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一年生編 第一章 オルエイ入学
第四話 オルエイ受験 中編
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「次、1354番と、1377番。」
「はい。」「はい。」
名を呼ばれた瞬間、俺の頭は急に真っ白になって恐怖に包まれた。
ダメダメだった今までをどうにかして挽回させないと…。
そんな気持ちに覆われ、汗が止まらなくなった。
視界の両脇が狭くなる。
手汗が止まらない。
荒い息を必死に整えようとする。
俺は前に出て必死に木刀を構えた。
相手も同じように構える。
「それでは、はじめ!」
よく相手を見ると、先ほどから比較的良い成績を出している生徒だった。
恐らく、受かるだろう、上位10人には確実に入っている。
完全な格上だ。
俺は警戒して、受け身の体制をとる。
「来ねえのか? ならこっちから行くぜ?」
そういって、彼は身を乗り出す。
真っ直ぐ頭の上から一撃を入れてきた。
最も隙が出来にくく反撃しずらい攻撃だ。
俺は頭をかばう様にして防ごうとする。
だが直前で、彼が俺の脇腹の方をちらりと見たのがわかった。
フェイントだ!
受ける直前で、木刀を右下にずらす。
カン! と予想通り相手は木刀を入れる位置をずらしてきたので防ぐことができた。
とっさに気づけて良かった!
下手すれば、今のでやられていた。
安堵するのも束の間、すぐに彼は追撃に入る。
次は左下から。
今度はフェイントを入れずにそのままスピードでごまかしてきた。
俺はすぐに対応する。
うまくいって、再び攻撃を弾く事が出来た。
腕に重い振動が入る。
父さん程ではないけど一撃が重い。
少しバランスを崩してしまった。すぐに立て直さないと…
しかし、さらに追撃が入る。
それも身をよじりながらなんとか交わすが、彼の勢いが弱まることは無い。
明らかに不調だった。
焦りから全く本調子を出せていない。
視界がさらに狭くなるのを感じる。
相手の攻撃を防ぐ事で手いっぱいだった。
冷や汗が止まらない。
心拍数が上がっていくのがわかる。
やらないといけないのに、やれない。
何度も木刀の弾きあう音が鳴る。
体勢はずっと崩れ続けて、今にも一本取られそうだ。
立て直せない。
この追撃をどうにかしないといけない。
だが、どうする?
思考をしている間にも、段々と状況は悪くなる一方。
やばい、どうにかして反撃の糸口を見つけないと…!
☆
決闘中、闘技場には様々な先生が集まっていた。
受験生の戦闘力を見定めるためである。
元来魔族というのは弱肉強食であり、強いやつが偉いと思う習性がある。
だから魔王は国で最も強いやつがなるし、貴族にも戦闘面で優秀な魔族が多い。
これは魔族が生まれ持った感覚であり、逆らうことのできない本能なのである。
このオルエイ高等学校も例外なく、戦闘力を重視している。
これから国の中枢を担う人材は強くなくてはならない。それがオルエイのモットーだ。
そして、この決闘というのはオルエイの受験にとって最も重要な試験である。
たくさんの教員達が生徒一人一人の戦闘を見て入学がありかなしかを決める。
もしこの決闘がダメダメであれば、どれだけ他の試験科目で高得点を取ろうが、不合格へと評価がひっくり返される。その逆もまたしかり。
教員たちは真剣に生徒達を見守り、誰を入学させるべきか吟味していた。
エスタをスカウトしたエイリア先生は、座りながら自らスカウトした彼を見守っていた。
会場全体に開始の合図が響き渡り、エスタの戦闘がはじまる。
エイリアは内心軽い応援をしていたが、開始直後、エスタが劣勢になるとすぐに顔をしかめた。
「あちゃー。」
彼女はひとりでに呟く。
決闘でエスタが苦戦している横で、眼鏡をかけた若手の先生が、エイリアに話しかけに来た。
「どうも、エイリア様。」
話しかけられたエイリアは振り向いて相手を確認する。
「・・・ゾルド先生か。」
「名前を憶えて頂いていたとは、恐縮です。」
そうお辞儀すると、ゾルド先生はエイリアの隣へ座り、眼鏡をクイっと上にあげた。
「彼が例の子ですか? かなり苦戦しているように見えますが。」
「だな。私ももっと圧倒できると思っていた。」
実は、教員は皆エスタの事を知っている。
エイリアが強く推していたからだ。
