114 / 191
少年達の軌跡
第5話
しおりを挟む
「…で、真鍋先生なんだが、予想外に色々教えてくれたよ。
天外博士と相楽教授にはかなりの確執があったらしい。」
「『ナンバーズ』絡みのですか?」
「ああ、と言うより『18番』絡みなんだよ。
『18番』にはなんらかの個性的な能力があり、それを巡って2人は争った。
驚く事にその『18番』は『忘却魔法』についての欠陥をさらけ出したらしい。
天外博士はその欠陥を修正する為に『18番』を欲しがった。
相楽教授は幼児の成長を妨げる実験から『18番』を守りたかった。
そこに確執が生まれた。」
「相楽教授はやはり、何か重大な事を隠して姿をくらましたんですね。
仁科 加奈子はその天外博士も欲しがった欠陥の修正の為に、今もなお『18番』を捜してる。
…あ!じゃあ…あのメール!」
「ああ、俺もそう思った。
あれは天外博士からのメールじゃないと。
天外博士を装って『18番』を捜させようとしてる…仁科 加奈子。
今、1番『18番』を欲しがってんのは彼女だ。」
「えっ…え、ちょっと待って下さい。
確か、天外博士の死亡時に紛失した物は無い。
おそらくスマホか携帯も同じでしょう。
それなのに、天外博士のところからメール送信されてると言う事は…。
…となると、仁科 加奈子は天外博士の邸宅に居たんじゃないですか?」
「そっか…考えてなかった。
天外博士の死亡時にあの家に、仁科 加奈子が居たとしたら…。」
…天外博士の最期を見ていたとしたら…。
まさか…まさか…。
俺の頭の中を仁科 加奈子への疑惑が渦巻いた。
天外博士と相楽教授にはかなりの確執があったらしい。」
「『ナンバーズ』絡みのですか?」
「ああ、と言うより『18番』絡みなんだよ。
『18番』にはなんらかの個性的な能力があり、それを巡って2人は争った。
驚く事にその『18番』は『忘却魔法』についての欠陥をさらけ出したらしい。
天外博士はその欠陥を修正する為に『18番』を欲しがった。
相楽教授は幼児の成長を妨げる実験から『18番』を守りたかった。
そこに確執が生まれた。」
「相楽教授はやはり、何か重大な事を隠して姿をくらましたんですね。
仁科 加奈子はその天外博士も欲しがった欠陥の修正の為に、今もなお『18番』を捜してる。
…あ!じゃあ…あのメール!」
「ああ、俺もそう思った。
あれは天外博士からのメールじゃないと。
天外博士を装って『18番』を捜させようとしてる…仁科 加奈子。
今、1番『18番』を欲しがってんのは彼女だ。」
「えっ…え、ちょっと待って下さい。
確か、天外博士の死亡時に紛失した物は無い。
おそらくスマホか携帯も同じでしょう。
それなのに、天外博士のところからメール送信されてると言う事は…。
…となると、仁科 加奈子は天外博士の邸宅に居たんじゃないですか?」
「そっか…考えてなかった。
天外博士の死亡時にあの家に、仁科 加奈子が居たとしたら…。」
…天外博士の最期を見ていたとしたら…。
まさか…まさか…。
俺の頭の中を仁科 加奈子への疑惑が渦巻いた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
41
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる