星流国の狐族〜池に落ちたら、妖怪しかいない異世界にワープした!?〜

みるくくらうん

文字の大きさ
87 / 113

蕩けて、乱れて①★

しおりを挟む


「んんぅ、きもちい……」


 ナツメはアサヒに触れられて心地良いのか、寝言のようにそう呟いて小さく笑みを浮かべる。


「そーか。もっとか?」

「ん……もっとー」

「……」


 寝言のように甘えるナツメに、アサヒはむず痒そうな表情を浮かべすりすりとお腹や脇腹を撫で始める。


「んっ」


 少しくすぐったそうな表情で眠るナツメ。


「(寝顔見てると、悪戯してやりたくなるな)」


 アサヒはナツメの乳首に目を向けると、そのまま遠慮がちに舌を這わせ始めた。


「ぅぅ」


 ナツメは小さく唸り、ピクッと反応を示す。
 アサヒはしばらくぬるぬると優しく舐め、乳首が硬くなったことを確認すると強めに舐め上げ軽く歯を立てながら吸い付いた。


「ぁぅっ」


 ナツメは眠ったまま小さく喘ぎ声を上げ、吸われる度にぴくんぴくんと体を震わせる。


「あっ、ぅあ、ぁ、ふぁ」

「(甘ったるい声。脳にくる)」


 アサヒはナツメの声で性欲を刺激されヒートアップし、しつこく相手の乳首を舌で舐り続けるとナツメが次第にぴくぴくと小刻みに震え始めたことに気付く。


「(いつもより感度が高いな。相当感じてるのか)」


 アサヒはナツメの顔を見ながらちゅっと強く乳首を吸うと、ナツメは「あぁっ」と大きな声を出して仰反った。
 そして大きく何度もビクビクと震えている場面を見たアサヒは思わず目を見開く。


「まさか」


 アサヒは乳首から口を離しナツメの下着に触れた。


「!」

 下着を貫通するほどの愛液がアサヒの手に付着すると、アサヒは慌てて下着の中に手を入れる。
 すると、愛液とはまた違った粘度の高い液体が、アサヒの手にぬるぬると絡みついた。


「お前、乳首弄っただけで射精しやがったな……?」


 アサヒは手に絡みついたナツメの精液を確認すると、それを舐め取り口に広がる甘さでさらに興奮を示す。
 そしてそのままナツメの下着を両手でずり下ろすと、射精したばかりの勃起したナツメの陰茎が露わになった。
 アサヒはそれを指で弾くと、ぴゅくっと残っていた精液が飛び出し、ナツメは小さく震える。


「ぁうっ」

「おいおい……酔うとアホみてぇに敏感になるのか」


 ナツメは返事をすることなく唾液を垂らし恍惚とした表情を浮かべたまま眠っており、深い睡眠のせいか起きる気配が全くなかった。
 それをいいことに、アサヒの悪戯はどんどんエスカレートしていく。


「……起きない方が悪いんだからな」


 アサヒはナツメの足を左右に開き、お尻を高く上げさせた。普段のナツメなら、屈辱的だと言いたげな表情をして顔を真っ赤にし嫌がるだろうが、泥酔し眠りについているナツメは拒絶することなくされるがまま秘部をアサヒに晒す。
 アサヒは愛液で濡れた後孔をじっと見つめると、そこにも舌を這わせ始めた。


「んっ」


 ナツメの後孔はアサヒの舌で解れていき、すぐに柔らかく蕩けていく。アサヒは舌を挿入し出し入れを繰り返すと、ナツメは次第に息を荒げ始めた。


「はーっ、はーっ、はぅ、ぁーっ……ああ」


 アサヒはしばらく舌で愛撫を続けてから、頃合いを見て舌を抜き、ナツメの陰茎から残った精液を指で掬うと、指を二本後孔にゆっくり挿入し始める。


「ぁぁぁっ」


 すんなり指を受け入れたナツメの後孔。
 アサヒは、締め付けられる度に抵抗するように指で中を拡げ、熱くうねる内壁を優しく擦ったりしつつ指の根元まで挿入する。


「甘露蜜がなくてもすんなり挿ったな。中、やわらけ……」


 アサヒはゆっくりと指を出し入れし始めると、ナツメは唾液を垂らしながらまたもや甘ったるい声で喘ぎ始めた。


「ぁ、ふっ、ぅ……ぁぅっ、あっ、きもちっ、い」


 ナツメは足をピンッと伸ばしながら顔を真っ赤にし喘いでいると、その緩やかでねっとりとした快感を取り払うような強い快感が押し寄せ大きく震える。


「ほら。ここ、好きだろ?」


 アサヒが再度前立腺をグイッと押したことで、ナツメは不意打ちを食らったかのように口を大きく開けて唾液を垂らし、思いきり射精して仰け反った。


「っふぁっぁあ、ああーっ……!」


 ナツメはうっすら目を開けながら射精すると、ぐったりした様子でアサヒを見る。


「あ、れぇ?」


 まだ酔っているナツメは、自身が眠っている間に射精していたことに気付き疑問に思いながらも、まだ残る射精の余韻に蕩けた表情をして熱っぽい息を吐く。


「起きたか?」


 アサヒは甘露蜜を懐から取り出すと、蓋を開けてナツメの後孔にとぷんと全てかけ、指を滑らせるように中に挿入して塗り込んでいく。


「っぅ!?ぁ、や、ああっ、おしり、おしりにえっちなことされてる、あっ」


 アサヒの指を二本咥えこむ自身の後孔を嫌でも見せつけられるナツメ。顔を真っ赤にしながらイヤイヤと小さく顔を横に振るも、前立腺を擦られる度ぱたぱたと大量の我慢汁がナツメの陰茎から溢れた。


