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ダンジョンの外

70帰りは危険

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   ランズの言っている事はもっともだ。
確かにこの耳飾りが妖精の羽と気づかれて妖精黄金まで出している事が分かれば最悪耳を引きちぎられる事だってあるかもしれない。

   直ぐに耳飾り飾りを外そうとするが、なかなか外れないのでランズに頼むと素早く外してくれて袋にしまってくれた。


「有難うランズ。このお宝達が本当に本物で価値が認められるといいね!」


「ああ、まず本物で間違いないと思うが、後は誰にも気づかれずにギルドの鑑定所までお宝を持って行くまでが本当に危ないんだ。
もし誰かに話しかけられたら「経験値を上げる為に旅をしている」と言おう」


「そうだね!!ダンジョン帰りを狙っている悪党もいるって聞いた事があるし気をつけるよ!!」


   俺とランズはそう話し合って帰りのルートも慎重に……ダンジョン帰りではなく、経験値の旅をしていたという程で少し遠回りをしながら街に向かった。


   それでも帰り道にはダンジョン帰りを狙っているとわかる冒険者を装った者達が度々こんな俺達2人でも話かけられて、ダンジョンから宝を持って帰ってきたのか探りを入れられたり、話しかけられてしまう事がダンジョンに行く時よりも格段に増えてしまった。


「意外とダンジョン帰りって危ないんだね」


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