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第1章 幼少期
お披露目パーティー 9話
しおりを挟む「はい、とても嬉しいです。お義姉様。少し、恥ずかしいですが…///」
…顔が少しサージ宰相に似てる?
もしかして…
そう思案しているとクリス公爵に声をかけられた。
「初めまして、君の叔父のクリスです殿下」
「初めまして、叔父上。レイハルトと申します」
少し呼び方に悩んだ結果、「叔父上」と呼ぶことにした。
「こちらは僕の妻のリリーです」
そう言って隣にいるリリー様を示す。
「お初にお目にかかります。リリー・エーヴェルと申します」
やっぱりサージ宰相に似てる。
「リリー様、もしかしてサージ宰相と血縁関係がおありですか?」
「あら、叔母上と呼んでくださっていいのですよ。はい。良くお気づきになられましたね、私はサージ公爵の妹です。これからもよろしくお願いしますね」
やっぱり、そうだったんだ。
「はい。よろしくお願いします、叔母上」
そこでエーヴェル公爵家の挨拶が終わり、侯爵家の番になった。
一番最初はカルミア侯爵家だ。ロベリア第2王妃の実家らしい。
「ご挨拶申し上げます。国王陛下、〰️」
ここは全員同じ言葉なんだ。
「久しいな、カルミア侯」
「お久しぶりでございます。陛下」
その言葉と共に、ニヤリという笑顔がつくられる。
ゾクッ
とても悪意のあるような笑顔に、背中に悪寒が走った。…嫌だな。
「いやぁ、孫も元気そうでなによりです。よかったなぁロベリア」
笑顔なのにどこか冷たい目をしている。
シュンの方を向くと怯えたような顔をしていた。
ロベリア第2王妃もだ。
何かあるのかな、
気になったがシュンの手を握れる距離ではなく、挨拶の間は席を立ってはいけないといわれているため頭を撫でてあげることもできない。
父上は公爵家の人たちに向けていた声ではなく、家臣など、特に信用ならない人に向ける冷たい声をしていた。
これ以降は、父上の声も弾むことなく進んでいった。
声が冷たいなか、より一層雰囲気まで冷たくなったのは自分の娘を俺達の婚約者に、と推してくる貴族たちへだった。
挨拶が終わり、パーティーが再開した。
今度は料理も運ばれて、楽しそうな声が会場を飛び交っている。
あ~、お腹空いた。
グゥゥーーー。
ちょうどそう思ったタイミングでお腹がなる。
……恥ず
顔が赤くなるのを感じる。
「レイハルト、腹が減ったのか?」
うわ…聞かれてた。もぉやだ。
「……はい」
恥ずかしさで死にたくなりながらも、そう返す。
「そうか、何か食べ物をとってこさせよう」
父上がそう言うと近くに立っていた側仕えの人に声をかけた。
その人はすぐさま食べ物が乗っているテーブルへ向かい、何種類か皿に乗せて戻ってきた。
「どうぞ」
「ありがと」
そう言って差し出された皿の上には小さめにカットされた焼いてある肉が少しと、サラダ、デザートにカップケーキが乗っていた。
俺が受けとると、シュン方へ向かい、俺の皿にあるものと同じものが乗っている皿を差し出す。
「ありがとう」
嬉しそうなシュンの顔を見て安心する。
さっきのカルミア侯爵が来てから少し変だったから。
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