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籠炎の檻
灰を踏みしめて、誓う
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――生ぬるい風が、頬をやさしく撫でていく。
その風は、どこか血と灰の匂いを孕んでいた。
まぶたの裏がじんわりと赤い。熱。光。――太陽の色。
ゆっくりと、重たいまぶたを持ち上げると、ぼんやりと白い光が目の前に浮かんだ。
布越しに揺れる淡い明かり。天幕。
どこか遠くで、人の声と、何かが燃える音が混じっている。
(……ここは……)
頭の奥がじんじんと痛い。
昨夜の熱が残るような、あるいはもっと深いところが軋んでいる。
喉の奥が焼け付くように乾き、呼吸すら苦しい。
胸がひくつき、息を吸い込むたびに、砂利のような苦味が鼻腔に入り込んでくる。
体を動かそうとした瞬間、腕と足が引っ張られる。
(……縄……?)
思考が現実に追いつかないまま、視線を落とす。
両手首と足首は太い荒縄で縛られていた。
擦れた皮膚がひりつく。
身体は薄い敷物の上に無造作に転がされ、まるで物のようだった。
草の匂いと土の冷たさが、じかに背中へ伝わる。
覚えのない天井。知らない空気。
ここがどこかもわからない。
かすかに、炭がはぜる音。
遠くで馬が嘶く声。
天幕の外のどこかで、兵たちが怒鳴り合っているようだ。
皮膚にまとわりつく汗と、夜明け前の冷気。
遠い戦場の気配。
(……戦いのあと……私、捕まったんだ……)
記憶が、ぶつ切りに胸を貫く。――閃く刃。
荒れ狂う炎の壁。
あの巨体が舞い上がる。
届いた、と思った短剣の感触。
そして――振り下ろされた手刀の感触。
息が止まる瞬間の、あの、冷たい暗闇。
その全てが、今も身体のどこかに残っていた。
喉の奥に、痛みと、惨めなほどの恐怖が張り付いている。
指先が、かすかに震えた。
「起きたか、坊主」
不意に、低い男の声が外から響いた。
厚い布が、ぱたりとめくられ、眩しい朝の日差しが天幕に流れ込む。
一瞬、光が目に痛い。反射的に目を細める。
逆光の中に、影が立っていた。
斬馬刀を背に担ぎ、広い肩と分厚い腕――林黄牙。
昨夜、血の上に立ち尽くしていたあの男が、ゆるやかにこちらを見下ろしている。
黄牙の顔には、どこか気楽そうな薄笑いが浮かんでいた。
日焼けした頬に刻まれた皺が、その表情をより一層意地悪く見せる。
だが、油断のない目は野生獣のように鋭く、獲物を値踏みする冷たさを帯びている。
「おいおい、睨むなって。まだ殺しちゃいねぇだろ?」
低く響く声。
明るさの中に、どこか棘を孕んだ冗談。
玲華は答えず、ただ黙って男を見返す。
呼吸を抑え、震えを悟られぬよう、歯を強く食いしばる。
小さな体の奥から、湧き上がる悔しさが喉を焦がしていた。
黄牙は、こちらの態度を面白がるように、口元に深く笑みを刻む。
「お前、なかなか面白いガキだな。目覚めても吠えねぇ。泣きもわめきもしねぇ……気に入ったぜ」
低く、どこか愉悦を含んだ声が、耳に残る。
その後ろから、ぺたぺたと乾いた草履の音。
青い軽装鎧を纏い、細身の男がのんびりと天幕に入ってくる。
彼の剣には、昨日の血がまだ乾ききらず、僅かに鉄臭い匂いが漂う。
眠たげな目元であくびを噛み殺し、飄々とした様子で、黄牙の背後に立つ。
「おはよう、坊や。生きててなにより。……ね、将軍?」
玲華は一瞬だけ目線をそちらに投げた。
青鎧の男は、それを見逃さず、唇を皮肉げに吊り上げてみせる。
「おやおや。無口なんだ。肝が据わってるのか、声が出ないのか。どっちだろうね」
静かな皮肉に、黄牙が眉を寄せる。
「おい、余計なこと言うな」
顎で男を制す。
声音に微かに苛立ちが混じる。
「こいつは俺の獲物だ。怖がらせんじゃねぇ」
「へいへい、ご主人さまは今日もご機嫌ですねぇ、林将軍」
「……清遊。うるせぇぞ」
「うるさくしてるのは将軍でしょ」
冗談めかした声が、天幕の中に漂う。
清遊は、草履を脱いでその場にぺたりと座り込む。
やる気のなさそうな仕草。
それでいて、隙がない。
玲華は、今の自分の置かれた状況を、改めて噛み締めていた。
両手両足を縛られ、剣も、自由もない。
ただ無力な子供として、敵の本陣の真ん中に転がされている。
負けた悔しさが、喉の奥に塊になって残っていた。
(……あのとき、あと少し……)
首を落とせていれば。倒せていれば。
どれほどのことを、変えられたのか。