彼女は実力者だ。
多くの人から尊敬され、この学園で彼女の右に出る者はいない。裏の学長とまで言われる程だ。
半年前、エイリアがアーシャの推薦から帰ってくると、突然面白いやつを見つけたと言い出した。
普段人を褒めない彼女が、珍しく楽しそうにその少年の事を語っていた。
半年後の入試に来るという話だったので、皆それなりに楽しみにしていた。だと言うのに、、、
「弱くないですか?」
ゾルド先生は思った事を率直に言った。
彼だけではない。皆が思った事だ。
エイリアも頷く。
「弱いな。」
そんな彼女に冷めた視線を飛ばしながら、ゾルドは足を組む。
「なんで、そんなやつ連れて来たんですか、、、 皆結構期待してましたよ、、、」
「…返す言葉もないな。そのまま落ちそうな勢いだ。ただ、一つ言わせて貰うとすれば、私は強さなどどうでもよいと思っている。」
そう言い切ると、ゾルドの目は何言ってんだこいつと、更に冷やかなになる。
しかし、次のエイリアの言葉で彼の表情は変わる。
「彼ね、決闘した時、私の初撃を受け止めたんだよ。」
ゾルドは凍りついた。
理解不能と言わんばかりにポカーンと口を開けている。
「は?」
ついでにエイリアは得意げに鼻を鳴らす。
「まさか私の一撃目を受け止める子供がこの世に存在するとはねぇ~。」
「い、いやいやいや。あんたの一撃って、完全に騙し討ちじゃないですか、、、 知ってても受け止めるの、難しいなんてもんじゃないですよ。」
「前に受けきられたのは二十年前だったかしら。相手は確か現魔王だったっけ。」
「いや、え? は??」
彼の言動から、困惑しているのがわかる。
それもそのはず。
エイリアの剣技は世界中で有名である。
初見殺しのカウンター。
わざと相手の攻撃を誘って隙をついて斬りかかる。
似たような事をやる人は沢山いるがエイリアが凄いのは何故か大抵の人がそのカウンターを受け止められない事。
彼女は無意識のうちに相手の弱点を見つけて、巧妙につく。
どれだけ対策しようが、無意味。
剣技のみでエイリアに勝てるを見つけるのは不可能だろう。
ゾルドは納得いかなさそうな表情で言う。
「そんな事出来る子には到底見えないんだが、、、」
エイリアは頷いた。
「私もだ。剣技もまだまだ拙い少年に自信の一撃を止められるとは夢に思わなかった。だがね、納得できる部分もあるんだ。」
「?」
「初めて彼を見た時、2人で剣を打ち合ってるように見えた。そこには1人しかいないのに。」
「2人に見えたって、、、 そんな事あるんですか?」
「あったんだ。それで面白そうだと思って色々彼について調べてから決闘を申し込んでみた。結果わかったのは彼、エスタは恐ろしい程目が良い。」
「先を読む力が凄いって事ですか?」
「その通りだ。彼には、3秒くらい先の未来が見えている。そんな能力を持つやつは沢山みて来たがあそこまで正確なのは初めてみた。」
そうやってエイリアがエスタの事を褒めると、ゾルド先生は納得した様子で見入った。
エスタは未だに防戦を続ける。
ずっと負けそうだ。
しかし、その負けそうが、それなりに続いている。
相手の動きをしっかり読んで対応しきっているのだ。
「確かに、こんなに押されているのに、負けるヴィジョンが見えない。」
「それが彼の強みだ。特に、敵が強ければ強くなるほど有利になる。面白いだろ?」
エイリアは笑みを浮かべる。
(さあ、エスタ。お前の実力はこんな物じゃないはずだ。全力を見せてみろ。)
「はい。」「はい。」
名を呼ばれた瞬間、俺の頭は急に真っ白になって恐怖に包まれた。
ダメダメだった今までをどうにかして挽回させないと…。
そんな気持ちに覆われ、汗が止まらなくなった。
視界の両脇が狭くなる。
手汗が止まらない。
荒い息を必死に整えようとする。
俺は前に出て必死に木刀を構えた。
相手も同じように構える。
「それでは、はじめ!」
よく相手を見ると、先ほどから比較的良い成績を出している生徒だった。
恐らく、受かるだろう、上位10人には確実に入っている。
完全な格上だ。
俺は警戒して、受け身の体制をとる。
「来ねえのか? ならこっちから行くぜ?」
そういって、彼は身を乗り出す。
真っ直ぐ頭の上から一撃を入れてきた。
最も隙が出来にくく反撃しずらい攻撃だ。
俺は頭をかばう様にして防ごうとする。
だが直前で、彼が俺の脇腹の方をちらりと見たのがわかった。
フェイントだ!
