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異世界こっくりさん、開催!!! その6
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白熱するこっくりさんの中、『ワン! ツー! ドーン!!!』と必殺技を繰り出しながら俺は心の中でドザエもんに対してこう思わずにはいられなかった。
「さすが、全国大会地区予選3位まで行った実力者。
とてもじゃないが、俺とオリビアの全力でかかってもこの十円玉を押し戻せる気がしない。
それにあの鬼気迫る猛獣のような気迫。
俺達を素人と侮どらずに全力で食い殺しに来ている百獣の王ライオンのようだ。
だけど、それでも俺たちは絶対に諦めはしない。
それが真のライバルとして俺に出来る最大の敬意とケジメなのだから」
また、汗を飛び散らせ一心不乱に十円玉を押すドザエもんの目は、俺にこう訴えかけているようだ。
「ボクにここまで全力を出させるなんて、キミ達は本当に素人なのかい?
だとしたら、そのコックラー(プロのこっくりさんプレイヤー)としての才能に嫉妬せずにはいられないよ。
その天から授けられた才能(ギフト)はいずれボクを追い抜いて行くのだろう。
だが、それは今日ではない! 断じてっ!!!
今日、ボクはこっくりさんに捧げた血と汗と涙の青春を全てかけてキミ達を倒す。
たとえ十円玉を押し過ぎでこの人差し指が腱鞘炎けんしょうえんになって二度とこっくりさんが出来なくなろうとも。
それが、先輩コックラーとして後輩のキミ達に出来る最後の置き土産だ」
俺達は、己の気力と持てる技をぶつけ合ううちに、互いに尊敬し心を通じ合う好敵手ライバルになっていた。
とそんな中、
ギシリ
こっくりさんシートをひいている机から何かがきしむ音がした。よく見ると机が少しだけ傾いている。
だが、こっくりさんに夢中になっていた俺達は、全くそれに気付いていなかった。
『ワン! ツー! ドーン!!!』
『ワン! ツー! ドーン!!!』
『ワン! ツー! ……』
必殺技を全力で繰り出し続け、最後の『ドーン!!!』で俺達の力が最高潮に達した時。
ガッシャーーーーーーーンッ!
大の大人四人の力に机は耐えられなくなって、なんと机本体とそれを支える足のつなぎ目が破壊されてしまったのだ。
全員「「なっ!!!」」
全体重を人差し指にかけていた俺の体は、急に傾いた支えに対応できずにそのまま前のめりに転倒した。
他の三人も同様で見ると全員が床に這いつくばっている。
そこへ、
チャリーン
高く響いた金属特有の音が鳴った。
音のした方を見ると、そこには今まで俺達が人差し指で押し合っていた十円玉が床の上でコロコロと転がって倒れる。
「しっ、しまった! 十円玉から指を……」
最後まで言い終わらない内に俺の視界はまっ黒になり、そのまま意識がなくなってしまった。
俺達は、儀式中に十円玉から指を離してしまったがゆえに、こっくりさんの呪いで死亡してしまったのだった。
(つづく)
「さすが、全国大会地区予選3位まで行った実力者。
とてもじゃないが、俺とオリビアの全力でかかってもこの十円玉を押し戻せる気がしない。
それにあの鬼気迫る猛獣のような気迫。
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だけど、それでも俺たちは絶対に諦めはしない。
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また、汗を飛び散らせ一心不乱に十円玉を押すドザエもんの目は、俺にこう訴えかけているようだ。
「ボクにここまで全力を出させるなんて、キミ達は本当に素人なのかい?
だとしたら、そのコックラー(プロのこっくりさんプレイヤー)としての才能に嫉妬せずにはいられないよ。
その天から授けられた才能(ギフト)はいずれボクを追い抜いて行くのだろう。
だが、それは今日ではない! 断じてっ!!!
今日、ボクはこっくりさんに捧げた血と汗と涙の青春を全てかけてキミ達を倒す。
たとえ十円玉を押し過ぎでこの人差し指が腱鞘炎けんしょうえんになって二度とこっくりさんが出来なくなろうとも。
それが、先輩コックラーとして後輩のキミ達に出来る最後の置き土産だ」
俺達は、己の気力と持てる技をぶつけ合ううちに、互いに尊敬し心を通じ合う好敵手ライバルになっていた。
とそんな中、
ギシリ
こっくりさんシートをひいている机から何かがきしむ音がした。よく見ると机が少しだけ傾いている。
だが、こっくりさんに夢中になっていた俺達は、全くそれに気付いていなかった。
『ワン! ツー! ドーン!!!』
『ワン! ツー! ドーン!!!』
『ワン! ツー! ……』
必殺技を全力で繰り出し続け、最後の『ドーン!!!』で俺達の力が最高潮に達した時。
ガッシャーーーーーーーンッ!
大の大人四人の力に机は耐えられなくなって、なんと机本体とそれを支える足のつなぎ目が破壊されてしまったのだ。
全員「「なっ!!!」」
全体重を人差し指にかけていた俺の体は、急に傾いた支えに対応できずにそのまま前のめりに転倒した。
他の三人も同様で見ると全員が床に這いつくばっている。
そこへ、
チャリーン
高く響いた金属特有の音が鳴った。
音のした方を見ると、そこには今まで俺達が人差し指で押し合っていた十円玉が床の上でコロコロと転がって倒れる。
「しっ、しまった! 十円玉から指を……」
最後まで言い終わらない内に俺の視界はまっ黒になり、そのまま意識がなくなってしまった。
俺達は、儀式中に十円玉から指を離してしまったがゆえに、こっくりさんの呪いで死亡してしまったのだった。
(つづく)
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