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本編10
112侍従長の予感
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アンジュが馬車に乗り込む時にはアンリエールは完全に寝ていて、アンジュが抱っこしながら馬車は静かに発進したのを見送った。
「帰ってしまったか……」
久しぶりにアンジュと会えて楽しかった分、こうしてお茶会が終わって別れる時はどうしても寂しいと思ってしまうな。
王宮に帰ってからはずぐに今日の事務処理に取り掛かる。
陛下しかできない書類もあれば、陛下かもしくはその配偶者である僕ならば処理できる書類もあるので、僕は少しでも陛下の負担が減らせるように僕ができる処理をしていく。
コンコンッ
「失礼します。アンドル様お疲れ様です。今日は久しぶりにアンジュ様とお茶会でしたね。いつもアンドル様は書類を貯めないで処理してくれてますから、今日位はお休みして頂いても宜しかったですのに」
仕事をして暫くすると僕の書斎には僕の王子妃教育の先生でもあった侍従長が軽食とお茶を用意して様子を見に来てくれた。
「侍従長有難う。でも毎日少しずつ貯まる書類は気づいたらあっという間に収拾がつかなくなってしまうと思うんだ。少しでも陛下の負担を軽くできるように今日できる事はやってしまおうと思っているよ」
「はああ……アンドル様は本当に小さな頃から真面目でいらっしゃる。私はいつも何も言う事がありませんでした」
そう言った侍従長は感激して僕に視線を向けていたが、僕は構わず目の前の書類に目を通して進めた。だって早く終わりたいもの。
それにしてもこの侍従長は僕が思っている以上にキレ者でゾッとする程怖い先生だった。
僕はずっと王子妃教育を受けていると思っていたのに、実際には国王の配偶者となる王妃教育をしっかり叩き込まれていたんだ。
あの頃……王子妃教育を始めた頃にエドワード王子がまさか国王になるなんて誰が予想していただろうか。
でもいたんだここに1人だけ。侍従長が。
もっと簡易的な教育だと当初見くびっていた王子妃教育が実は王妃教育だったなんて……だからあんなに大変で辛かったのかと後になって理解した。
教えて下さる先生も複数人ではなく侍従長1人で全てこなしていたのも、最初から僕にとって必要な事だと誰にもバレない様に教育を叩き込まれたのも、侍従長の確信めいた予感があったのだろうか……。
それを考えると侍従長に視線を向けられている背筋がゾクッとする。
エドワード王子が急遽王太子に決まった時には大急ぎで僕も王妃教育を始める事になってしまい、辛い教育がまた始まるのかと思っていたのにほどんど知っている事ばかりだったから侍従長には感謝もしているが……。
それでもキレ者侍従長は当然王子の事を何よりも1番に考えていて、王子の婚約者になった当初から多分僕の事も気に入って下さっていたと思う……だから僕にとって悪い事はしないだろうと油断していた事を少しだけ後悔している。
だって……だって……僕が王宮で生活する様になった早々……僕に内緒でエドワード王子に僕の部屋の鍵を勝手に渡していたんだから。
それに気づかずに王宮で生活を始めて間もない僕は慣れない王宮生活で疲れが溜まって深く眠りについていた処、真夜中にエドワード王子に突然起こされて、寝ぼけたままプロポーズを何度もされたらぼんやりしたまま何となく嬉しくなってしまい……「私に身を任せるだけでいい」と言われてそのまま身を任せてしまった。
そして次の日の朝、何故か自室に居ない王子を探して侍従長が僕の部屋に来た時には、なんと探していた王子と青ざめる僕が一緒に寝ていてビックリしたという事だけど……。
「あらあら~、まだ結婚も済んでませんのに我慢出来なかったなんて仕方がないですね~」
っと何故かニヤけ顔が戻らない侍従長は、直ぐに陛下と侯爵家に既成事実の報告を済ませて結婚式の日取りや衣装決め、出席者の選別、招待状と共に貴族達に通達と……外堀を埋められた気がするのは気のせいでは無いと思う……。
僕が後日鍵を渡した張本人が侍従長だと知って問いただした時には
「部屋の中までの事は私の管理外の事ですし婚約者の部屋の鍵を王子が持っていても何の問題もないです。むしろ婚約者の安全を考えれば妥当です」
だって。そんな事聞いてないよー。
しかもエドワード王子は経験が豊富?なのか僕の感じる場所を僕より知っていて、始めてなのに信じられないくらい感じてしまい無意識にヒャンヒャン喘いでしまった。
うわー今思い出しても顔から火が出てきそう……。
それにしてもエドワード王子も僕が初めてだと言っていたけど……本当なんだろうか?