受ける直前で、木刀を右下にずらす。
カン! と予想通り相手は木刀を入れる位置をずらしてきたので防ぐことができた。
とっさに気づけて良かった!
下手すれば、今のでやられていた。
安堵するのも束の間、すぐに彼は追撃に入る。
次は左下から。
今度はフェイントを入れずにそのままスピードでごまかしてきた。
俺はすぐに対応する。
うまくいって、再び攻撃を弾く事が出来た。
腕に重い振動が入る。
父さん程ではないけど一撃が重い。
少しバランスを崩してしまった。すぐに立て直さないと…
しかし、さらに追撃が入る。
それも身をよじりながらなんとか交わすが、彼の勢いが弱まることは無い。
明らかに不調だった。
焦りから全く本調子を出せていない。
視界がさらに狭くなるのを感じる。
相手の攻撃を防ぐ事で手いっぱいだった。
冷や汗が止まらない。
心拍数が上がっていくのがわかる。
やらないといけないのに、やれない。
何度も木刀の弾きあう音が鳴る。
体勢はずっと崩れ続けて、今にも一本取られそうだ。
立て直せない。
この追撃をどうにかしないといけない。
だが、どうする?
思考をしている間にも、段々と状況は悪くなる一方。
やばい、どうにかして反撃の糸口を見つけないと…!
☆
決闘中、闘技場には様々な先生が集まっていた。
受験生の戦闘力を見定めるためである。
元来魔族というのは弱肉強食であり、強いやつが偉いと思う習性がある。
だから魔王は国で最も強いやつがなるし、貴族にも戦闘面で優秀な魔族が多い。
これは魔族が生まれ持った感覚であり、逆らうことのできない本能なのである。
このオルエイ高等学校も例外なく、戦闘力を重視している。
これから国の中枢を担う人材は強くなくてはならない。それがオルエイのモットーだ。
そして、この決闘というのはオルエイの受験にとって最も重要な試験である。
たくさんの教員達が生徒一人一人の戦闘を見て入学がありかなしかを決める。
もしこの決闘がダメダメであれば、どれだけ他の試験科目で高得点を取ろうが、不合格へと評価がひっくり返される。その逆もまたしかり。
教員たちは真剣に生徒達を見守り、誰を入学させるべきか吟味していた。
エスタをスカウトしたエイリア先生は、座りながら自らスカウトした彼を見守っていた。
会場全体に開始の合図が響き渡り、エスタの戦闘がはじまる。
エイリアは内心軽い応援をしていたが、開始直後、エスタが劣勢になるとすぐに顔をしかめた。
「あちゃー。」
彼女はひとりでに呟く。
決闘でエスタが苦戦している横で、眼鏡をかけた若手の先生が、エイリアに話しかけに来た。
「どうも、エイリア様。」
話しかけられたエイリアは振り向いて相手を確認する。
「・・・ゾルド先生か。」
「名前を憶えて頂いていたとは、恐縮です。」
そうお辞儀すると、ゾルド先生はエイリアの隣へ座り、眼鏡をクイっと上にあげた。
「彼が例の子ですか? かなり苦戦しているように見えますが。」
「だな。私ももっと圧倒できると思っていた。」
実は、教員は皆エスタの事を知っている。
エイリアが強く推していたからだ。
彼女は実力者だ。
多くの人から尊敬され、この学園で彼女の右に出る者はいない。裏の学長とまで言われる程だ。
半年前、エイリアがアーシャの推薦から帰ってくると、突然面白いやつを見つけたと言い出した。