けれど現実は、手も足も縛られ、声すらままならない。
無力な自分を噛みしめるしかなかった。
「さて。これからどうするかだが……」
黄牙が頭をがしがしと掻きながら、こちらを一瞥する。
額に刻まれた皺と、眠そうな清遊の背中。
その対比が奇妙だった。
「とりあえず、俺の屋敷に連れてく」
「連れてくって、ガキでも捕虜ですよ。マズいですって」
清遊が、あくび混じりに口を挟む。
「別にこんなガキ一人にウチの大将は文句言わねぇよ」
「でも、林将軍とこのガキが戦ったってのは軍の連中知ってるわけで、俺がここに来たのだって、みんなに様子見てこいって言われたからですよ。興玖のヤツなんて『大将が稚児趣味に走ったぁ』って騒いで」
黄牙の瞳に、一瞬殺気が走る。
清遊は肩をすくめて、言い訳のように手を振る。
「お、俺が言ったんじゃないですってば!そんな目で見ないでくださいよ!」
一瞬、幕舎の中に重苦しい沈黙が落ちた。
林黄牙は、清遊を射抜くような目で睨みつける。
その顔は、普段の粗雑な笑みを消し、鋭い刃のような無感情さと、獲物を観察する狩人の興味がないまぜになっていた。
わずかに吊り上がった口元には、怒りとも嘲りともつかない色がにじむ。
その圧だけで、場の空気が冷たく、緊張したものに変わっていく。
「まあ、いい。馬鹿どもの口はお前が塞いどけ」
玲華を見下ろす黄牙の目は、冷たさと興味の混じった色をしていた。
「雅亮のとこには俺があとで連れてく」
「後でって……本当に大丈夫ですか?街の奴らは皆殺しって命令だったじゃないですか」
「こんな面白いヤツ、殺すのなんて持ったいねぇだろ」
その言葉を聞いた瞬間、玲華の心臓が冷たく縮みあがった。
――皆殺し。
自分の家族も、藍都の人々も、その一言でまとめて「消す」と言い切る残酷さ。
あの夜の、炎に包まれた家と、地に倒れた父と兄の姿が、ふたたび脳裏をよぎる。
――自分のせいで、みんなが殺されたのかもしれない。
もし自分が、あのときもう少し強ければ、誰かひとりでも守れたのかもしれない。
絶望が、喉の奥まで満ちてくる。
それでも――
玲華は唇をきつく噛んだ。
絶対に、このまま終わりにしてやるものか。
自分が生きて捕らわれたのは、きっと復讐を果たすためだ。
必ず、この手で仇を討つ。
父も兄も、家族も、町の人たちも。皆の無念を――自分が晴らす。
清遊は、呆れたような溜息をわざとらしく吐いた。
「まあ、その気持ちはわからなくもないですが、あとでどうなっても知りませんよ」
清遊は、視線を落とし、玲華を見る。
どこかいたずらっぽい、しかし哀れみも混ざったような表情。
「命拾いしたな、坊主。まあ、幸運かどうかはわからないけど」
意味ありげな言葉と、曖昧な笑み。
「さて、坊主。お前、馬に乗れるか?」
玲華は、黙って目を細めた。自分の足にかかる縄の感触。身体の芯が冷たい。
だが心の奥底では、復讐の炎だけが小さく、しかし消えることなく燃え続けている。
「だんまりか」
黄牙は楽しげに嗤う。
「清遊、予定通り、一刻後に撤収する。あとゴミはしっかりと跡形もなく燃やしとけよ」
その言葉に、清遊はすっと表情を引き締める。
今までの軽さが嘘のように消え、無言で膝をつき、頭を下げた。
「承知いたしました」
幕舎の外では、焚き火がぱちぱちと音を立て、遠くで怒号や泣き声が混ざりあって消えていく。
――自分は、この荒涼とした戦場のただなかにいる。
荒縄の食い込む手首の痛み。
乾いた喉。
身体の芯まで染みついた血と煙の匂い。
無力感と、悔しさ。――そして、ここから逃げなければならないという小さな焦り。
そして、どれだけ絶望しても、必ず仇を取る。
その思いだけは絶対に曲げないと、玲華はもう一度、奥歯を噛みしめた。
(……わかってたことだ。ここからが、地獄の始まりだって)
玲華は、幕舎の中に射し込む光の向こうを、静かに睨みつけた。
その風は、どこか血と灰の匂いを孕んでいた。
まぶたの裏がじんわりと赤い。熱。光。――太陽の色。
ゆっくりと、重たいまぶたを持ち上げると、ぼんやりと白い光が目の前に浮かんだ。
布越しに揺れる淡い明かり。天幕。
どこか遠くで、人の声と、何かが燃える音が混じっている。
(……ここは……)
頭の奥がじんじんと痛い。
昨夜の熱が残るような、あるいはもっと深いところが軋んでいる。
喉の奥が焼け付くように乾き、呼吸すら苦しい。
胸がひくつき、息を吸い込むたびに、砂利のような苦味が鼻腔に入り込んでくる。
体を動かそうとした瞬間、腕と足が引っ張られる。
(……縄……?)
