【完結】大魔法師様は運命の恋人を溺愛中。

みるくくらうん

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丁寧に愛してあげる①★



「……好きだよ、フィン」


 リヒトがしつこいくらいに繰り返す優しい口付けに、フィンは脳が甘く痺れる感覚に陥り、相手のことしか考えられなくなっていた。
 ぎゅっと目を瞑り、肩で大きく呼吸をしながら、リヒトの形の良い唇を受け入れる。


「んん……」


 次第に舌を入れた口付けに変わり、ゆっくり丁寧に、フィンの咥内がリヒトの舌で埋め尽くされていった。
 先程食べたチョコレートの味がする、と2人は内心思いながら、舌を絡ませていく。


「はっ……ぁっ……はぁ」


 最初はぎこちなく不安げだったフィンの舌の動きが、徐々に柔らかくなっていくのを感じたリヒト。
 ゆっくりと舌を吸い、そのまま離すと双方の唾液が厭らしく糸を引いた。
 フィンはゆっくりと目を開き、リヒトを見る。


「っ……」


 リヒトの熱の籠った表情を見ると、フィンは思わず両腕で顔を隠した。



「そんな顔で、僕を見ないで……」


 フィンは消え入りそうな声でリヒトにそうお願いする。
 リヒトはジャケットを脱ぎ捨て、小さく笑ってフィンの腕を掴み顔を覗き込んだ。


「……俺、どんな顔してるのかな。分かんないから教えて」


 リヒトは低く猫をあやすような声でそう言うと、フィンの腕をぐっと掴みベットに押し付け、お互いの手を絡ませながら熱っぽい視線を向ける。
 フィンのしっとり濡れた唇と、不安げに揺れ潤んだままの瞳が、リヒトを煽り続けた。


「教えてくれないの?フィン」

「っ……」

「……犯したい、って顔してた?」

「!?」


 図星だったのか、フィンは目を見開きさらに顔を赤くした。
 リヒトは目を細めながら、フィンの服を丁寧かつ素早く脱がせ始める。リボンを口で引っ張り解いて見せると、フィンは動揺した表情を浮かべた。


「(ぬ、脱がされてくっ……)」


 抵抗する間もなく、考える時間を与えられず、フィンはどんどんと脱がされていく。上半身は何も纏っていない状態になったフィン。
 淡いピンク色の突起が、ツンっと上を向いていたのを見たリヒトは、舌舐めずりをし口角を上げる。



「朝は俺の欲望をそのままぶつけてしまったからね。……夜は丁寧に愛してあげる。心から愛してること、その体で分かってもらうよ」


 何度もリヒトから囁かれる愛の言葉が、回数を重ねるごとにフィンの心臓に甘く突き刺さる。
 

「っ……りひ、と」


 名前を呼ばれたリヒトは、涙で潤んだフィンの瞳を真っ直ぐ見つめ瞼に唇を落とした。耳を優しく撫で、頬にも唇を落とす。
 そのまま滑るように首に唇を這わすと、リヒトは強くフィンの首に吸い付き痕を付ける。


「ぁっ……」


 初めての感覚に驚いたフィンは、ビクンッと体を震わせ少し驚いた表情でリヒトを見た。



「強く吸ってあげると、赤い痕がつくんだよ。君は俺のものっていう印。しばらく消えないかもね」


 リヒトはフィンについたキスマークを満足そうに眺め、そのまま唇を下に滑らせていく。
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