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脈動
聖女の力
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レオンが眠たそうに目を擦りならが戸を開けて、ヴィクター、オリビアを発見した。
「ずりぃ。オリビアさんと美味そうなもん食ってる」
「おっやっと起きてきたか」
「すみません。これ以上は持ってきていなくて」
「いや、いいよ。俺はさっきパン食べてきたから」
空が明るくなるとともに頭を押さえながら男たちが水場にぞろぞろと歩いていく。一人の男がオリビアに気づくと、母親に悪事がばれた子供のような顔になった。
「やっべ。お嬢。これは歓迎が思ったより盛り上がってしまって」
「風邪ひかないように回復はしておいたけど、気を付けてね」
「「「はい!」」」
「ヴィクターとレオンは今日何するか決めてる?」
「まだ何も決めてないよ」
「森に行こうかとは思ってるけど」
「だったら一緒に森に行ってもいい?」
「もちろん」
準備をしてくるとオリビアが物置小屋へ向かう。ヴィクターとレオンも仮住まいとして提供してもらっている家へ装備を取りに向かった。
王都からであれば馬車を使うか身体強化魔法で駆けるほどの距離だったが、村からはほんの二十分も歩けば到着した。
「やっぱり近いといいね」
「その分いざというときは怖いけど」
いまだオリビア傘下の村が森から出た魔物による被害を受けたことはなかったが、もし起こってしまえば甚大な被害を受けることが想定されるような距離だった。
「だから異常があるか確かめるためにも週に一回は必ず入るようにしてるの」
「今日は様子を見たらやらないといけないことは終わりか?」
「村の特産品に使う素材にいくつか森の魔物からしか取れないものがあるからそれの採取もできればしたいわ」
「おし、村の人たちのためにもやるぞぉー。なあヴィクター」
「なんで僕に同意を求めるの」
レオンは耳元に口を寄せ、オリビアに聞かれないように小声で話す。
「なんでってオリビアさんにアピールするためだ。気があるんだろ」
「そんなことあるか。ただ昔一回あっただけの女の子だぞ」
「でもめちゃくちゃ美人だし、朝もそうだしなんだか仲良さそうじゃん。ほら最近は回数なんて関係ないってよく言うぜ」
「だから違うって」
「向こうがそうだとしてもか?」
精神年齢では大人と子供ほどの差があると分かってはいても、どうやら精神は肉体に引っ張られるようでヴィクターは美しく成長した彼女に抵抗する自信をかつてほど持てなくなっていた。昔は可愛いって悶絶してたのにねー。
「それは……。僕の考えは変わらないよ」
「やけに間があったな」
「うるさい」
こそこそ話もここまで長引けば怪しまれるってもんだ。
「二人とも何かあった?」
「なんにもないよ。行こうか」
レオンがヴィクターの背中を叩く。
「俺はいつでも手伝うぜ」
聞こえなかったふりをしてヴィクターは少女に続く。
(恋とかそういう浮ついたのじゃないだろ、これは)
いつも通り一人青銅貨一枚《100デナ》を徴収されて魔の森へと足を踏み入れる。
「素材に使うのはどんな魔物?」
「クソドリっていう鳥と木の魔物トレントね。どっちも中層の魔物だから気を付けていかないと」
(トレントは分かるけどクソドリって名前よ)
なんの利益にもならないくせに数だけ多く襲い掛かってくるポイズンラットを男二人で切り捨てながら、奥へ奥へと進んでいく。
「そろそろ中層に入ったかな」
「そうね」
「失礼だけどオリビアさんってどれぐらい戦えるの?」
「僕も気になってたんだ。でも盗賊と戦える程度には鍛えているんだよね」
「剣の腕は人並みで、身を守る程度。魔法もほどほど。その代わり、他者に力を分け与えれる特殊魔法『加護』が使えるの」
オリビアの手に魔力が集まりの体へと射出される。
「あれ、なんかいつもより体が軽い気がする」
「今は筋力を強化を、他にも魔法の威力を上げたり、回復はもちろん防具の強度を上げたりもできるよ」
特殊魔法である故に一般魔法である身体強化魔法に比べ圧倒的な効率を誇り、防具の強化や人体の回復は一般魔法での実現が著しく困難な事象だ。派手さこそないものの、事前に自らの魔力を配置する必要があるヴィクターの瞬遷と比べれば、明確に強いと言える特殊魔法だ。
「凄い。これがあれば狩りが楽になる」
「さっすが、聖女と呼ばれるお人は一味も二味も違うな」
「直接戦闘ができる魔法ではないからヴィクターとレオンさんに任せることになると思う」
「任せとけってヴィクターが」
「まあ。さすがいつかの騎士様」
調子にのるレオンと大昔のことを蒸し返し笑みをこぼすオリビアに半ば呆れながらヴィクターは、先頭に立ち歩を進める。
(これ以上ゆっくりしゃべってたら余計な事になりそうだ)