僕の身体の扱いが随分と……その……手慣れていたけれど……でも僕の事を好きだっていう気持ちはとても伝わってきたのでこれ以上追及しないでおきたい。
そうして結局僕は心配性の王子に説得され、なし崩し的にエドワード王子の寝室で一緒に寝るのが当たり前になってしまった。
色々言いたい事はあったけれど結局僕も王子と結婚を誓い合ったし、もう少し心の準備が欲しかったというだけで嫌じゃ無かった。
婚約者だった期間が長いので周りからの反対もゼロ。
何より……王子の方は凄く幸せそうで仕事も頑張っているし毎日ノリノリだったから、まぁ王子が幸せならと思って卒業してすぐ結婚してしまったんだけど。
でも後から冷静になって考えると……昔は僕から王子を1番に引き剥がしていた侍従長がむしろ既成事実を推し進めていたような……。
僕を気に入っていたからこそ侍従長の思惑に……もしかしたらそれが当時の陛下の策略にまんまとハマってしまったのかも知れないと後になって気がついた。
だからキレ者侍従長には注意しなければならないと常に警戒はしている。
「ではアンドル様、今日もお疲れ様でした。それではおやすみなさいませ」
「おやすみ侍従長」
今日処理ができる書類がようやく終わって軽食を取ってからは、僕と陛下の寝室に行ってシャワーを浴びる。
外交や貴族との夜のお食事会がなければ王妃の仕事なんて意外と地味な作業の毎日だ。
ドンッ!!
「ひゃあっ!!」
「アンドル~私も今仕事から戻って来たよ。一緒にシャワーを浴びるからね~」
「陛下!!いつも言ってますけどシャワーを浴びてる時に突然入って来ないで下さい!!」
シャワーを浴びていたら突然ドアが開いて裸の陛下が僕を抱き締めてきた。
「だって仕方がないだろう?猫の呪いの後遺症が抜けないんだよ。はあ……それに2人だけの時は呼び方が違うだろう?なあ?アンドル先ずはお疲れ様のキスだ」
抱き締めたまま僕を振り向かせてキスをしてくるので僕もそれに応えた。
「ちゅっ……んっ……ハア……エディ今日も国王のお仕事お疲れ様でした」
「はああ……今日も私は頑張ってきたからエネルギー切れだ。アンドルを補給しないと私がもたない。早くシャワーを浴び終わってベッドに行きたい」
こんなに甘えてくるエドワード陛下だけど、国王になってからというもの、第一王子と第二王子やその勢力とも上手くまとめて仲良くやっているのが凄い。
やはり陛下自身が国王という地位や権力に固執してないから、役職や予算を公平に分配できているのが大きいのかも。
アンジュは利害の一致する新国王の陰口を他の人に一切言わない代わりに、僕にだけは平気で言ってくるけど、間違いなく国王として頑張っているのが分かるんだ。
だから僕で国王の精神的な負担が軽減されるのなら喜んで甘えて貰いたい。
因みにそんなアンジュはエドワード国王陛下の直属勢力の中で1番影響力の強い貴族である侯爵家の侯爵代理なんだけどね。
「……はい。僕も……エディと一緒にベッドに行きたいです」
「アンドルゥ……ハア……好き」
エドワード国王陛下だってまだまだ若いから性欲が強い。それを解消しないとイライラしてしまうだろうし、毎日スッキリさせてからお仕事を頑張って貰いたい。
夜這いされて僕と初めて身体を重ねてしまってからのエドワード王子は、自分にも自信が出てきたのか精力的に勉強し、他の国や国内の視察にも周って交渉もまとめてきたりするから、王子として立派になったと王宮内でも噂になった程だった。
僕は王子妃教育で忙しくしていただけだけど、エドワード王子の評判が高まると侍従長の触れ込みで何もしていない僕まで評判が高くなってしまったし。
