は、猥談、馬鹿話、猥談、猥談、猥談、などなど。
その輪の中央、キャンプファイヤーならば焚き火が設けられている位置に、わたしは正座をさせられている。
彼らは全員、無意識にペンをいじくるように、断続的に散発的にわたしを蹴る。怒りを買いたくなかったので、顔に飛んできたもの以外は、瞬間的に筋肉に力を込めて受け止めた。しかし、後方から飛んでくる蹴りは対処のしようがない。正面の椅子に座った碇は時折、おそらくは意識的に、わたしのおっぱいへと足を伸ばし、足指で揉んだ。板張りの床は堅く、脚は痛み出している。座る時間が募れば募るほど痛みは悪化していく。
「でさ、その調子こいてた女、スタート直後に転んで下痢便を――」
坂本は眼鏡をしきりに指で押し上げながら、昨夜見たアダルト動画の内容について語っている。肛門に浣腸液を注入された女優数名が、通常小中学校の運動会で行われるような競技を行う。競技の最中に「失敗」――すなわち排便を我慢できずに脱糞してしまうと、その場で男優に犯される。そのような概要だ。
「マジかよ! うっわー、最低だそれ。もう二度とカレーパン食えねぇ!」
女優が排泄した大便を、パン食い競争のアンパンのあんの代わりに詰め、罰としてその女優に食べさせた。そんな坂本の説明を聞いて、けたたましく笑う五人の声を聞きながら、もう帰ろうか、と考える。
帰宅したとしても、することは読書か動画鑑賞くらいのものだ。ただ、気持ちの上では、誰かといるよりも一人で過ごす方が断然好ましい。感情が動かない欠陥人間にも、好悪はある。穏やかな気持ちで過ごせる静かな環境を、わたしは愛している。
さて。
音を立てないように腰を上げる。瞬間、五人は話すのをやめ、一斉にわたしに注目した。しぃん、という音さえ聞こえてきそうな、静寂の最上級。
「おい、等々力。お前、なに逃げようとしてんだ? ああ?」
リーダーを自認する碇が、リーダーならば当然そうするべきだからというように、口火を切った。笑いの一切が排除された、ドスがきいた声だ。
「俺らが話し終わるまで、ここにいろって言ったよな。命令したよな。俺らの許可も取ってないのに、なに逃げようとしてんだよ。耳クソでも詰まってんのか? それとも脳か? 脳が悪いのか? なんか言えよ、おらっ!」
おっぱいを思い切り蹴られた。後ろ向きに倒れる。ちょうど真後ろの席だった佐藤に受け止められた。制服越しに何回かおっぱいを揉まれたあと、仰向けに床に寝かされる。椅子から立ち上がった高井が、わたしの脇腹を蹴った。
「制裁だ、制裁っ」
はしゃいだような三村の声を合図に、五人は一斉にわたしを蹴り始めた。「うらぁ」だとか「死ねっ」だとかいった、物騒な声を上げながらの暴行。蹴る力は絶妙に抑制されている。男子の友人同士の戯れであれば、辛うじて冗談で済む程度だろうか。
こうなってしまった以上は、逃げようとしたとしても逃げられない。制裁を追加する大義名分を与え、自由を奪われた時間が長引くだけだ。頭と股間だけを最小限ガードしながら、ひたすら耐え忍ぶ。
おもむろに高井に髪の毛を鷲掴みにされ、強制的に起立させられた。体を触られ、服を脱がされ、また触られる。『世界共産党のテーマ』なしで脱衣とは、珍しい。そんなにも昂っているのだろうか、と、いくつもの手におっぱいを揉まれながら思う。休み時間に行為を受けたさいには、チャイムという節目がある。それがない今回は、どこまで続くのだろう。
揉みくちゃにされる中で、誰かの足がわたしの足を払い、転倒してしまう。また仰向けにさせられ、蹴りの連続。
さすがにうんざりしてきた。
「おい! こいつにうんこさせようぜ!」
当然、坂本が一同に向かって呼びかけた。坂本は先ほど、ヒートアップした三村の肘が眼鏡に当たり、かけ直すために輪から一歩退いていた。おっぱいを揉むときだけ参加し、今は見物に徹している碇を除く三人の動きが、呼びかけに応じて止まる。
「誰か浣腸持ってないのかよ。イチジク浣腸」
「持ってるわけねーだろ」
「じゃあ、自力でさせればいい」
「それもそうだな」
坂本は碇と目を合わせ、共通の悪意を持つものだけが共有できる微笑みを交わした。リーダーの許可を無事に得た坂本は、声高に命じる。
「おい等々力、うんこしろ」
「聞こえねーのか、こらっ」
佐藤が放った蹴りを、油断していたせいで脇腹にまともに食らってしまった。高井の靴がおっぱいを踏みにじってくる。
「四つん這いになって、するんだ。ほら早く」
右足がおっぱいからどいた。
わたしは命じられた通りの姿勢になる。さっそくいきんでみたが、便は排出されそうにない。
わたしは食が細いせいか、一日に一回も排便しないことがある。便秘だからではなく、それがわたしにとっての標準なのだ。排便ならば今朝したばかりだから、期待には応えられそうにない。五人の誰かが言及したように、浣腸でもない限りは。
「んだよ。出ねぇじゃねぇか」
坂本が臀部を平手で打ち、銃声にも似た甲高い音が響いた。そのアクションに触発されて、何人かがわたしのおしりを打擲し始める。しかし、手と手が当たって同士討ちの形になるため、すぐに行為を打ち切った。
参加しなかった一人である高井は、わたしの顔の前に屈み、口腔に指を突っ込んで舌を弄ぶ。参加していないもう一人である碇の両手が、おしりの肉を左右に開き、アナルがさらけ出された。
「おお、ちゃんとついてんじゃねぇか。もしもーし、聞こえてますかー」
アナルに顔を近づけて呼びかける。鼻息と呼気の風圧をありありと感じた。嘲り色の笑声が折り重なった。おしりから手が離れる。
「おい、こいつにしょんべんかけようぜ、しょんべん」
提案したのは、碇。一同はどこか気怠そうに立ち上がる。ベルトのバックルが鳴る音。
「放水、開始っ!」
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