超人が異世界に転生したら

プロローグ

日常

　終業式も終わり俺、工藤春輝は今日もいつも通り竜也、凛と一緒に帰っていた。俺たち三人は、幼稚園からの幼馴染だ。

「なぁ春輝、明日空いてる？
夏休みだし久しぶりに三人で遊びに行かないか？」


「何で私には予定聞かないの？
まぁたしかに予定なんて無いんだけどさ！」


「ほら無いだろ。だいたいわかるんだよ、それでどうなんだ春輝。」

   竜也はなんで凛の予定わかるんですかね？この二人、夫婦なの？？

「休日も忙しいしな」

政治家に休みは無いんだよ。
休みでも爺ちゃんの剣の修行に付き合わされる

    しかも爺ちゃんは工藤流剣術の指南役で打ち合いに真剣持ち出してくるしさ普通、孫に真剣向けないでしょ！

「あのな、仕事ばっかしてるから誰もお前に近づかないんだよ。このままじゃずっとモテないままだぞ」


モテてる奴に言われるとウザいな。

　竜也は剣道で全国大会までいって凄くモテている。普通にかっこいいし。

　去年のバレンタインなんて男からも告白されてたし・・・

　まあ竜也より強いけどね、俺。
 大会は出れないけど！

「うるせーな、ほっとけよ。
     明日の午前中は予定入ってるから無理だわ。午後からならいいよ。」


　 「じゃ明日、俺の家来いよ。」

　 
　そして俺たちは別れた。