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被験者で金持ちになる
第2話
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これは…何だ?ドッキリかな?
ドッキリだよなぁ。
カメラはどこだ…テレビに映るのなんかゴメンだ!
辞めさせないと…学校でどんな目に合うか!
「ドッキリですよね。
辞めて欲しいんですけど。
カメラどこですか?」
キョロキョロする僕を目を細めて見つめながら、彼は自己紹介を始めた。
「初めまして。
私の名前は華京院 奈落です。
この、青少年メンタルリサーチ研究所の所員です。
これが名刺です。
ドッキリなんかじゃありませんよ。
この1千万円は、あなたが今すぐにでも自由に使えるお金です。」
い…1千万円…!?
僕が今すぐにでも使えるお金!?
「青少年メンタルリサーチ研究所?」
「アンケートを実施した会社です。
ちゃんと明記してますよ。
それに、『…アンケート回答者の中から選抜されると、キーホルダーの他に更にプレゼントが!』ってちゃんと明記してます。」
「更にプレゼントってユルキンググッズじゃないんですか?」
「違いますよ。」
華京院さんはニヤリと笑った。
「1千万円って…返せませんよ。
借金なんてし…ませんよ…!」
「借金?
何を言ってるんです?
これは返す必要のないお金です。
先ずは、落ち着いて説明を聞いて頂けませんか?
でないと、先に進めません。」
「はい…。」
僕はクラクラする頭を押さえながら、返事をかろうじてした。
「これから先1年間、5人の被験者に好きなだけの資金援助をします。
あなた達が『有意義』だと思われる事に使って下さい。
青少年の意識や感覚、金銭的価値観における生活の変化などなど…。
それが、この実験の主な目的です。
実験上のルールを説明します。
1、被験者当選の事実は一切口外しない。
もちろん、契約内容の他言もダメです。
家族、兄弟、友達もダメです。
情報漏えいが発覚すれば、資金援助は打ち切りさせて頂きます。
2、資金援助は出来る限り、上限を持ちませんが、月末報告で『有意義』な使い方をしていないと判断されれば、その時点で打ち切りです。
3、サポーターはあくまで監視者です。
但し、被験者が支援を要する場合はサポーターへの金銭の支払い義務が生じる。
金銭的契約を結んだ事のみ、サポーターは被験者との協力支援が可能となる。
尚、拘束や命令以外の簡単な相談や短時間の付き添いは、その義務に当たらず、無償で行える。
4、多額のお金の乱流用は、外部の人間に影響があると心得て下さい。
資金の出所情報が外部流出された時点で、資金援助打ち切りとなります。
5、言うまでもなく、犯罪応用が発覚した時点で資金援助打ち切り。
警察への協力として全ての情報を提供させて頂きます。
6、サポーターのレポートにはどう言う形であれ、関与してはならない。
このレポートには金銭的契約をしても無効であり、事実発覚後は資金援助打ち切りとする。
これが、主なルールとなります。
ここまでは、いいですか。」
「はあ…何とか…。」
「被験者同士の接触はなるべく、こちらで避けるようには心掛けます。」
「どうしてですか?」
「秘密の共有も情報流出とみなすからです。
但し、偶然かつ相手を調べる事なく、感じる程度であれば問題ありません。
勝手な思い込みの部類に入りますから。」
「『有意義』の基準が、わかりません…。
僕が『有意義』と思う事ならいいんですか?」
「基本的には。あなたにとっての『有意義』です。
但し、世間一般から見て、どう見ても『有意義』と感じられないと判断されれば、それはマイナスですよね。
そこの、資金が打ち切られるかどうかは、あなたの感覚が世間ズレしてるかどうかですから。
『好き勝手』に使うと『有意義』に使うとは、全く別な事です。
例え同じ金額でも意味が違うと言う事です。」
「少し…落ち着いて考えたいので…あの。
このお金、ひとまず1束だけ預かります。
一旦他は必要な時に申出ます。
ここでは1千万円も母親に隠せない。」
「確かに…この部屋、空き巣も入らないボロさだなぁ。
1千万円なんて不自然過ぎか。
じゃあ、今すぐにでも使える範囲を理解して貰ったと言う事で、100万円のみ置いて行きます。
そして…この電子マネーカード。
残りはこれに入れて後日お渡しします。
それなら、怪しまれませんよね。
あと、私との連絡先の交換をして下さい。
基本的には側にいて監視してます。
メッセージで連絡を取って下さい。」
電子マネーカードにってそれも、持ち歩くの怖いんだけど。
基本的にカツアゲ対象にされちゃう。
絶対に学校には持って行けないし、イジメ首謀者に知られてはならない!
取りあえず、僕は彼のアドレスを交換した。
「あ、はい。
…監視って、もしかして24時間!?」
「はい。これも実験ですし、私の仕事です。
嫌でしょうが、サポーターの監視は必須条件です。
隠しカメラ、盗聴器もセットさせて頂きます。」
いや…むしろ僕にとっては好都合かもしれない。
イジメられずに済むかも…。
「仕事…華京院さんは何歳ですか?」
「…じゅ…19歳かな…。
奈落でいいです。
その方が呼びやすいでしょう。」
年齢を聞いた途端、奈落の視線が泳いだ。
どっちだ?20歳過ぎてるのか?それとも…下…高校生じゃないよな。
24時間監視なんて…。
ドッキリだよなぁ。
カメラはどこだ…テレビに映るのなんかゴメンだ!
