44 / 257
Side - 15 - 16 - はずれなくなったのです -
しおりを挟む
Side - 15 - 16 - はずれなくなったのです -
こんにちは、リーゼロッテ・シェルダン15歳です。
遂に博士が頑張って作ってくれていた防御結界の魔道具が完成したのです!、これでシャルロットさんの負担も軽くなるし、コルトの街も一人で出歩けるようになるのです!。
昨日連絡があって今日の朝取りに行く事になっていたから楽しみで、いつもよりとても早く目が覚めたのです・・・。
「・・・シャルロットさん、ちょっと王都の博士のところに行ってくるのです」
お庭で腹筋をしていたシャルロットさんに声をかけます。
「999、・・・1000っと、あー、リゼルくん!、おはようっす、今日はえらく早いっすね、朝市で鳥の串焼き買ってきてるんで一緒に食べます?」
「・・・うん、そういえばお腹空いたな、・・・ありがとう、じゃぁ一つだけもらうね」
この街は毎日朝早く船で漁に出る人たちの為に朝市が出ているのです、量が多くて私一人では食べきれなかったりするから迂闊に2個もらうとか言っちゃいけないのです。
「大きい・・・」
串焼きって言ったら普通は⚪︎ーソンのからあげクンみたいなのが串に刺さってると思うのですが、こっちの串焼きはケ⚪︎タッキーのバレルに入ってるやつよりおっきいのが6個、串刺しになっているのです!、一本でも食べきれないのです!。
「・・・ごめん、1本全部は無理だったよ・・・3つでお腹いっぱい」
「いいっすよー、残ったら私が食べるんで!、あ、そうそう、今日はオーニィ商会の社長さんが魔法陣の仕様で聞きたい事あるから連絡くれって、そこの手紙の魔法陣にメッセージの紙が届いてましたよー」
あ、改良型の最新魔導ラディーオに使う魔法陣、一昨日送ってたの何か問題あったのかな?、博士から魔道具受け取ったらすぐに連絡しなきゃ・・・。
「じゃぁ、ちょっと王都の博士のところに行ってくるね・・・魔道具受け取ったらすぐ戻ってきて・・・ジェームス社長に連絡するから」
「はーい、了解でーす!」
さてと、博士のところで先に魔道具受け取ってきましょうか・・・。
「博士ぇー、防御結界の魔道具できたって聞いたから来たよー、ってあれ、寝てる?」
おぉ、嬢ちゃんが来たか・・・・昨日は徹夜だったからどうも頭がはっきりせん、私も歳かな・・・。
「博士ぇー、魔道具どれなのですー、早く見せて欲しいのです!」
嬢ちゃんは最近刺客に加えて貴族どもの悪意や殺意に怯えていたから早く完成させて安心させてやろうとしたんだが、いささか無理をしたようだ、眠くてたまらん、それにつまらん仕様変更も入ったし、昨日来た魔道具師にもうるさく質問されたからな・・・疲れた。
「あ、これだね、じゃぁちょっとコルトの街で用事があるので向こうに持って帰ってゆっくり見せてもらうのです!」
「・・・あぁ、そいつがそうだ、今日俺はもう寝るから明日また来い、その魔道具の本体は腕輪じゃなくて魔石だ、それは試験に使ったやつで奴隷の首輪のデザインそのまんまだが、もうちょっと薄くて軽いやつに載せ替えできる、それに嬢ちゃんの希望の図柄があったら持って来い、職人に頼んで作らせる、俺はセンスが悪いから本職に頼んだほうがいいだろう、一度付けたら一生外せんから時間かけてよく考えろ」
・・・ってもう帰ったのか、せっかちな奴だな・・・。
「それは違います、・・・ここの魔法陣は・・・・、という意味です・・・っと」
できたのです!、魔法陣にコメントつけてなかったから技術者さんが勘違いしただけですね、さて送信!。
何度か社長と手紙のやり取りをして、最後の手紙を転送の魔法陣に乗せてオーニィ商会の社長さんに送ったのです、これでお仕事は一段落なのです!。
さてこれからいよいよ楽しみにしていた防御結界の魔道具を試すのです!。
これが博士が作った防御結界の腕輪なのですか・・・、相変わらず博士はデザインセンスがないなぁ、ひょっとして奴隷の首輪のデザインそのまま使ったのかな?、無骨で可愛くないのです!、それに私にはちょっと重いかも、長時間付けてると疲れそう・・・。
