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新しい扉
38綺麗な人
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思わず嬉しくて、今迄の感謝の気持ちを伝えてしまった。
最後に幻聴でもランズに感謝の気持ちが伝えられて俺はもう思い残す事なくこのまま朽ちて行けそうだ。
「……ロジェ!!ロジェ!!早まるんじゃない!!まだ私は死んでないよ。今君の下半身の方にいるんだ。聞こえてる?」
「え……本当なの……ええー!!ラ、ランズは転移から戻ってきたの!!あのユニコーンからどうやって?それでた戻ってきて俺を探してくれてたの!!」
声が聞こえてきて嬉しかったのに、何と俺の下半身の方にランズが戻って来てくれていた!!ランズー!!
本当に本当にランズはあのユニコーンから逃れられて生きていたの!!
それで、俺をまた助けようとして戻って来たの?!
ついついランズに言いたい事がいっぱい溢れて来て、質問攻めになってしまっている。
「ロジェ!!良かった!!話せそうだな。俺はあの転移には成功したが、一頭だけユニコーンが一緒に転移してしまってね、転移先でも逃げるのに必死だったが、ユニコーンから話をしてくれたんだ。妖精国に帰る為の扉を開けて欲しいって」
その話……さっき妖精さんが話していた事と同じ様な内容かも知れない。
だけどランズの話を最後まで聞いてみよう。
「そ、それでどうなったの……?」
「ユニコーンは元々妖精国の生物だ。だが妖精国に戻る為の扉の鍵穴と鍵を盗まれて戻れなくなってしまったらしい。
その鍵を見つけられるのが1番良い方法だが、純潔の人間でもこの扉を開けられるそうなんだ。
そこでユニコーン達は純潔の人間を見つける目的で童貞ダンジョンを作った訳だ。
しかし純潔の者というのは淫魔や他の魔獣達にとってもご馳走らしく、ユニコーンがいる扉の場所に辿り着くまでに淫魔達に純潔を散らされて全く手には入らなかった。
だがようやく私とロジェの2人を見つけたという訳だ」
お、俺やランズが純潔……って……もしかして妖精さんが言っていた綺麗な人っていうのも純潔と同じ意味だったとして……
「ね、ねえランズ……さっきから純潔、純潔って言っているけどもしかして純潔って童貞って事……?」
最後に幻聴でもランズに感謝の気持ちが伝えられて俺はもう思い残す事なくこのまま朽ちて行けそうだ。
「……ロジェ!!ロジェ!!早まるんじゃない!!まだ私は死んでないよ。今君の下半身の方にいるんだ。聞こえてる?」
「え……本当なの……ええー!!ラ、ランズは転移から戻ってきたの!!あのユニコーンからどうやって?それでた戻ってきて俺を探してくれてたの!!」
声が聞こえてきて嬉しかったのに、何と俺の下半身の方にランズが戻って来てくれていた!!ランズー!!
本当に本当にランズはあのユニコーンから逃れられて生きていたの!!
それで、俺をまた助けようとして戻って来たの?!
ついついランズに言いたい事がいっぱい溢れて来て、質問攻めになってしまっている。
「ロジェ!!良かった!!話せそうだな。俺はあの転移には成功したが、一頭だけユニコーンが一緒に転移してしまってね、転移先でも逃げるのに必死だったが、ユニコーンから話をしてくれたんだ。妖精国に帰る為の扉を開けて欲しいって」
その話……さっき妖精さんが話していた事と同じ様な内容かも知れない。
だけどランズの話を最後まで聞いてみよう。
「そ、それでどうなったの……?」
「ユニコーンは元々妖精国の生物だ。だが妖精国に戻る為の扉の鍵穴と鍵を盗まれて戻れなくなってしまったらしい。
その鍵を見つけられるのが1番良い方法だが、純潔の人間でもこの扉を開けられるそうなんだ。
そこでユニコーン達は純潔の人間を見つける目的で童貞ダンジョンを作った訳だ。
しかし純潔の者というのは淫魔や他の魔獣達にとってもご馳走らしく、ユニコーンがいる扉の場所に辿り着くまでに淫魔達に純潔を散らされて全く手には入らなかった。
だがようやく私とロジェの2人を見つけたという訳だ」
お、俺やランズが純潔……って……もしかして妖精さんが言っていた綺麗な人っていうのも純潔と同じ意味だったとして……
「ね、ねえランズ……さっきから純潔、純潔って言っているけどもしかして純潔って童貞って事……?」
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