超人が異世界に転生したら

幼児期

お披露目会2 馬車の旅

   そしてお披露目会まで1ヶ月

    明日、お披露目会が行われる王都へ出発します。

王都だよ！
楽しみだね！！

   でも、ここから王都まで馬車で2週間もかかるんだって。

遠過ぎない？




ーーーーーーー   翌日   ーーーーーーーー


まだ一時間位しか乗って無いんだけど、乗り心地悪過ぎない？

腰痛いんだけど、みんなは大丈夫なの？
6歳で腰痛に悩んでます・・・

    サスペンションとか無いのかよ。
せめてクッションもう少しなんとかしない？


    ちなみに馬車には、俺とお父さんベルが乗ってます。
お母さんはお留守番だって。

馬車の中で普通、剣の手入れするのかな？
こんなに揺れてるのに！

   ベルが寝てるんだよ。
よく馬車で寝れるよね・・・

   あんなに厳しく教えやがって！！
落書きでもしようかな？


    そして道の脇から魔物？が飛び出てくる。
直ぐに外の騎士に討伐されんだけどね！

カッコいいよね！！
    
   あと魔物が出るとさ、ベルが起きるんだよ。
どうなってんだろ？
野生の感とか？？


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そして夕方、町に着いた。

    町の門の両脇には剣を掲げた騎士が整列している。その騎士のフルプレートにはうちとは違う紋章が装飾されている。

   そして馬車は、町の中にある城の前で止まった。うちの城よりは、小さい。

それでも大きいんだけどね。
今日はここで泊まるみたい。

   そして城の中から貴族服を着た太った男が出てくる。

「私は、バーグ辺境爵家当主ローレン・フォン・バーグ・ゴンドです。クルセイド三位議鑑家の皆様、我が城にようこそお越し下さいました。」

   デカイ宝石が付いた指輪をして、貴族服のボタンが弾けそうな身体をしてる。

   そして脂汗が凄い。

ホントにこんな貴族居るんだね。

「クルセイド三位議監家当主グラム・フォン・クルセイド・シルドである。ローレン辺境爵、世話になる。」

 シルドは、父さんの治めてる領地の名前なんだって。

なのでここは、ゴンドって街だと思う。

   それと辺境爵家より三位議監家の方が爵位が高いんだね！

良かった！！

余計な事には、巻き込まれなさそう。
いや、下級貴族とか絶対なりたく無い！

もしかして今のフラグじゃ無いよね？