えーと、確か腕に嵌めて、腕輪についている1対の魔石の片方を外すと私の腕にピッタリのサイズに縮んで稼働すると博士は言ってたのです。
「はい、起動!っと」
大きかった腕輪が縮んで私の腕にちょうどいい大きさになりました、これどういう原理なんだろう、古代の技術って凄いな・・・って思ってると。
「ひぃっ、魔力が吸われるのです!、体の中の魔力を全部掻き回されるみたいな変な感覚・・・、うぅ、力が抜けてきましたぁ・・・」
「リゼルくん?大丈夫っすか」
立ったまま腕輪をつけたのでふらついていたのです、横で本を読んでいたシャルロットさんが心配して声をかけてくれました。
「・・・うん、もう大丈夫、魔道具を起動して・・・ちょっと魔力を吸われて驚いただけ」
「それが例の防御結界の魔道具っすかー、なんか思ってたよりごついですね、ってそれ奴隷の首輪のデザインじゃないっすか」
「博士って、本当にデザインセンスないの・・・明日文句言ってもっと可愛いのに作り直してもらうの・・・、魔石が魔道具の本体だから別の腕輪に載せ替えられるって・・・確か言ってたの」
「・・・で、効果はどんな感じっすか」
「いきなりは怖いから・・・そうだ、さっきの串焼きの串で突いてみるね」
「気をつけてくださいねー」
私は先が尖った串焼きの串で右腕を突つきました。
「・・・すごいの!、痛くない」
「おぉー、普通だったら刺さって血が出てる強さっすね」
「もうちょっと試すの・・・、「エンジェルフレア!」」
左の指から魔法で火を出して右腕に・・・。
「熱くないよ・・・」
「凄いっすね・・・」
「シャルロットさん・・・剣かナイフ貸して欲しいの・・・」
「いいっすけど、本当に大丈夫っすか、グサーってなって血がだばぁーって嫌っすからね」
「博士を信じるのです!、えい!」
どす!。
「大丈夫、痛くない・・・」
「やばいっすね、どれくらいいけるんっすかね」
「・・・ドラゴンのブレスくらいは、大丈夫って言ってたの」
「表出て私がぶん殴っても大丈夫っすかね?」
「・・・多分大丈夫」
「リゼルくん!、行くっすよ!」
「こい!、なのです!」
ふん!
ぐはぁ!
「お嬢!・・・リゼルくん!、ひぃぃ!」
飛んだのです、シャルロットさんが私を殴った瞬間、私の体が浮いてお庭の端まで飛んで地面に叩きつけられ3バウンドくらいしたのです!
「ひぃっ!、・・・あれ、痛くない・・・」
私は土まみれになって・・・杖はシャルロットさんの足元に置いてたので地面を這って移動しながら言いました
「シャルロットさん・・・大丈夫・・・だよ」
「全然大丈夫に見えないっすよ!、手応え凄かったし!、私リゼルくん殺っちゃったかと思ったっすよぉ!」
シャルロットさん泣いてるのです、ちょっと悪いことしちゃったかな・・・。
「・・・やばいね、この魔道具、・・・次はね」
「いやこれ以上は怖いんで私にやらせないで欲しいっす!」
「でも何かあった時に機能しなかったら・・・もっと怖いの、・・・実験は大事だよ」
「じゃぁ何で試すんです?」
「街の向こうに断崖が・・・・」
「却下っす!、飛び降りたリゼルくん誰が回収するんっすか!」
「この瓶の中に猛毒が入ってるの、・・・蓋を開けて匂い嗅ぐだけで一瞬でお空に行けるの、ちょっとお外でキメてくるの」
「わー!、そんなヤバいやつ何で持ってるんっすか!」
「じぃじに教わったのを参考にして作ったの・・・どれだけ成分濃縮できるか試してみたら・・・超やばいのができたの」
「もうちょっと優しいやつから試しましょ、腐ったやつ食べても大丈夫とか?」
「・・・それは僕が嫌、腐ったの食べるよりは無味無臭の毒がいいの」
「その辺は旦那様と相談するっす!、絶対リゼルくん試しちゃダメっすよ!」
「海に重りつけて・・・沈められても大丈夫かな?」
「やめて欲しいっす!」
「でも、水の中で息できるか確かめておきたいの」
「じゃぁ桶あるからそこで試してみましょう!」
「いけたのです!」
水の中でも体の周りに防御結界があって息ができたのです!、博士はすごいのです!、やっぱり神なのです!