さすが中層といったところか、数分歩くだけで三人は目的の魔物の一匹クソドリを発見した。
「あれが」
「精神攻撃魔法を使ってくるから気を付けて」
五メートルほど近づいた時、クソドリは口を開け、のどの部位を動かし始めた。
「アホ、クソ、アンポンタン、能無し、ろくでなし、ごくつぶし」
「口悪いなこの鳥」
「これがクソドリの魔法よ」
クソドリは悪口のレパートリーが尽きることはないと悪態をつき続ける
「無能、チビ、デブ、下手くそ、雑魚、性悪、バカ、ブス」
魔の森で鳥に悪口を言われるシュールさにヴィクターは今にも笑ってしまいそうになっていた。そのせいか、真横で集まる大量の魔力に気づくのが遅れた。
「乙女にブスってこの鳥舐めてる。絶対にぶっ殺してやるからな」
聖女のイメージともいつものオリビアとも乖離したあまりにもな形相と暴言に男は縮み上がる。
「楽に死ねると思うな。害鳥が。死ね潰えろ滅べ地獄に落ちろ『聖光』」
眩く聖なる光を放つビームが邪悪な鬼のような顔の少女から発射された。クソドリが気づく間もなく、止まっていた枝ごと射線上の全てを蒸発させた。
「うっそだろおい」
「女性を怒らせたら怖いっていうけど……」
「ヴィクター、ご愁傷様。将来は尻に敷かれるの確定だな」
「もう突っ込むのも疲れてきた」
「ゆくゆくは既成事実に」
「させないよ」
しょうもない話はともかくとして、二人の男が生涯この女性だけは怒らせまいと強く決意した瞬間だった。
「私が精神魔法を受けてしまったみたい。ごめんなさい。素材ごと吹き飛ばしてしまったみたいで」
「いえいえ。あの鳥が悪いんです。な、ヴィクター」
「ああ。オリビアは何も悪くない。悪いのはクソドリです」
「なんで敬語なの?二人とも面白い」
さっきまでの記憶はないようで、恐れから態度が丁寧になる様子を二人がふざけていると解釈した。敵を激怒させるだけの魔物が中層に存在する意義、存在できる理由が一秒、一秒、一歩、一歩、三人に近づいてくる。
「グギャァ」
鳴き声が聞こえた瞬間三人はその場から飛び退き、距離を取った。
「こいつは、ブラッディベアか」
「にしては爪の様子が違う」
「この魔物はポイズンベア。爪には致死性の毒が含まれてるの」
我を忘れるほどの怒る人間はこの魔物にとって餌でしかない。もしクソドリが早く殺させたとしても、怒りのままに放った攻撃で必ず消耗している。これも餌のようなものだ。中層の割に弱い一羽の鳥は強者に餌を提供し、そのおこぼれにあずかることで生きる。正しく自然界の罠だった。
「ずりぃ。オリビアさんと美味そうなもん食ってる」
「おっやっと起きてきたか」
「すみません。これ以上は持ってきていなくて」
「いや、いいよ。俺はさっきパン食べてきたから」
空が明るくなるとともに頭を押さえながら男たちが水場にぞろぞろと歩いていく。一人の男がオリビアに気づくと、母親に悪事がばれた子供のような顔になった。
「やっべ。お嬢。これは歓迎が思ったより盛り上がってしまって」
「風邪ひかないように回復はしておいたけど、気を付けてね」
「「「はい!」」」
「ヴィクターとレオンは今日何するか決めてる?」
「まだ何も決めてないよ」
「森に行こうかとは思ってるけど」
「だったら一緒に森に行ってもいい?」
「もちろん」
準備をしてくるとオリビアが物置小屋へ向かう。ヴィクターとレオンも仮住まいとして提供してもらっている家へ装備を取りに向かった。
王都からであれば馬車を使うか身体強化魔法で駆けるほどの距離だったが、村からはほんの二十分も歩けば到着した。
「やっぱり近いといいね」
「その分いざというときは怖いけど」
いまだオリビア傘下の村が森から出た魔物による被害を受けたことはなかったが、もし起こってしまえば甚大な被害を受けることが想定されるような距離だった。
「だから異常があるか確かめるためにも週に一回は必ず入るようにしてるの」
「今日は様子を見たらやらないといけないことは終わりか?」
「村の特産品に使う素材にいくつか森の魔物からしか取れないものがあるからそれの採取もできればしたいわ」
「おし、村の人たちのためにもやるぞぉー。なあヴィクター」
「なんで僕に同意を求めるの」
レオンは耳元に口を寄せ、オリビアに聞かれないように小声で話す。
「なんでってオリビアさんにアピールするためだ。気があるんだろ」
「そんなことあるか。ただ昔一回あっただけの女の子だぞ」
「でもめちゃくちゃ美人だし、朝もそうだしなんだか仲良さそうじゃん。ほら最近は回数なんて関係ないってよく言うぜ」
「だから違うって」
「向こうがそうだとしてもか?」
精神年齢では大人と子供ほどの差があると分かってはいても、どうやら精神は肉体に引っ張られるようでヴィクターは美しく成長した彼女に抵抗する自信をかつてほど持てなくなっていた。昔は可愛いって悶絶してたのにねー。
