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短編
温泉旅行へGO!⑥(ギャグハー)
しおりを挟むナレーション:温泉から上がったあと中々寝つけなかったリラ。それでも日は昇り、次の日がやってくるー…
リラ「ふぁぁ~……」
サリエル「どうした? ちゃんと眠れなかったのか?」
リラ「いや…まぁ、そんなところです…」
サリエル「そうか。なら帰りの車で肩を貸すから少し眠ったらいい」
リラ「肩うんぬんはともかく…申し訳ないですけど、ちょっと眠らせてもらおうと思います」
サリエル「肩くらい遠慮するな。なんなら膝でも大丈夫だぞ?」
リラ「遠慮してるわけじゃないですから。大丈夫です」
サリエル「素直じゃないな…。ま、そんなところも含めて私はお前がー…」
ラリウス「みなさん。忘れ物はないですか? チェックアウトも済みましたし、帰りますよ」
まるで引率の先生の様なラリウスさんの言葉にみんな返事をし、ロードさんが用意してくれた車数台にそれぞれ別れて帰路についた。
もちろん私はアンちゃんとティーナさんと同じ車に乗り、安心して眠ることができた。
家まで送ってもらい、玄関の前でみんなと別れの挨拶を交わす。
ギル「じゃあ、リラちゃんまた学校で」
ジル「みんなに一緒に温泉入ったって自慢するね☆」
リラ「そんなことしたら友達の縁切るからね。マジで」
ジル「なんか二重でショックなんだけど!」
リラ「あっ! ラリウスさん。今回温泉旅行に連れて行ってくださりありがとうございます」
ジル君が無視しないでよ~と言ってるけどスルーしておこう。
ラリウス「いいえ。楽しんで下さったのなら良かったです」
リラ「あの…それで…お礼と言ってはなんですが…これみなさんでどうぞ」
そう言って私は温泉街で買ったお土産をラリウスさんに手渡した。
リラ「あの…高級品でもないですし、お口に合うかわかりませんが…みなさまで召し上がってください」
ラリウス「いえ、そんなことないですよ。ありがたく頂戴いたします」
シルキー「もしかしてあの時沢山買ってたのって、これ?」
リラ「うん。最後の最後に渡したくて内緒にしてたの」
シルキー「そうなんだ…。…ありがとう」
リラ「あ、ちなみにシルキー君が私のカゴに勝手に入れた変なお菓子も入ってるからね」
シルキー「えっ…。別にいらないんだけど」
リラ「勝手に入れた癖に~。
あ、もちろんジュドー君のぶんのお土産も入ってるから遠慮しないでもらってね」
ジュドー「あ、あぁ…そ、その…お礼は必ずするから……」
リラ「あははっ! 大したものじゃないからお返しとか気にしないで」
ジュドー「いや、でも……」
リラ「美味しく食べてくれたらそれで十分だから! ね?」
ジュドー「あぁ、わかった。…ありがとう」
リラ「どういたしまして~」
スーラ「私の分もあるンですカ~?」
リラ「ありますよ~。はい。どうぞ」
スーラ「……なンですか。これ」
リラ「貝柱の干物です」
スーラ「貝は苦手だト……もしかシて旅館の前で少し脅しタの根に持ってルんですカ?」
リラ「さぁ…どうでしょう。あ、ティーナさん、アンちゃんまたね~」
ティーナ「リラさん今度は女性だけで出かけましょう」
リラ「それいいですね!」
アン「リラさんまた遊んでくださいねっ」
リラ「うん。もちろんだよ! また遊ぼうね!」
マディーナ「リラ。土産ありがとな。あのビーフジャーキー旨かったよ」
リラ「いえ、お口に合って良かったです」
マディーナ「お前もなかなか良い女だな」
リラ「……なんか素直に喜べないです」
マディーナ「褒めたのに酷いな…!」
ラリウス「さて、あまり玄関の前で騒ぐのも悪いですからそろそろ帰りますよ」
ラリウスさんの言葉にみんな車に戻っていく。
ラリウス「では、リラさんさようなら」
リラ「はい。さようなら」
ラリウス「……リラさん」
リラ「はい?」
ラリウス「温泉での約束、忘れないでくださいね?」
妖艶な笑みと共に紡がれた言葉。
リラ「っ……!」
私が固まっているとラリウスさんは何事もなかったかのように、くるりと背を向けて車へと戻って行った。
リラ(もう…本当に色々と疲れた…。…でも)
楽しい旅行だったな。
◆END◆
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