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85高級宿

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「待てロジェ、後もう少しの辛抱だ。このままギルドにお宝を出して鑑定までして貰う。そこまですれば安全だ。命も狙われる事はない」

「……分かったよ」

ランズの言っている事はもっともだ。とにかく国宝級やら伝説のお宝を持っているとあれば、命を狙ってくるハイエナ冒険者は沢山いるだろう。

しかし、ギルドに正式にお宝を鑑定して貰えば、自分の所有権として登録できるし、高価な物なら預かってもらえる。

もう疲れて眠くても必死になってランズの後ろをついていき、ようやくギルドについて正式に手続きを行った。





ーーーーーーー




パフンッ



「ふわふわのベッドちゃん最高!!」


「ロジェ……可愛いな」


「むううっ可愛いとか言われてちょっと傷ついたけどまあ良いや。こんな気持ちの良いベッドにありつけたんだから」


俺とランズは今、超高級なホテルのスイートルームで身体を洗い流して、ベッドに寝っ転がっている。



あれから必死の思いでギルドに行ってから今回の童貞ダンジョンの達成とお宝として「妖精黄金」「妖精の羽」「レインボーストーン」「コブリンの精液」の鑑定をする為に提出した。

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