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解錠
41童貞の思い
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「ロジェが私の事を愛していなくても構わないよ。
ただ君の鍵穴に私の鍵をはめる前に……私の思いをロジェに伝えられて良かった。
私はロジェより長く童貞でいたせいか、童貞を卒業する時は愛する人に捧げたいと思っていたんだ。
それがこの扉を開く鍵としてだとしても夢が叶うのは嬉しいんだよ」
ランズは今どんな顔をしてそんな言葉を俺に言っているんだろうかと思った。
でもあれか……俺の壁に挟まれた下半身を見ながらそんなセリフを言っているんだよなぁ……やっぱり考えるのやめよ。ははは……
それにしてもランズは意外にも童貞にそんな思いを抱いていたんだな……俺なんか可愛い子がいて捨てられるのならいつでも捨てたいと思っていたのに……ただ捨てられるチャンスが無かっただけの俺とは全然違う!!
だけどそこまで童貞を卒業する時の強いこだわりを持っていたランズが俺みたいな奴を好きになってランズの事を愛してなくてもいいと言うなんてなんか切ない。
「そんな……俺がランズの事が嫌いな訳はないし、そういう好きでは無いかもしれないけれど、鍵穴の俺に突っ込むのが嫌とかじゃなくて良かったよ!!
ははっ!!俺さ、どうせここで死ぬと思ってからランズが戻って来てくれて本当に嬉しかったしランズと一緒にこのダンジョンに来れて良かったよ。
だから……俺もランズの事は好きだし、ランズになら俺の鍵穴に鍵を入れて貰いたいと思っているから……優しくしてね」
ただ君の鍵穴に私の鍵をはめる前に……私の思いをロジェに伝えられて良かった。
私はロジェより長く童貞でいたせいか、童貞を卒業する時は愛する人に捧げたいと思っていたんだ。
それがこの扉を開く鍵としてだとしても夢が叶うのは嬉しいんだよ」
ランズは今どんな顔をしてそんな言葉を俺に言っているんだろうかと思った。
でもあれか……俺の壁に挟まれた下半身を見ながらそんなセリフを言っているんだよなぁ……やっぱり考えるのやめよ。ははは……
それにしてもランズは意外にも童貞にそんな思いを抱いていたんだな……俺なんか可愛い子がいて捨てられるのならいつでも捨てたいと思っていたのに……ただ捨てられるチャンスが無かっただけの俺とは全然違う!!
だけどそこまで童貞を卒業する時の強いこだわりを持っていたランズが俺みたいな奴を好きになってランズの事を愛してなくてもいいと言うなんてなんか切ない。
「そんな……俺がランズの事が嫌いな訳はないし、そういう好きでは無いかもしれないけれど、鍵穴の俺に突っ込むのが嫌とかじゃなくて良かったよ!!
ははっ!!俺さ、どうせここで死ぬと思ってからランズが戻って来てくれて本当に嬉しかったしランズと一緒にこのダンジョンに来れて良かったよ。
だから……俺もランズの事は好きだし、ランズになら俺の鍵穴に鍵を入れて貰いたいと思っているから……優しくしてね」
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