【R-18】気がついたら未亡人伯爵夫人になってて後宮で愛された

みるく

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側室リズと母の怒り

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「王子様、本日の共寝は・・・」
「リズだろう?わかっている。」
今日も同じように身体を洗われシルクの寝衣を着る。


同じように従者に促され部屋へ案内される。


扉が開くと昨日とは変わって室内は明るく、目の前にはリズがカーテシーをして待っていた。

「クラウス様、ごきげんよう。私の部屋に来て下さり本当に嬉しく思っております。」
そう言うリズの肩は少し震えている。
「あぁ。・・・そう緊張せず、顔をあげなさい」

静かに顔を上げるリズに思わずギョッとした。
明らかに化粧が濃い。
薄化粧のサーシャを見慣れているせいか、元々白い肌だろうリズはそれを更に白く塗り、目の上はピンクに塗りあげられている。
昨日のメリルは化粧まで気が回らなかったが、ここ迄ではなかったと思う。
昨日サーシャと一緒に会った時もこうだっただろうか?

いつまでも黙っているわけにもいかないので声をかける
「リズ・・・そなたの化粧は一体誰が・・・?」
「私で御座います。・・・変でしょうか?」
「いや、・・・そうか。変だとは思わないが・・・」
少し薄い方が・・・と話を続けようとしたが、リズは満足そうな笑みを浮かべ僕の手を引いて部屋の奥へと促す。

「クラウス様。私の事を覚えていらっしゃいますか?」
「?」
「・・・やはり、覚えていらっしゃいませんよね。 昨年私が姉の成人パーティーで王宮へ参った際に、城の中で道に迷ってしまった時、クラウス様が私をパーティー会場へ案内してくださいました。 そしてそのまま私と一曲踊ってくださったのです。」
「そう、だったのか。すまない。」
毎年同じように城の中で迷う者が多いのは確かだし、何度か同じように令嬢を案内した事がある。
その中の1人にリズが居たらしい。

「窮地を助けてくださるなんてまさに王子様のようで、私は一目惚れしたのですが、本当に王子様と知った時は胸が高鳴りましたのよ!」
さっきまでの緊張は何処へやら僕についての話が尽きずコロコロと変わる表情に自然と笑みが溢れる。

「私はいつかクラウス様と添い遂げる事が出来たらと夢見ておりましたが、このような形で再会を果たす事が出来て、私とても嬉しいんです。・・・クラウス様。」
うっとりとした顔で見上げる表情は先程の明るい顔から女性の色香を漂わせていて、その雰囲気に思わずドキッとした。

そして、抱きたい。と感じた。



「リズ、初めてで緊張するだろうが、私に身体を委ねて。」
「はい・・・あの、優しくしてくださいませ。」
淑女としてキチンと育てられただろうリズの肩をグッと引き寄せベッドに沈める。





「あっ・・・・んんっ、クラウス様ぁ」
「リズ、気持ち良いか?」
「はい、・・・っ・・・」
「まだ、キツイな・・・っ。少し、我慢するんだ・・・」
「は、ぃ・・・んっ・・・~~っ」
「はっ、・・・全部、入ったぞ・・・・」
きゅうきゅうと膣内ナカで締め付けられ腰がゾクゾクとする。

リズは僕の背中に爪を立て必死に呼吸を整えている。
その姿を見て、無性に可愛いと感じてしまった。
「リズ、そろそろ・・・動くぞ。」
「はい・・・っ、クラウス様。 すき、んぁっ、・・・はっ、あ。」
「っ・・・・はっ、・・・」
好き、好きと言いながら快楽に耐えるリズを気遣いながらも抽送を早め、肌と肌がぶつかる音が響く。

サーシャとしている時ともメリルとしている時とも違う、守ってあげたいと思わせるような雰囲気がリズにはある。

「っは。・・・リズ、そろそろ。っ・・・」
「はいっ・・・来てくださいましっ・・・」
「くっ・・・ぅあ・・・・っっ」
「あっ、ぁああっ。」

僕にギュッとしがみつきながら僕が膣内ナカに出したものを受け止める。






少し休み、リズの肌に寝衣を掛けてやる。
「あの・・・クラウス様。私、クラウス様と繋がることが出来て、とても幸せです。」
「そうか・・・」
嬉しそうに笑うリズのふわふわとした巻き髪を撫でてやり身体にシーツを掛けてやる。

