五月六日は西條冬木の誕生日

たみやえる

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「あ、 ごめ……ッ!」
と、絶句したのも仕方ないと思ってくれ。

なぜなら、俺の元気なムスコくんが洸夜の下っ腹を春の訪れを告げるつくしさながらにツンツン下から突き上げていたのだ。

俺は風呂上がりでパジャマ着用してたけど! パジャマ生地って薄いから!!

イヤー、生でなくてよかったヨ。
あははは……。


って笑い事じゃナイッ!

洸夜の視線が俺の下半身にそそがれる。

空気を読めない俺のソレはより一層胸を張るように天(正確には我が家の天井だが)を指し……。

恥ずかしすぎて、そっこー股間を両手で覆った。そのまま背中でズリズリと洸夜の下から這い逃げようとしたのだが……。

「何、逃げようとしてんの?」

俺の動きが止まったのは、洸夜の声が通常営業の〈プリンスバージョン〉(天使バージョンともいう)
に戻っていたから。

ーーえ? 怒ってない?
軽蔑してないの?

あまつさえ、股間を抑える俺の両手を外そうとしてくるから、こっちがテンパってしまう。

「へ? やめっ。そんな、や……! ッ?!」

わたわたと焦る俺の目の前で洸夜の指が俺のパンツのゴムをペロッとめくった。

そうされるのを待ち構えていたかのように俺のちんこがピョンと飛び出てきて……、あ、と思った時には洸夜の手の中に収まっていたんだ。

「~~ッ! 離してくれ。俺、汚いからさ」

「なんで? 汚くなんかないよ? 風呂上がりって言ってたじゃん」

「そ……じゃくてェ……ン、擦るなッて……」

堪えきれずに吐き出したオレの精が洸夜の手を汚してゆく。

「ごめんなさいッ。本当に穢した……ッ」

ぐずぐず泣き出すと、洸夜は困った表情になり、

「だから、オレ、汚れてないよ」
と、吐き出したばかりの欲望でベタつく俺の分身をヨシヨシする。

まるで大好きなペットを可愛がる飼い主みたいに、さ。

俺はちょっぴり自分の分身にヤキモチを焼いてしまった。
俺の頭も撫で撫でして欲しいなぁ。
してくれないかなぁ。

よほど物欲しげな顔をしていたのか、テッシュで手を拭った洸夜が俺の頭も撫でてくれた。

「冬木も若いからこうなっちゃうのは自然なことなんだ」

へ?

「だ、だって、へんだろ……」

「オレだってこういうことはあるから、へんだなんて思わない」

瞬間、猛烈に洸夜の自慰シーンを想像してしまった。
ご、ごめん、洸夜……。
と、心の中で謝るのと裏腹にちんこの方はどんどん硬度を増してゆく。それなのに洸夜の顔には一切嫌悪の表情が見られない。それどころか、ふんわり微笑む。
その笑顔があんまり綺麗だったから、

(あ、れ? 俺ってもしかしておかしくないのか……)

と、納得してしまったのだった……。























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