そんなに好きなら、わかったよ! 題名は『テンプレどおりの異世界生活』これで文句はないだろう!!!!!

恵ノ神様

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検問所2

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 検問所の前では、軽鎧を着た5、6人程度の兵士が任務を行っていて、みんな長剣などで武装していた。



「良し! 行っていいぞ。

 では、次の者。ここの線まで前に出せ」



 そこの班長らしき精悍せいかんな兵士が俺達の馬車を呼ぶ。

 俺達は、指示された位置まで馬を前に歩ませ、そこで止めた。



「通行手形は持っているか? この町には何をしに来た?」



 俺は、わざと下卑た声を出して答える。



「商売で来やした。残念ながら通行手形は持ち合わせておりませんでゲス」



「商売で来たのに通行手形を持っていないのか?

 ふむ。珍しいな。

 ならば、まず積み荷を確認させてもらおう。

 おいっ!」



 声を掛けられた若手の兵士が、馬車の後ろにまわり込み、荷車の部分を覗き込む。

 そこには、荷物と呼べるものは何もなく、いたのは手拭い一枚で座り込んでいるオリビアだけだった。



「班長! 裸の女がひとりいます。後は、何もありません」



 若手の兵士がそう言うと、班長と呼ばれた男の顔がみるみるうちに渋い表情になった。



「お前たち、奴隷商か?」



「はい。そうでゲス」



「ならば、通行料として銀貨三枚を支払ってもらうが、それで良いな?」



「それが大変残念でゲスが、お金の持ち合わせがありません。

 なので、もし宜しければ、どうか商品で支払わせて下さいでゲス」



「商品と言うと……、奴隷のことか?!」



 俺は、静かにゆっくりと頷いた。

 すると今度は、その班長が、ずかずかと馬車の後ろにまわって、自らの目でオリビアを確認する。

 それを目にした班長は目を見開いて驚くと、また俺の方へ駆け寄って来て興奮気味に言った。



「本当に良いのだな? あの奴隷で。

 うん、良し。分かった。

 しょうがない。

 あの奴隷は、気は進まないが私、自らが買い取ってやろう」



 こうして俺と女神は、オリビアを検問所に残して町への入場を許されたのだった。





 さらば、オリビア。

 最後まで手拭い一枚で通してしまい、ごめんね。

 だけどWヒロイン、頑張ってくれて本当にありがとう!

 (夜空の星がひとつ流れた)
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