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悪魔の微笑み、天使の悲鳴
第14話
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「何だと!?」
「お待ちしていますよ。
迎えに来て頂けるのでしょう。」
「鈴は無事か?おい!指一本触れてないだろうな!」
「そりゃ無理だ!運ぶのには触れないと。
ですが、それ以外は触れてませんから御安心を。
保護者さんの心配するような事はありませんから。」
「すぐに、そっちに向かってやる!
それまで鈴に、最高級の甘い菓子を食わせろよ!
わかったな!」
「甘い…菓子ですか?なるほど…。
わかりました。とびきりのを御用意しますよ。
では、後ほど。」
「待て!鈴を出せ!声を聞かせろ!」
ガチャガチャ。
「…梶?…梶。」
声が震えてる、不安そうだ。
「いいか、待ってろ!
俺と金井が絶対に助け出してやるからな!
お前は、自分の身を守る事だけ考えろ!
いいな!」
「ん…。」
「大丈夫だ!俺がいる!」
「ん!」
プッ。
電話が切られた。
俺は危うくスマホを壊しそうになるくらい握り締めた。
金井は女性スタッフをベッドで休ませると、明らかに怒りの表情をしながら、ソファに座った。
「お待ちしていますよ。
迎えに来て頂けるのでしょう。」
「鈴は無事か?おい!指一本触れてないだろうな!」
「そりゃ無理だ!運ぶのには触れないと。
ですが、それ以外は触れてませんから御安心を。
保護者さんの心配するような事はありませんから。」
「すぐに、そっちに向かってやる!
それまで鈴に、最高級の甘い菓子を食わせろよ!
わかったな!」
「甘い…菓子ですか?なるほど…。
わかりました。とびきりのを御用意しますよ。
では、後ほど。」
「待て!鈴を出せ!声を聞かせろ!」
ガチャガチャ。
「…梶?…梶。」
声が震えてる、不安そうだ。
「いいか、待ってろ!
俺と金井が絶対に助け出してやるからな!
お前は、自分の身を守る事だけ考えろ!
いいな!」
「ん…。」
「大丈夫だ!俺がいる!」
「ん!」
プッ。
電話が切られた。
俺は危うくスマホを壊しそうになるくらい握り締めた。
金井は女性スタッフをベッドで休ませると、明らかに怒りの表情をしながら、ソファに座った。
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