元双子、生まれ変わって愛されることを知る

みお

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第2章  学園

学園編 1話

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 ー 8年後 ー

俺は今猛烈にイラついている。

「早く中に入れてくれない?」

「申し訳ありません!今は…」

今日、シュンと一緒に城の書庫へ行こうとしてたがシュンがこれなくなったと聞き、様子を見に来たのが発端だ。

「何故入れない?」

声がとても低くなるのを感じながら、もう三回目であろう質問を投げ掛ける。

「…申し訳ありません、ロベリア妃殿下がおっしやっているので」

チィッ!

おもいっきり舌を打つ

前にも何回かそう言って断られたことがあった。
王太子になる前だったため、第2ではあるが王妃の方がくらいは上であり、そのまま帰らなければならなかった。

だが、もうそんなことは気にしなくて良い。

俺はもう王太子だ。

昨日、父上が張り切って式を上げてくれた。

今日はつかれているだろうからと今日は休みで、明日から公務が始まる。

学園に入る前には行いたいといっていたのを有言実行していた。


「もういい」

そう言うと、俺があきらめたと思ったのかイベリス宮のメイドがほっと息をつく。

「ちげぇよ」

そう呟いて、扉に向け風魔法を放つ。

イラついていたからか、扉が粉々になって吹き飛んで行く。

…威力間違えたか?

まぁ、そんなことはどうでも良い。

扉を開けるとかすかに女の人の声が聞こえた。

なにかに怒鳴っているようだ。

イベリス宮の侍女たちがバタバタと走ってくる。

俺が放った魔法のせいか。

入り口に俺が立っているのに気がついた侍女の一人が驚きの声を上げる。

「王太子殿下!?何故ここに!?」

確か、ここの侍女長だ。
ロベリア妃のそばにいつもいるから覚えた。

「俺の弟が住んでいるところに兄である俺が来るのはおかしいのか?」

「い、いえ、とんでもございません」

俺のまとっている雰囲気に怖じ気づくように言葉が返ってくる。

…こいつなら知ってるよな。

「なぁ、俺、今日シュンと一緒に城の書庫へ行く予定だったんだ。けどさ、シュンが来れないって知らせが来た。理由も無しにだ。なにか知ってるよな?」

「…」

沈黙か。

肯定ととっても良いよな。うん。

「教えろ」

「…妃殿下にお伺いしないと、私共には…」

周りにいる侍女たちも含め、侍女長が震えなから答える。

ふと、視界のはしに氷の粒が映った。

ヤバ、魔力が暴走しかけてる。

…まぁ、いっか。

「ロベリア様は今どこにいる?」

俺としては ' 様 'なんてつけなくて良いと思っているけど、一応シュンの母親だしということでつけた。

「…」

侍女たちからの返事はないが、何人かが視線を動かし、先程女の怒鳴り声が聞こえた方を見る。

あの怒鳴り声は第2王妃だったのか。

そのまま俺は声の聞こえた方へと駆け出した。

まだ声が聞こえていたためすぐにわかった。

そのとき、物がなにかにぶつかって壊れる音が聞こえ、扉をおもいっきり開ける。

そこで俺が目にしたのは…




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