「疲れただろう。もう休むと良い。 私は仕事が残っているからもう寝なさい。 またそなたのもとに来よう。」
そう言って手の甲にキスを落としてやる。

「はい。・・・お待ちしております。」

嬉しそうにするリズをみて、非常に満足感に満たされた。










それからと言うもの、母上に『側室の元にばかり行かず、サーシャとも過ごしなさい。』と小言を言われたものの、僕は時間があれば殆どをリズと過ごした。
あれからリズに化粧を薄くするようにと言い化粧を落とさせると、20歳には見えぬほど幼い容姿だった。
それが恥ずかしく濃い化粧をしていたそうだ。
その風貌や懸命に王宮の作法について学ぼうとする姿勢も相まって更にリズの元へ通うようになった。
父上の事で側室というものを毛嫌いしていたが、リズは父上の側室達のような争い事にまるで無縁な女性で、まだ幼さの残る少女のような所があり、その辺にとても好感が持てた。


もちろん、サーシャとメリルの元にも通ったが、リズは保護欲を掻き立てられ、夜伽をせずとも一緒に居たいと思えた。
僕はこれが恋なのだと確信したし、リズのわがままはなんでも叶えてやりたいと思った。

強請られた宝石は与え、ドレスもサーシャやメリルよりも多く仕立てる事もしばしばあった。
それには流石に母上に呼び出され散々に怒られた。


「クラウス。貴方いい加減になさい。」
「何がです?」
「貴方、正妻であるサーシャを差し置いて殆どリズの元に出向き、さらにはサーシャには黙って宝石やドレスを仕立てているそうですね。」
「黙っているだなんて心外です。 サーシャとメリルと一緒に仕立てた際に、リズがどれも素敵だから選べないと言うのでそれも併せて仕立てただけです。 サーシャやメリルも選べなかったのであれば、一緒に仕立てさせました。それに、サーシャの元にもメリルの元にも出向き共に過ごしています。母上は男の気持ちが分からぬゆえそのような物言いをするのです。」
「!!・・・貴方って人はっ!」
「お義母様落ち着いてくださいませ。」

母上に怒られている最中、後ろからサーシャの声が聞こえた。
サーシャは僕の隣に来て母上に声をかける。

「お義母様、クラウス様は王子としての勤めを果たしているに過ぎませんわ。 それに、わたくしはもちろんのことメリルよりも歳が下のリズは、王宮に来て半年が経ったものの、未だに王宮の生活に慣れぬようですし、王妃様やわたくしが声をかけてやるよりも、クラウス様が支えていらっしゃる事で少しづつでは御座いますが、慣れる努力をしております。」
「・・・サーシャ。貴女は何故そんなにも優しいの?」
「・・・わたくしは未だ妃としての勤めを果たせずにおります。 最近、クラウス様はリズに心を寄せておりますし、リズもクラウス様を慕っております。わたくしには王子妃としての公務も御座いますし、体調が思わしくない日もあります。わたくしの出来ぬ事をリズが担ってくれているのです。 わたくしは余程目に余るような事がなければ何も言いません。」

そう言ったサーシャは僕の事をチラリと見た。


「・・・サーシャがそう言うのであれば良いでしょう。もうしばし目を瞑りましょう。 ですがクラウス。 最後にわたくしからの言葉を受け取りなさい。」
ホッとしたのも束の間、母上は僕を睨みながら言う
「なんでしょう。」
「貴方のそのリズへの寵愛は、恋ではありません。 都合よく猫可愛がりが出来る妹のようなそれと変わりません。リズもまた、貴方の立場を考えているような女人ではありません。 貴方の立場を考え、弁えている女性であるならば、あれもこれもとドレスや宝石を強請るような事はしないでしょう。」

下がりなさいとピシャリと言われ、情けなくも返す言葉も出ずに下がった。
「母上もサーシャも、リズがどれ程努力を重ねているか知らないからあんな事が言えるのだ。」
直接言い返す言葉も出ず、母上の部屋の扉の前でそう呟くしか出来なかった。
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