普段人を褒めない彼女が、珍しく楽しそうにその少年の事を語っていた。
半年後の入試に来るという話だったので、皆それなりに楽しみにしていた。だと言うのに、、、
「弱くないですか?」
ゾルド先生は思った事を率直に言った。
彼だけではない。皆が思った事だ。
エイリアも頷く。
「弱いな。」
そんな彼女に冷めた視線を飛ばしながら、ゾルドは足を組む。
「なんで、そんなやつ連れて来たんですか、、、 皆結構期待してましたよ、、、」
「…返す言葉もないな。そのまま落ちそうな勢いだ。ただ、一つ言わせて貰うとすれば、私は強さなどどうでもよいと思っている。」
そう言い切ると、ゾルドの目は何言ってんだこいつと、更に冷やかなになる。
しかし、次のエイリアの言葉で彼の表情は変わる。
「彼ね、決闘した時、私の初撃を受け止めたんだよ。」
ゾルドは凍りついた。
理解不能と言わんばかりにポカーンと口を開けている。
「は?」
ついでにエイリアは得意げに鼻を鳴らす。
「まさか私の一撃目を受け止める子供がこの世に存在するとはねぇ~。」
「い、いやいやいや。あんたの一撃って、完全に騙し討ちじゃないですか、、、 知ってても受け止めるの、難しいなんてもんじゃないですよ。」
「前に受けきられたのは二十年前だったかしら。相手は確か現魔王だったっけ。」
「いや、え? は??」
彼の言動から、困惑しているのがわかる。
それもそのはず。
エイリアの剣技は世界中で有名である。
初見殺しのカウンター。
わざと相手の攻撃を誘って隙をついて斬りかかる。
似たような事をやる人は沢山いるがエイリアが凄いのは何故か大抵の人がそのカウンターを受け止められない事。
彼女は無意識のうちに相手の弱点を見つけて、巧妙につく。
どれだけ対策しようが、無意味。
剣技のみでエイリアに勝てるを見つけるのは不可能だろう。
ゾルドは納得いかなさそうな表情で言う。
「そんな事出来る子には到底見えないんだが、、、」
エイリアは頷いた。
「私もだ。剣技もまだまだ拙い少年に自信の一撃を止められるとは夢に思わなかった。だがね、納得できる部分もあるんだ。」
「?」
「初めて彼を見た時、2人で剣を打ち合ってるように見えた。そこには1人しかいないのに。」
「2人に見えたって、、、 そんな事あるんですか?」
「あったんだ。それで面白そうだと思って色々彼について調べてから決闘を申し込んでみた。結果わかったのは彼、エスタは恐ろしい程目が良い。」
「先を読む力が凄いって事ですか?」
「その通りだ。彼には、3秒くらい先の未来が見えている。そんな能力を持つやつは沢山みて来たがあそこまで正確なのは初めてみた。」
そうやってエイリアがエスタの事を褒めると、ゾルド先生は納得した様子で見入った。
エスタは未だに防戦を続ける。
ずっと負けそうだ。
しかし、その負けそうが、それなりに続いている。
相手の動きをしっかり読んで対応しきっているのだ。
「確かに、こんなに押されているのに、負けるヴィジョンが見えない。」
「それが彼の強みだ。特に、敵が強ければ強くなるほど有利になる。面白いだろ?」
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