「とりあえずまとめると、物理で殴られたら吹き飛ぶけど痛くないし、怪我もしない・・・って事っすね」
「・・・うん」
「魔法で燃やされても熱くないし火傷しないけど、・・・服は燃えて全裸になる・・・と」
「・・・そうなの」
「水に沈められても息できるから死なないけど・・・ずぶ濡れになるっす」
「・・・いえす」
「なんか思ってたのと違うっすね」
「・・・そんな小説みたいな都合のいい結界は無いのです」
「そんなもんっすかね」
「とにかく燃やされるのだけは絶対嫌・・・全裸は嫌なの!」
「そりゃそうっすね、気をつけるっす」
さて、一通り試したし、腕輪が重くて手首が痛くなってきたのです、でもこれどうやって外すのでしょうか?。
「・・・ちょっとお部屋で腕輪を外してくるのです」
「はーい、終わったらお昼食べに行きましょう!」
確か腕輪が入ってた箱に最初についていた魔石を入れてたのです、それを戻したら元の大きさに戻ってきっと外れるのです!。
「えーと、こうかな?」
「・・・いや違ったかな、そうだ、きっと左右が決まってて逆になってたのです、これを・・・こうして・・・あれ?」
何で外れないの?、博士に外し方を聞いてなかったのです、じゃぁ明日までこれ付けてないといけないのかな?。
嫌なのです!、理世だった時から腕や首に何かつけるの大嫌いなのです、指輪も腕時計も嫌いだったし・・・、邪魔というか・・・嵌めてると気になって眠れなくなるのです!、しかもこれ可愛くないしごつくてダサいのです!。
「リゼルくーん!、まだっすかー」
あぅ、シャルロットさんが呼んでいるのです!、もうこのまま泥だらけの服だけ着替えてお昼に行くのです!。
「はははー、お前なんだよその腕輪、超だっせぇ!、それ本当にカッコいいって思ってんの?、お前のセンスどうかしてんじゃねぇの、まるで手枷嵌められた奴隷じゃん」
私はレストラン「タダーノ」でまた偶然居合わせたトシに馬鹿にされてフルフル震えています!、こいつあれから何度も何度も、何が楽しくて私に絡んでくるのでしょう、もう許さないのです!。
「ち、・・・違うもん・・・、これ、結界の腕輪、・・・斬られても、魔法撃たれても・・・無傷な凄いやつなの!」
「・・・いや分かるぜー、俺らの年齢だとそういう設定妄想して、俺スゲー!、俺カッケー!、俺無敵!、ってやっちゃうよな!、はいはい分かりましたー、それはリゼルきゅんのーすっごーい魔法の腕輪なんでちゅねー、あはははー」
「うぅ・・・ふぇぇ・・・ひっく・・・」
「あれ?、また泣いちゃう?、男なのに情けねー、やーい泣き虫リゼルー」
パシン!
・・・あれ、思わず手が出ちゃった、・・・私、人を初めて叩いたのです!、・・・いやだ、・・・怖いのです!。
「・・・あ、・・・あぅ・・・ご、・・・ごめん、・・・つい」
「痛ってー、お前なんかもう知らねー、明日から絶対遊んでやらないからなぁー」
・・・いや私、トシに遊んでもらった覚えはないのですが・・・、トシが涙目でお店を出て行ったのです、見た目より案外打たれ弱かったのですね・・・、奥からマスターが出てきて申し訳なさそうに言ったのです。
「・・・あー、またうちの甥っ子がすまん、あいつ性格捻くれてっから今まで誰とも絡んで来なかっんたが、坊主にだけはよく話しかけてて、いつもお前らが来る前に店に来てソワソワしてな、案外いい友達になれるかと思ったんだが、もう奴には店に来ないように言っておくよ」
「待って、僕も悪いの、・・・叩いちゃって、そんなつもりなくて・・・トシ、泣いてて・・・僕、謝らなきゃ・・・うぅ、・・・ひっく」
「あー、じゃぁ明日もここにきて、今度は仲直りっすかねー」
「・・・うん」
「すまんな、坊主、あいつ口は悪いし性格も悪いが、根はいいやつだ、できれば仲良くしてやってくれ」
「・・・うん」
「何で付けてんだよ!」
そしてその日の夜も腕輪を外そうとしたのですが、どうしても外れなくて、・・・翌日泣きながら博士のところに腕輪の外し方を聞きに行ったら私の腕を見て博士が叫んだのです!。
