詩集 カツオ節

ヲカカ

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俯いた、俯いた、上向いた

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どうしようもなく、遣る瀬無い気持ち
修学旅行はないし
部活の大会だって、上には繋がらないし
ライブだってないし
出掛けずらいし
オリンピックも延期になるし
遣る瀬無く、俯いた
遣る瀬無く、俯いた

もう、こんなんじゃ最悪の世代だ
もう一度2020年をやり直したい
この一年を無かった事にしたい
もう、半分過ぎた
来年も、今と同じなのだろうか

ニュース、ワイドショーじゃ、希望と絶望チラつかせ
専門家が吐いてる言葉は不確かで
国が吐いてる言葉は国しか考えてなくて
本当の数も分からないままで
薬もまだで
どれが真実か、何処にゴールがあるかなんて分からない

ただ、今を耐え凌いで生きていく
ただ、元の生活に戻る事を願って生きていく
ただ、ただ、ただ、
私は私よりも先に生きて、修学旅行をしたり、大会をした人たちが羨ましい
私の当たり前を奪ったモノが妬ましい
今になってより、自分が醜く見える
上向けるまで、生きよう
とりあえず
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