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〜王子side〜4
54エドワード王子の呪い4
しおりを挟むアンジュも私の存在に気づいてくれて有難う!!
アンジュが私に触ろうとするので構ってあげようとしたら「悪魔の使者」と言われ嫌われてしまったようだ……。
そんなアンジュに対してアンドルは「黒猫の妖精」と言って気に入ってくれた!!やっぱり私のアンドルだ!!
アンドル達の話を聞いていると、私は黒い子猫で羽が生えている不思議な生き物らしい。これはやはり父上と同じ姿になったのだなぁ。
アンドルに優しくされてとても安心していたが、正式に私を飼っていいかお願いする為に、父親の侯爵に顔合わせされてしまった。
侯爵は私を見るなり驚いて言った。
「アンドル!!それは!!マ、マルコじゃないか!!いや、そんな筈はないか……アンドル、その子を何処で見つけたんだ?」
成る程……父上もこの侯爵に世話をされていたのか……名前は「マルコ」と言われて……呪いが解けた父上は王宮へ戻り、この侯爵にとっては突然飼っていた「マルコ」がいなくなった悲しい思い出になってしまったのだな……。
それでも侯爵がアンドルのお願いに対して直ぐに私を飼っていいと言ってくれたと言う事は、父上だった「マルコ」の印象がとても良かったせいだと分かったので、ここでも父上に感謝する事になった。
そしてアンドルは私を飼ってくれる事になり何とか侯爵家で生きていけそうだとようやくホッとする。
私を飼っていい事になったアンドルは私を抱きしめたり、身体を撫でていたり、まるで愛撫をされている様な心地良さだ。優しいアンドル有難う。
侯爵から「マルコ」の飼い方を教えて貰ったアンドルは早速私にトイレの場所を教えたり、名前を考えてくれた。
「僕にはエドワード王子っていう忠誠を誓っている婚約者がいてね、とってもカッコいい人なんだよ。君は王子にとても似ているから……君の名前は【エディ】でどうだい?」
アンドルが私の事をそう呼んでみたかったなんて、言ってくれればいくらでも呼ばせていたのに!!
アンドル……そんなに私の事が好きだったんだね。それなのにお別れの挨拶も出来ないまま何年も会えないと言われている状況なのに……私の事を思って今の私をエディと呼んでくれるなんて感激だよ。
そうしてアンドルと一緒に生活が始まった。
アンドルの1日は規則正しい。朝は少し走り込みをしてから剣の素振りをする。
そして侯爵家の馬の世話をして戯れた後にようや朝食をとっている。
それで朝から私もくっついて行きたいと捏ねていたら、「邪魔になったら直ぐ連れていかないからね」と言って一緒にくっついていける様になった。
するとアンドルは邪魔にならなかった私を気に入って、いつも一緒に行動してくれる様になった。よし。
日中はもう直ぐ始まる学校の入学準備や、役に立ちそうな本を読んだり、入学前に最後の自由時間を満喫して私と遊んだりしてくれる。
そうしている内に私もこの生活に慣れて来て、アンドルに対して素直な行動をするようになっていった。
元は私も人間でもあるし、大好きなアンドルがシャワーを使うなら一緒に入りたい。
もし同じ人間のままであったら許して貰えなさそうな事でも、アンドルにとって可愛いというこの姿はどんな我儘でも大概許してしまう事が分かった。
そう。私はこの姿を最大限有効活用した楽しいアンドルライフを満喫できると考えたのだ。
どうせ今の姿ではどうなる事も出来ないんだ。それならできるだけ張り合いのある充実したアンドルライフを送りたい。
こうしてシャワーではアンドルの美しい裸を毎日見れる様になった。
寝る時だって勿論一緒だ。
たまにお風呂上がりのホカホカしてほっぺが桃色に染まった可愛いアンドルの寝込みを「ニャオーーーン」と襲ったって笑って楽しんでくれるアンドル。
何度も唇にキスをする事も既に普通の事で、アンドルが寝起きの時なんかは、アンドルの方からキスをしてくれる事もある。
そして調子に乗った私の行動はどんどんエスカレートしていった。
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