こんにちは、リーゼロッテ・シェルダン15歳です。
遂に博士が頑張って作ってくれていた防御結界の魔道具が完成したのです!、これでシャルロットさんの負担も軽くなるし、コルトの街も一人で出歩けるようになるのです!。
昨日連絡があって今日の朝取りに行く事になっていたから楽しみで、いつもよりとても早く目が覚めたのです・・・。
「・・・シャルロットさん、ちょっと王都の博士のところに行ってくるのです」
お庭で腹筋をしていたシャルロットさんに声をかけます。
「999、・・・1000っと、あー、リゼルくん!、おはようっす、今日はえらく早いっすね、朝市で鳥の串焼き買ってきてるんで一緒に食べます?」
「・・・うん、そういえばお腹空いたな、・・・ありがとう、じゃぁ一つだけもらうね」
この街は毎日朝早く船で漁に出る人たちの為に朝市が出ているのです、量が多くて私一人では食べきれなかったりするから迂闊に2個もらうとか言っちゃいけないのです。
「大きい・・・」
串焼きって言ったら普通は⚪︎ーソンのからあげクンみたいなのが串に刺さってると思うのですが、こっちの串焼きはケ⚪︎タッキーのバレルに入ってるやつよりおっきいのが6個、串刺しになっているのです!、一本でも食べきれないのです!。
「・・・ごめん、1本全部は無理だったよ・・・3つでお腹いっぱい」
「いいっすよー、残ったら私が食べるんで!、あ、そうそう、今日はオーニィ商会の社長さんが魔法陣の仕様で聞きたい事あるから連絡くれって、そこの手紙の魔法陣にメッセージの紙が届いてましたよー」
あ、改良型の最新魔導ラディーオに使う魔法陣、一昨日送ってたの何か問題あったのかな?、博士から魔道具受け取ったらすぐに連絡しなきゃ・・・。
「じゃぁ、ちょっと王都の博士のところに行ってくるね・・・魔道具受け取ったらすぐ戻ってきて・・・ジェームス社長に連絡するから」
「はーい、了解でーす!」
さてと、博士のところで先に魔道具受け取ってきましょうか・・・。
「博士ぇー、防御結界の魔道具できたって聞いたから来たよー、ってあれ、寝てる?」
おぉ、嬢ちゃんが来たか・・・・昨日は徹夜だったからどうも頭がはっきりせん、私も歳かな・・・。
「博士ぇー、魔道具どれなのですー、早く見せて欲しいのです!」
嬢ちゃんは最近刺客に加えて貴族どもの悪意や殺意に怯えていたから早く完成させて安心させてやろうとしたんだが、いささか無理をしたようだ、眠くてたまらん、それにつまらん仕様変更も入ったし、昨日来た魔道具師にもうるさく質問されたからな・・・疲れた。
「あ、これだね、じゃぁちょっとコルトの街で用事があるので向こうに持って帰ってゆっくり見せてもらうのです!」
「・・・あぁ、そいつがそうだ、今日俺はもう寝るから明日また来い、その魔道具の本体は腕輪じゃなくて魔石だ、それは試験に使ったやつで奴隷の首輪のデザインそのまんまだが、もうちょっと薄くて軽いやつに載せ替えできる、それに嬢ちゃんの希望の図柄があったら持って来い、職人に頼んで作らせる、俺はセンスが悪いから本職に頼んだほうがいいだろう、一度付けたら一生外せんから時間かけてよく考えろ」
・・・ってもう帰ったのか、せっかちな奴だな・・・。
「それは違います、・・・ここの魔法陣は・・・・、という意味です・・・っと」
できたのです!、魔法陣にコメントつけてなかったから技術者さんが勘違いしただけですね、さて送信!。
何度か社長と手紙のやり取りをして、最後の手紙を転送の魔法陣に乗せてオーニィ商会の社長さんに送ったのです、これでお仕事は一段落なのです!。
さてこれからいよいよ楽しみにしていた防御結界の魔道具を試すのです!。
これが博士が作った防御結界の腕輪なのですか・・・、相変わらず博士はデザインセンスがないなぁ、ひょっとして奴隷の首輪のデザインそのまま使ったのかな?、無骨で可愛くないのです!、それに私にはちょっと重いかも、長時間付けてると疲れそう・・・。