「……これ以上弄るとまたイきそうだな」


 アサヒは一度指を引き抜くと、自身の服を脱ぎ始め、ナツメの顔の上に跨るように乗ると、限界寸前までそそり立った充血した肉棒をナツメの顔にごりごりと擦り付けた。
 ナツメのすべすべとした頬はアサヒの我慢汁で汚れていく。


「ふぁ、あ、あついよぉ」


 ナツメはぎゅうっと目を瞑り頬に感じる熱い肉棒の感触に顔を赤くすると同時に、本能的に興奮を掻き立てられ息を荒げる。


「目ェ瞑るんじゃねえ。ちゃんと見ろ。お前のせいで興奮がおさまんねぇんだよ」


 アサヒはナツメにそう言い放ち、ナツメの小さな顔より全長のある肉棒を小さな唇に擦り付け始めた。
 先端を唇に捩じ込むように押し付けると、ナツメは小さく口を開いて涙目でアサヒを見る。


「分かってんじゃねぇか」


 素直に口を開いたナツメに、アサヒはゾクゾクと興奮を示しながら勢いよくナツメの咥内に亀頭をねじ込み、そのまま喉奥まで挿入すると、ナツメは目を見開いてビクッと体を震わせた。
 苦しそうに顔を歪ませながらも舌を絡めて吸い付くナツメの姿に、アサヒは小さく笑みを浮かべナツメの頭を両手で優しく撫でながら腰を動かす。

しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

クールな義兄の愛が重すぎる ~有能なおにいさまに次期当主の座を譲ったら、求婚されてしまいました~

槿 資紀
BL
イェント公爵令息のリエル・シャイデンは、生まれたときから虚弱体質を抱えていた。 公爵家の当主を継ぐ日まで生きていられるか分からないと、どの医師も口を揃えて言うほどだった。 そのため、リエルの代わりに当主を継ぐべく、分家筋から養子をとることになった。そうしてリエルの前に表れたのがアウレールだった。 アウレールはリエルに献身的に寄り添い、懸命の看病にあたった。 その甲斐あって、リエルは奇跡の回復を果たした。 そして、リエルは、誰よりも自分の生存を諦めなかった義兄の虜になった。 義兄は容姿も能力も完全無欠で、公爵家の次期当主として文句のつけようがない逸材だった。 そんな義兄に憧れ、その後を追って、難関の王立学院に合格を果たしたリエルだったが、入学直前のある日、現公爵の父に「跡継ぎをアウレールからお前に戻す」と告げられ――――。 完璧な義兄×虚弱受け すれ違いラブロマンス

異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました

ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載

僕、天使に転生したようです!

神代天音
BL
 トラックに轢かれそうだった猫……ではなく鳥を助けたら、転生をしていたアンジュ。新しい家族は最低で、世話は最低限。そんなある日、自分が売られることを知って……。  天使のような羽を持って生まれてしまったアンジュが、周りのみんなに愛されるお話です。

巻き込まれ異世界転移者(俺)は、村人Aなので探さないで下さい。

はちのす
BL
ひょんなことから勇者の召喚に巻き込まれ、異世界に転移してしまった大学生のユウ。 そこで待っていたのは、憧れのスローライフとは程遠い日々で……?! 異世界からの転移者を血眼になって探す人達と、村人Aになりたい平凡な大学生の、ドタバタ総愛され異世界ライフ! *********** イケメン(複数)×平凡? 全年齢対象、すごく健全です 固定CPなし

転生令息は冒険者を目指す!?

葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。  救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。  再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。  異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!  とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

神様の手違いで死んだ俺、チート能力を授かり異世界転生してスローライフを送りたかったのに想像の斜め上をいく展開になりました。

篠崎笙
BL
保育園の調理師だった凛太郎は、ある日事故死する。しかしそれは神界のアクシデントだった。神様がお詫びに好きな加護を与えた上で異世界に転生させてくれるというので、定年後にやってみたいと憧れていたスローライフを送ることを願ったが……。 

異世界で王子様な先輩に溺愛されちゃってます

野良猫のらん
BL
手違いで異世界に召喚されてしまったマコトは、元の世界に戻ることもできず異世界で就職した。 得た職は冒険者ギルドの職員だった。 金髪翠眼でチャラい先輩フェリックスに苦手意識を抱くが、元の世界でマコトを散々に扱ったブラック企業の上司とは違い、彼は優しく接してくれた。 マコトはフェリックスを先輩と呼び慕うようになり、お昼を食べるにも何をするにも一緒に行動するようになった。 夜はオススメの飲食店を紹介してもらって一緒に食べにいき、お祭りにも一緒にいき、秋になったらハイキングを……ってあれ、これデートじゃない!? しかもしかも先輩は、実は王子様で……。 以前投稿した『冒険者ギルドで働いてたら親切な先輩に恋しちゃいました』の長編バージョンです。

処理中です...