辞めさせないと…学校でどんな目に合うか!
「ドッキリですよね。
辞めて欲しいんですけど。
カメラどこですか?」
キョロキョロする僕を目を細めて見つめながら、彼は自己紹介を始めた。
「初めまして。
私の名前は華京院 奈落です。
この、青少年メンタルリサーチ研究所の所員です。
これが名刺です。
ドッキリなんかじゃありませんよ。
この1千万円は、あなたが今すぐにでも自由に使えるお金です。」
い…1千万円…!?
僕が今すぐにでも使えるお金!?
「青少年メンタルリサーチ研究所?」
「アンケートを実施した会社です。
ちゃんと明記してますよ。
それに、『…アンケート回答者の中から選抜されると、キーホルダーの他に更にプレゼントが!』ってちゃんと明記してます。」
「更にプレゼントってユルキンググッズじゃないんですか?」
「違いますよ。」
華京院さんはニヤリと笑った。
「1千万円って…返せませんよ。
借金なんてし…ませんよ…!」
「借金?
何を言ってるんです?
これは返す必要のないお金です。
先ずは、落ち着いて説明を聞いて頂けませんか?
でないと、先に進めません。」
「はい…。」
僕はクラクラする頭を押さえながら、返事をかろうじてした。
「これから先1年間、5人の被験者に好きなだけの資金援助をします。
あなた達が『有意義』だと思われる事に使って下さい。
青少年の意識や感覚、金銭的価値観における生活の変化などなど…。
それが、この実験の主な目的です。
実験上のルールを説明します。
1、被験者当選の事実は一切口外しない。
もちろん、契約内容の他言もダメです。
家族、兄弟、友達もダメです。
情報漏えいが発覚すれば、資金援助は打ち切りさせて頂きます。
2、資金援助は出来る限り、上限を持ちませんが、月末報告で『有意義』な使い方をしていないと判断されれば、その時点で打ち切りです。
3、サポーターはあくまで監視者です。
但し、被験者が支援を要する場合はサポーターへの金銭の支払い義務が生じる。
金銭的契約を結んだ事のみ、サポーターは被験者との協力支援が可能となる。
尚、拘束や命令以外の簡単な相談や短時間の付き添いは、その義務に当たらず、無償で行える。
4、多額のお金の乱流用は、外部の人間に影響があると心得て下さい。
資金の出所情報が外部流出された時点で、資金援助打ち切りとなります。
5、言うまでもなく、犯罪応用が発覚した時点で資金援助打ち切り。
警察への協力として全ての情報を提供させて頂きます。
6、サポーターのレポートにはどう言う形であれ、関与してはならない。
このレポートには金銭的契約をしても無効であり、事実発覚後は資金援助打ち切りとする。
これが、主なルールとなります。
ここまでは、いいですか。」
「はあ…何とか…。」
「被験者同士の接触はなるべく、こちらで避けるようには心掛けます。」
「どうしてですか?」
「秘密の共有も情報流出とみなすからです。
但し、偶然かつ相手を調べる事なく、感じる程度であれば問題ありません。
勝手な思い込みの部類に入りますから。」
「『有意義』の基準が、わかりません…。
僕が『有意義』と思う事ならいいんですか?」
「基本的には。あなたにとっての『有意義』です。
但し、世間一般から見て、どう見ても『有意義』と感じられないと判断されれば、それはマイナスですよね。
そこの、資金が打ち切られるかどうかは、あなたの感覚が世間ズレしてるかどうかですから。
『好き勝手』に使うと『有意義』に使うとは、全く別な事です。
例え同じ金額でも意味が違うと言う事です。」
「少し…落ち着いて考えたいので…あの。
このお金、ひとまず1束だけ預かります。
一旦他は必要な時に申出ます。
ここでは1千万円も母親に隠せない。」
「確かに…この部屋、空き巣も入らないボロさだなぁ。
1千万円なんて不自然過ぎか。
じゃあ、今すぐにでも使える範囲を理解して貰ったと言う事で、100万円のみ置いて行きます。
そして…この電子マネーカード。
残りはこれに入れて後日お渡しします。
それなら、怪しまれませんよね。
あと、私との連絡先の交換をして下さい。
基本的には側にいて監視してます。
メッセージで連絡を取って下さい。」
電子マネーカードにってそれも、持ち歩くの怖いんだけど。
基本的にカツアゲ対象にされちゃう。
絶対に学校には持って行けないし、イジメ首謀者に知られてはならない!
取りあえず、僕は彼のアドレスを交換した。
「あ、はい。
…監視って、もしかして24時間!?」
「はい。これも実験ですし、私の仕事です。
嫌でしょうが、サポーターの監視は必須条件です。
隠しカメラ、盗聴器もセットさせて頂きます。」
いや…むしろ僕にとっては好都合かもしれない。
イジメられずに済むかも…。
「仕事…華京院さんは何歳ですか?」
「…じゅ…19歳かな…。
奈落でいいです。
その方が呼びやすいでしょう。」
年齢を聞いた途端、奈落の視線が泳いだ。
どっちだ?20歳過ぎてるのか?それとも…下…高校生じゃないよな。
24時間監視なんて…。
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