えーと、確か腕に嵌めて、腕輪についている1対の魔石の片方を外すと私の腕にピッタリのサイズに縮んで稼働すると博士は言ってたのです。
「はい、起動!っと」
大きかった腕輪が縮んで私の腕にちょうどいい大きさになりました、これどういう原理なんだろう、古代の技術って凄いな・・・って思ってると。
「ひぃっ、魔力が吸われるのです!、体の中の魔力を全部掻き回されるみたいな変な感覚・・・、うぅ、力が抜けてきましたぁ・・・」
「リゼルくん?大丈夫っすか」
立ったまま腕輪をつけたのでふらついていたのです、横で本を読んでいたシャルロットさんが心配して声をかけてくれました。
「・・・うん、もう大丈夫、魔道具を起動して・・・ちょっと魔力を吸われて驚いただけ」
「それが例の防御結界の魔道具っすかー、なんか思ってたよりごついですね、ってそれ奴隷の首輪のデザインじゃないっすか」
「博士って、本当にデザインセンスないの・・・明日文句言ってもっと可愛いのに作り直してもらうの・・・、魔石が魔道具の本体だから別の腕輪に載せ替えられるって・・・確か言ってたの」
「・・・で、効果はどんな感じっすか」
「いきなりは怖いから・・・そうだ、さっきの串焼きの串で突いてみるね」
「気をつけてくださいねー」
私は先が尖った串焼きの串で右腕を突つきました。
「・・・すごいの!、痛くない」
「おぉー、普通だったら刺さって血が出てる強さっすね」
「もうちょっと試すの・・・、「エンジェルフレア!」」
左の指から魔法で火を出して右腕に・・・。
「熱くないよ・・・」
「凄いっすね・・・」
「シャルロットさん・・・剣かナイフ貸して欲しいの・・・」
「いいっすけど、本当に大丈夫っすか、グサーってなって血がだばぁーって嫌っすからね」
「博士を信じるのです!、えい!」
どす!。
「大丈夫、痛くない・・・」
「やばいっすね、どれくらいいけるんっすかね」
「・・・ドラゴンのブレスくらいは、大丈夫って言ってたの」
「表出て私がぶん殴っても大丈夫っすかね?」
「・・・多分大丈夫」
「リゼルくん!、行くっすよ!」
「こい!、なのです!」
ふん!
ぐはぁ!
「お嬢!・・・リゼルくん!、ひぃぃ!」
飛んだのです、シャルロットさんが私を殴った瞬間、私の体が浮いてお庭の端まで飛んで地面に叩きつけられ3バウンドくらいしたのです!
「ひぃっ!、・・・あれ、痛くない・・・」
私は土まみれになって・・・杖はシャルロットさんの足元に置いてたので地面を這って移動しながら言いました
「シャルロットさん・・・大丈夫・・・だよ」
「全然大丈夫に見えないっすよ!、手応え凄かったし!、私リゼルくん殺っちゃったかと思ったっすよぉ!」
シャルロットさん泣いてるのです、ちょっと悪いことしちゃったかな・・・。
「・・・やばいね、この魔道具、・・・次はね」
「いやこれ以上は怖いんで私にやらせないで欲しいっす!」
「でも何かあった時に機能しなかったら・・・もっと怖いの、・・・実験は大事だよ」
「じゃぁ何で試すんです?」
「街の向こうに断崖が・・・・」
「却下っす!、飛び降りたリゼルくん誰が回収するんっすか!」
「この瓶の中に猛毒が入ってるの、・・・蓋を開けて匂い嗅ぐだけで一瞬でお空に行けるの、ちょっとお外でキメてくるの」
「わー!、そんなヤバいやつ何で持ってるんっすか!」
「じぃじに教わったのを参考にして作ったの・・・どれだけ成分濃縮できるか試してみたら・・・超やばいのができたの」
「もうちょっと優しいやつから試しましょ、腐ったやつ食べても大丈夫とか?」
「・・・それは僕が嫌、腐ったの食べるよりは無味無臭の毒がいいの」
「その辺は旦那様と相談するっす!、絶対リゼルくん試しちゃダメっすよ!」
「海に重りつけて・・・沈められても大丈夫かな?」
「やめて欲しいっす!」
「でも、水の中で息できるか確かめておきたいの」
「じゃぁ桶あるからそこで試してみましょう!」
「いけたのです!」
水の中でも体の周りに防御結界があって息ができたのです!、博士はすごいのです!、やっぱり神なのです!