「それは……。僕の考えは変わらないよ」
「やけに間があったな」
「うるさい」
こそこそ話もここまで長引けば怪しまれるってもんだ。
「二人とも何かあった?」
「なんにもないよ。行こうか」
レオンがヴィクターの背中を叩く。
「俺はいつでも手伝うぜ」
聞こえなかったふりをしてヴィクターは少女に続く。
(恋とかそういう浮ついたのじゃないだろ、これは)
いつも通り一人青銅貨一枚《100デナ》を徴収されて魔の森へと足を踏み入れる。
「素材に使うのはどんな魔物?」
「クソドリっていう鳥と木の魔物トレントね。どっちも中層の魔物だから気を付けていかないと」
(トレントは分かるけどクソドリって名前よ)
なんの利益にもならないくせに数だけ多く襲い掛かってくるポイズンラットを男二人で切り捨てながら、奥へ奥へと進んでいく。
「そろそろ中層に入ったかな」
「そうね」
「失礼だけどオリビアさんってどれぐらい戦えるの?」
「僕も気になってたんだ。でも盗賊と戦える程度には鍛えているんだよね」
「剣の腕は人並みで、身を守る程度。魔法もほどほど。その代わり、他者に力を分け与えれる特殊魔法『加護』が使えるの」
オリビアの手に魔力が集まりの体へと射出される。
「あれ、なんかいつもより体が軽い気がする」
「今は筋力を強化を、他にも魔法の威力を上げたり、回復はもちろん防具の強度を上げたりもできるよ」
特殊魔法である故に一般魔法である身体強化魔法に比べ圧倒的な効率を誇り、防具の強化や人体の回復は一般魔法での実現が著しく困難な事象だ。派手さこそないものの、事前に自らの魔力を配置する必要があるヴィクターの瞬遷と比べれば、明確に強いと言える特殊魔法だ。
「凄い。これがあれば狩りが楽になる」
「さっすが、聖女と呼ばれるお人は一味も二味も違うな」
「直接戦闘ができる魔法ではないからヴィクターとレオンさんに任せることになると思う」
「任せとけってヴィクターが」
「まあ。さすがいつかの騎士様」
調子にのるレオンと大昔のことを蒸し返し笑みをこぼすオリビアに半ば呆れながらヴィクターは、先頭に立ち歩を進める。
(これ以上ゆっくりしゃべってたら余計な事になりそうだ)
さすが中層といったところか、数分歩くだけで三人は目的の魔物の一匹クソドリを発見した。
「あれが」
「精神攻撃魔法を使ってくるから気を付けて」
五メートルほど近づいた時、クソドリは口を開け、のどの部位を動かし始めた。
「アホ、クソ、アンポンタン、能無し、ろくでなし、ごくつぶし」
「口悪いなこの鳥」
「これがクソドリの魔法よ」
クソドリは悪口のレパートリーが尽きることはないと悪態をつき続ける
「無能、チビ、デブ、下手くそ、雑魚、性悪、バカ、ブス」
魔の森で鳥に悪口を言われるシュールさにヴィクターは今にも笑ってしまいそうになっていた。そのせいか、真横で集まる大量の魔力に気づくのが遅れた。
「乙女にブスってこの鳥舐めてる。絶対にぶっ殺してやるからな」
聖女のイメージともいつものオリビアとも乖離したあまりにもな形相と暴言に男は縮み上がる。
「楽に死ねると思うな。害鳥が。死ね潰えろ滅べ地獄に落ちろ『聖光』」
眩く聖なる光を放つビームが邪悪な鬼のような顔の少女から発射された。クソドリが気づく間もなく、止まっていた枝ごと射線上の全てを蒸発させた。
「うっそだろおい」
「女性を怒らせたら怖いっていうけど……」
「ヴィクター、ご愁傷様。将来は尻に敷かれるの確定だな」
「もう突っ込むのも疲れてきた」
「ゆくゆくは既成事実に」
「させないよ」
しょうもない話はともかくとして、二人の男が生涯この女性だけは怒らせまいと強く決意した瞬間だった。
「私が精神魔法を受けてしまったみたい。ごめんなさい。素材ごと吹き飛ばしてしまったみたいで」
「いえいえ。あの鳥が悪いんです。な、ヴィクター」
「ああ。オリビアは何も悪くない。悪いのはクソドリです」
「なんで敬語なの?二人とも面白い」
さっきまでの記憶はないようで、恐れから態度が丁寧になる様子を二人がふざけていると解釈した。敵を激怒させるだけの魔物が中層に存在する意義、存在できる理由が一秒、一秒、一歩、一歩、三人に近づいてくる。
「グギャァ」
鳴き声が聞こえた瞬間三人はその場から飛び退き、距離を取った。
「こいつは、ブラッディベアか」
「にしては爪の様子が違う」
「この魔物はポイズンベア。爪には致死性の毒が含まれてるの」
我を忘れるほどの怒る人間はこの魔物にとって餌でしかない。もしクソドリが早く殺させたとしても、怒りのままに放った攻撃で必ず消耗している。これも餌のようなものだ。中層の割に弱い一羽の鳥は強者に餌を提供し、そのおこぼれにあずかることで生きる。正しく自然界の罠だった。
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