思考が現実に追いつかないまま、視線を落とす。
両手首と足首は太い荒縄で縛られていた。
擦れた皮膚がひりつく。
身体は薄い敷物の上に無造作に転がされ、まるで物のようだった。
草の匂いと土の冷たさが、じかに背中へ伝わる。
覚えのない天井。知らない空気。
ここがどこかもわからない。
かすかに、炭がはぜる音。
遠くで馬が嘶く声。
天幕の外のどこかで、兵たちが怒鳴り合っているようだ。
皮膚にまとわりつく汗と、夜明け前の冷気。
遠い戦場の気配。
(……戦いのあと……私、捕まったんだ……)
記憶が、ぶつ切りに胸を貫く。――閃く刃。
荒れ狂う炎の壁。
あの巨体が舞い上がる。
届いた、と思った短剣の感触。
そして――振り下ろされた手刀の感触。
息が止まる瞬間の、あの、冷たい暗闇。
その全てが、今も身体のどこかに残っていた。
喉の奥に、痛みと、惨めなほどの恐怖が張り付いている。
指先が、かすかに震えた。
「起きたか、坊主」
不意に、低い男の声が外から響いた。
厚い布が、ぱたりとめくられ、眩しい朝の日差しが天幕に流れ込む。
一瞬、光が目に痛い。反射的に目を細める。
逆光の中に、影が立っていた。
斬馬刀を背に担ぎ、広い肩と分厚い腕――林黄牙。
昨夜、血の上に立ち尽くしていたあの男が、ゆるやかにこちらを見下ろしている。
黄牙の顔には、どこか気楽そうな薄笑いが浮かんでいた。
日焼けした頬に刻まれた皺が、その表情をより一層意地悪く見せる。
だが、油断のない目は野生獣のように鋭く、獲物を値踏みする冷たさを帯びている。
「おいおい、睨むなって。まだ殺しちゃいねぇだろ?」
低く響く声。
明るさの中に、どこか棘を孕んだ冗談。
玲華は答えず、ただ黙って男を見返す。
呼吸を抑え、震えを悟られぬよう、歯を強く食いしばる。
小さな体の奥から、湧き上がる悔しさが喉を焦がしていた。
黄牙は、こちらの態度を面白がるように、口元に深く笑みを刻む。
「お前、なかなか面白いガキだな。目覚めても吠えねぇ。泣きもわめきもしねぇ……気に入ったぜ」
低く、どこか愉悦を含んだ声が、耳に残る。
その後ろから、ぺたぺたと乾いた草履の音。
青い軽装鎧を纏い、細身の男がのんびりと天幕に入ってくる。
彼の剣には、昨日の血がまだ乾ききらず、僅かに鉄臭い匂いが漂う。
眠たげな目元であくびを噛み殺し、飄々とした様子で、黄牙の背後に立つ。
「おはよう、坊や。生きててなにより。……ね、将軍?」
玲華は一瞬だけ目線をそちらに投げた。
青鎧の男は、それを見逃さず、唇を皮肉げに吊り上げてみせる。
「おやおや。無口なんだ。肝が据わってるのか、声が出ないのか。どっちだろうね」
静かな皮肉に、黄牙が眉を寄せる。
「おい、余計なこと言うな」
顎で男を制す。
声音に微かに苛立ちが混じる。
「こいつは俺の獲物だ。怖がらせんじゃねぇ」
「へいへい、ご主人さまは今日もご機嫌ですねぇ、林将軍」
「……清遊。うるせぇぞ」
「うるさくしてるのは将軍でしょ」
冗談めかした声が、天幕の中に漂う。
清遊は、草履を脱いでその場にぺたりと座り込む。
やる気のなさそうな仕草。
それでいて、隙がない。
玲華は、今の自分の置かれた状況を、改めて噛み締めていた。
両手両足を縛られ、剣も、自由もない。
ただ無力な子供として、敵の本陣の真ん中に転がされている。
負けた悔しさが、喉の奥に塊になって残っていた。
(……あのとき、あと少し……)
首を落とせていれば。倒せていれば。
どれほどのことを、変えられたのか。
けれど現実は、手も足も縛られ、声すらままならない。
無力な自分を噛みしめるしかなかった。
「さて。これからどうするかだが……」
黄牙が頭をがしがしと掻きながら、こちらを一瞥する。