「とりあえずまとめると、物理で殴られたら吹き飛ぶけど痛くないし、怪我もしない・・・って事っすね」
「・・・うん」
「魔法で燃やされても熱くないし火傷しないけど、・・・服は燃えて全裸になる・・・と」
「・・・そうなの」
「水に沈められても息できるから死なないけど・・・ずぶ濡れになるっす」
「・・・いえす」
「なんか思ってたのと違うっすね」
「・・・そんな小説みたいな都合のいい結界は無いのです」
「そんなもんっすかね」
「とにかく燃やされるのだけは絶対嫌・・・全裸は嫌なの!」
「そりゃそうっすね、気をつけるっす」
さて、一通り試したし、腕輪が重くて手首が痛くなってきたのです、でもこれどうやって外すのでしょうか?。
「・・・ちょっとお部屋で腕輪を外してくるのです」
「はーい、終わったらお昼食べに行きましょう!」
確か腕輪が入ってた箱に最初についていた魔石を入れてたのです、それを戻したら元の大きさに戻ってきっと外れるのです!。
「えーと、こうかな?」
「・・・いや違ったかな、そうだ、きっと左右が決まってて逆になってたのです、これを・・・こうして・・・あれ?」
何で外れないの?、博士に外し方を聞いてなかったのです、じゃぁ明日までこれ付けてないといけないのかな?。
嫌なのです!、理世だった時から腕や首に何かつけるの大嫌いなのです、指輪も腕時計も嫌いだったし・・・、邪魔というか・・・嵌めてると気になって眠れなくなるのです!、しかもこれ可愛くないしごつくてダサいのです!。
「リゼルくーん!、まだっすかー」
あぅ、シャルロットさんが呼んでいるのです!、もうこのまま泥だらけの服だけ着替えてお昼に行くのです!。
「はははー、お前なんだよその腕輪、超だっせぇ!、それ本当にカッコいいって思ってんの?、お前のセンスどうかしてんじゃねぇの、まるで手枷嵌められた奴隷じゃん」
私はレストラン「タダーノ」でまた偶然居合わせたトシに馬鹿にされてフルフル震えています!、こいつあれから何度も何度も、何が楽しくて私に絡んでくるのでしょう、もう許さないのです!。
「ち、・・・違うもん・・・、これ、結界の腕輪、・・・斬られても、魔法撃たれても・・・無傷な凄いやつなの!」
「・・・いや分かるぜー、俺らの年齢だとそういう設定妄想して、俺スゲー!、俺カッケー!、俺無敵!、ってやっちゃうよな!、はいはい分かりましたー、それはリゼルきゅんのーすっごーい魔法の腕輪なんでちゅねー、あはははー」
「うぅ・・・ふぇぇ・・・ひっく・・・」
「あれ?、また泣いちゃう?、男なのに情けねー、やーい泣き虫リゼルー」
パシン!
・・・あれ、思わず手が出ちゃった、・・・私、人を初めて叩いたのです!、・・・いやだ、・・・怖いのです!。
「・・・あ、・・・あぅ・・・ご、・・・ごめん、・・・つい」
「痛ってー、お前なんかもう知らねー、明日から絶対遊んでやらないからなぁー」
・・・いや私、トシに遊んでもらった覚えはないのですが・・・、トシが涙目でお店を出て行ったのです、見た目より案外打たれ弱かったのですね・・・、奥からマスターが出てきて申し訳なさそうに言ったのです。
「・・・あー、またうちの甥っ子がすまん、あいつ性格捻くれてっから今まで誰とも絡んで来なかっんたが、坊主にだけはよく話しかけてて、いつもお前らが来る前に店に来てソワソワしてな、案外いい友達になれるかと思ったんだが、もう奴には店に来ないように言っておくよ」
「待って、僕も悪いの、・・・叩いちゃって、そんなつもりなくて・・・トシ、泣いてて・・・僕、謝らなきゃ・・・うぅ、・・・ひっく」
「あー、じゃぁ明日もここにきて、今度は仲直りっすかねー」
「・・・うん」
「すまんな、坊主、あいつ口は悪いし性格も悪いが、根はいいやつだ、できれば仲良くしてやってくれ」
「・・・うん」
「何で付けてんだよ!」
そしてその日の夜も腕輪を外そうとしたのですが、どうしても外れなくて、・・・翌日泣きながら博士のところに腕輪の外し方を聞きに行ったら私の腕を見て博士が叫んだのです!。
1
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる