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冒険の始まり
4ランズと契約
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ランズは見た目こそ細身体型だと思っていたけれど、近くで見れば無駄な贅肉が殆ど無くて、鍛錬の結晶であるしなやかな筋肉が全身に付いていて、見るからに上級冒険者のそれだった。
そんな上級冒険者のランズが俺なんかとまともに組んでくれるなんて……!!
「本当にいいのかっ!!
ランズは上級冒険者みたいだしさ、一緒に冒険するのは正直俺は助かるけど…ランズは本当にいいのか?
お荷物でしかないまだ新米冒険者の俺でも?」
いくらランズからダンジョンに誘われて嬉しかったとしても、冒険者は疑い深くしなければならない。
正式に契約が成立するまでは、信じる者は自分だけというのが冒険者の常識だ。
大体上級冒険者が俺みたいな新米冒険者と一緒に組むなんて……本当にメリットなんか無いんだ。
あるとすれば……俺の場合はいかがわしい目的位しか本当に無い。
「勿論だよ!だがやはり力量は私の方がある事と、ロジェの安全の為に装備だけはしっかりして欲しいから、先行投資で私がロジェの装備を私が揃えよう。
その代わりお宝の報酬配分は7対3でどうだろうか?
もし無報酬になった場合には、先行投資した装備は君がそのまま貰っていい」
「ええっ!!そんな好条件で……ランズ、この条件は本当か!!俺は……本当にその条件なら俺は是非ランズと組みたいよ!!」
「本当かいっ!!ああ良かった!!ロジェ有難う!!此方こそ宜しく」
俺が組みたいって言ったらランズは嬉しそうに笑って、早速事務魔法で正規の契約書を作成して、俺のサインを求めてきた。
俺は一応魔法使いだからその手のトラップを注意深く確認したけれど何もトラップは確認できなかったので、契約内容をしっかり読んでからサインを書く。
すると契約魔法の発動条件が整い、俺とランズの手のひらには同じ契約紋様が浮かび上がった。
「これで契約は成立だ。
じゃあ早速今日から一緒に行動しよう。
まずはロジェの装備を整えに行こうか」
ランズは早速俺の装備を整えようと言ってくれて俺はとても嬉しかった。
それにしても……さっきから気になる事がある。
「ランズ、それにしてもさっきから店の中にいる人達がチラチラとこちらをみてくる……ほら今もっ!!
店の外からもわざわざこっちを覗いてくる人達がいるんだけど、何でかなあ……?」
俺は今迄ランズの話に集中して周りが見えて居なかったけど、契約も交わした今では何となく周りが見えてきた。そうしたら不思議な感じがした。
何故が店の中にいる人達が俺達をチラチラ見てくる。
それがとても気になっていたのでランズに聞いてみる事にした。
「それはね、ロジェが初心で可愛いのと、私が有名人だからかもしれない」
そんな上級冒険者のランズが俺なんかとまともに組んでくれるなんて……!!
「本当にいいのかっ!!
ランズは上級冒険者みたいだしさ、一緒に冒険するのは正直俺は助かるけど…ランズは本当にいいのか?
お荷物でしかないまだ新米冒険者の俺でも?」
いくらランズからダンジョンに誘われて嬉しかったとしても、冒険者は疑い深くしなければならない。
正式に契約が成立するまでは、信じる者は自分だけというのが冒険者の常識だ。
大体上級冒険者が俺みたいな新米冒険者と一緒に組むなんて……本当にメリットなんか無いんだ。
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俺は一応魔法使いだからその手のトラップを注意深く確認したけれど何もトラップは確認できなかったので、契約内容をしっかり読んでからサインを書く。
すると契約魔法の発動条件が整い、俺とランズの手のひらには同じ契約紋様が浮かび上がった。
「これで契約は成立だ。
じゃあ早速今日から一緒に行動しよう。
まずはロジェの装備を整えに行こうか」
ランズは早速俺の装備を整えようと言ってくれて俺はとても嬉しかった。
それにしても……さっきから気になる事がある。
「ランズ、それにしてもさっきから店の中にいる人達がチラチラとこちらをみてくる……ほら今もっ!!
店の外からもわざわざこっちを覗いてくる人達がいるんだけど、何でかなあ……?」
俺は今迄ランズの話に集中して周りが見えて居なかったけど、契約も交わした今では何となく周りが見えてきた。そうしたら不思議な感じがした。
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