『有意義』なお金の使い方!~ある日、高1の僕は突然金持ちになっちゃった!?~

平塚冴子

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保健室同盟(仮)と前期図書委員

第22話

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「あ、知ってる…藤谷さんって…確か、交換留学で今いないわよ。」
「ゲホッ!ゲホ!っ…こ、交換留学ぅ~?」
 
 思わず、口に入れたご飯が喉元に詰まってしまった。

「大丈夫かい?有村君。」
「すいません、想定外の結果に驚いて。」

 僕の背中を神谷先輩がトントンと叩いてくれた。
 それを見つめながら、土屋先輩がこめかみに人差し指を当てた。

「話しを聞きたいって、事よね…ん…。
 私、同級生とは合わないけど、教師とはすぐに仲良くなるのよねー。
 交換留学担当のカナーシャ先生に聞いてみましょうか?
 なんなら、ネット使って話が聞けるかもよ。」
「…!それだ!
 って、どうした⁉︎土屋さん⁉︎
 熱でもあるんじゃないか?」
「神谷先輩!言い過ぎです!
 土屋先輩!ナイスです!ぜひお願いします。」
「んん…ん。
 何か…褒められてるのか、バカにされてるのかどっちかしら?
 …まあ、いいわ。」

 はあ…物事を深く考えない人で助かった…。
 僕はそっと胸をなでおろした。

「じゃあ、そのミッションは土屋さんに任せるよ。
 …で、放課後の事だけど、僕が高橋さんに質問するから、土屋さんは高橋先輩の仕草を見てくれ、有村君は記録と僕の足りない部分の質問をしてくれ。」

 神谷先輩が役割分担を大まかにした。

「えー?なんで仕草を観察するの私?」
「同じ女子だろ。
 男じゃ仕草をどうこう判断する事は難しい。
 土屋さんなら経験上の不自然さとかは流石にわかるだろう。
 一応女子なんだし。」
「神谷先輩…一言余分ですって。
 あの、土屋先輩!頼りにしてますって事ですからね。」
「そお?…何か引っ掛かるけど。」

 土屋先輩は少しだけ、頬を膨らませた。

 僕は話題を変える為に、奈落から送られてきた写真を神谷先輩に見せた。 

「すみません、神谷先輩…これを見て貰いたいんですけど…。」
「ん?何だい?これ。
 檻…?ゲージ?ショボいけど…。」
「最近流行りのDIY?
 100円ショップっぽいわよ。」
「土屋先輩もそう、思います?
 これ、今朝の旧校舎です。
 図書委員に頼まれて、例の鍵を使って入った後での作業です。」
「…図書委員に頼まれて⁉︎
 これ、この前の君をイジメる相手だよね。
 ん…。」
「あら?じゃあ有村君を監禁するつもりかしら?」
「恐ろしい事、サラッと言わないでくださいよ!土屋先輩!」
「ちょっと…静かに。
 えっと、目的が1つなら、おそらく怪人に関係するんだけど…彼を巻き込むにはリスクあるはずだ…。」
「えっ?どう言う意味ですか?神谷先輩。」

 神谷先輩は深く思考を巡らせてるのか、瞳をあちこちに回しながら、ゆっくり言葉を整理して話し出した。

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