額に刻まれた皺と、眠そうな清遊の背中。
その対比が奇妙だった。
「とりあえず、俺の屋敷に連れてく」
「連れてくって、ガキでも捕虜ですよ。マズいですって」
清遊が、あくび混じりに口を挟む。
「別にこんなガキ一人にウチの大将は文句言わねぇよ」
「でも、林将軍とこのガキが戦ったってのは軍の連中知ってるわけで、俺がここに来たのだって、みんなに様子見てこいって言われたからですよ。興玖のヤツなんて『大将が稚児趣味に走ったぁ』って騒いで」
黄牙の瞳に、一瞬殺気が走る。
清遊は肩をすくめて、言い訳のように手を振る。
「お、俺が言ったんじゃないですってば!そんな目で見ないでくださいよ!」
一瞬、幕舎の中に重苦しい沈黙が落ちた。
林黄牙は、清遊を射抜くような目で睨みつける。
その顔は、普段の粗雑な笑みを消し、鋭い刃のような無感情さと、獲物を観察する狩人の興味がないまぜになっていた。
わずかに吊り上がった口元には、怒りとも嘲りともつかない色がにじむ。
その圧だけで、場の空気が冷たく、緊張したものに変わっていく。
「まあ、いい。馬鹿どもの口はお前が塞いどけ」
玲華を見下ろす黄牙の目は、冷たさと興味の混じった色をしていた。
「雅亮のとこには俺があとで連れてく」
「後でって……本当に大丈夫ですか?街の奴らは皆殺しって命令だったじゃないですか」
「こんな面白いヤツ、殺すのなんて持ったいねぇだろ」
その言葉を聞いた瞬間、玲華の心臓が冷たく縮みあがった。
――皆殺し。
自分の家族も、藍都の人々も、その一言でまとめて「消す」と言い切る残酷さ。
あの夜の、炎に包まれた家と、地に倒れた父と兄の姿が、ふたたび脳裏をよぎる。
――自分のせいで、みんなが殺されたのかもしれない。
もし自分が、あのときもう少し強ければ、誰かひとりでも守れたのかもしれない。
絶望が、喉の奥まで満ちてくる。
それでも――
玲華は唇をきつく噛んだ。
絶対に、このまま終わりにしてやるものか。
自分が生きて捕らわれたのは、きっと復讐を果たすためだ。
必ず、この手で仇を討つ。
父も兄も、家族も、町の人たちも。皆の無念を――自分が晴らす。
清遊は、呆れたような溜息をわざとらしく吐いた。
「まあ、その気持ちはわからなくもないですが、あとでどうなっても知りませんよ」
清遊は、視線を落とし、玲華を見る。
どこかいたずらっぽい、しかし哀れみも混ざったような表情。
「命拾いしたな、坊主。まあ、幸運かどうかはわからないけど」
意味ありげな言葉と、曖昧な笑み。
「さて、坊主。お前、馬に乗れるか?」
玲華は、黙って目を細めた。自分の足にかかる縄の感触。身体の芯が冷たい。
だが心の奥底では、復讐の炎だけが小さく、しかし消えることなく燃え続けている。
「だんまりか」
黄牙は楽しげに嗤う。
「清遊、予定通り、一刻後に撤収する。あとゴミはしっかりと跡形もなく燃やしとけよ」
その言葉に、清遊はすっと表情を引き締める。
今までの軽さが嘘のように消え、無言で膝をつき、頭を下げた。
「承知いたしました」
幕舎の外では、焚き火がぱちぱちと音を立て、遠くで怒号や泣き声が混ざりあって消えていく。
――自分は、この荒涼とした戦場のただなかにいる。
荒縄の食い込む手首の痛み。
乾いた喉。
身体の芯まで染みついた血と煙の匂い。
無力感と、悔しさ。――そして、ここから逃げなければならないという小さな焦り。
そして、どれだけ絶望しても、必ず仇を取る。
その思いだけは絶対に曲げないと、玲華はもう一度、奥歯を噛みしめた。
(……わかってたことだ。ここからが、地獄の始まりだって)
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