僕は王宮に住み始めて王子妃教育以外まあ何もしてなかった訳じゃなくて王子をお守りする為に剣術の訓練もしているし、病院や孤児院を回ったりはしていたけれどね。
だけど1番やった事と言えば侍従長公認で一緒に寝る事になったエドワード王子に翻弄され続けた事かも知れないなぁ。うん……。
そして……僕も王子の求めに対して身体を重ねる内に僕の身体も気持ち良くて満更でも無くなってしまったんだよね……あははっ……。
ーーーーーーーーー
明日完結します。
「帰ってしまったか……」
久しぶりにアンジュと会えて楽しかった分、こうしてお茶会が終わって別れる時はどうしても寂しいと思ってしまうな。
王宮に帰ってからはずぐに今日の事務処理に取り掛かる。
陛下しかできない書類もあれば、陛下かもしくはその配偶者である僕ならば処理できる書類もあるので、僕は少しでも陛下の負担が減らせるように僕ができる処理をしていく。
コンコンッ
「失礼します。アンドル様お疲れ様です。今日は久しぶりにアンジュ様とお茶会でしたね。いつもアンドル様は書類を貯めないで処理してくれてますから、今日位はお休みして頂いても宜しかったですのに」
仕事をして暫くすると僕の書斎には僕の王子妃教育の先生でもあった侍従長が軽食とお茶を用意して様子を見に来てくれた。
「侍従長有難う。でも毎日少しずつ貯まる書類は気づいたらあっという間に収拾がつかなくなってしまうと思うんだ。少しでも陛下の負担を軽くできるように今日できる事はやってしまおうと思っているよ」
「はああ……アンドル様は本当に小さな頃から真面目でいらっしゃる。私はいつも何も言う事がありませんでした」
そう言った侍従長は感激して僕に視線を向けていたが、僕は構わず目の前の書類に目を通して進めた。だって早く終わりたいもの。
それにしてもこの侍従長は僕が思っている以上にキレ者でゾッとする程怖い先生だった。
僕はずっと王子妃教育を受けていると思っていたのに、実際には国王の配偶者となる王妃教育をしっかり叩き込まれていたんだ。
あの頃……王子妃教育を始めた頃にエドワード王子がまさか国王になるなんて誰が予想していただろうか。
でもいたんだここに1人だけ。侍従長が。
もっと簡易的な教育だと当初見くびっていた王子妃教育が実は王妃教育だったなんて……だからあんなに大変で辛かったのかと後になって理解した。
教えて下さる先生も複数人ではなく侍従長1人で全てこなしていたのも、最初から僕にとって必要な事だと誰にもバレない様に教育を叩き込まれたのも、侍従長の確信めいた予感があったのだろうか……。
それを考えると侍従長に視線を向けられている背筋がゾクッとする。
エドワード王子が急遽王太子に決まった時には大急ぎで僕も王妃教育を始める事になってしまい、辛い教育がまた始まるのかと思っていたのにほどんど知っている事ばかりだったから侍従長には感謝もしているが……。
それでもキレ者侍従長は当然王子の事を何よりも1番に考えていて、王子の婚約者になった当初から多分僕の事も気に入って下さっていたと思う……だから僕にとって悪い事はしないだろうと油断していた事を少しだけ後悔している。
だって……だって……僕が王宮で生活する様になった早々……僕に内緒でエドワード王子に僕の部屋の鍵を勝手に渡していたんだから。
それに気づかずに王宮で生活を始めて間もない僕は慣れない王宮生活で疲れが溜まって深く眠りについていた処、真夜中にエドワード王子に突然起こされて、寝ぼけたままプロポーズを何度もされたらぼんやりしたまま何となく嬉しくなってしまい……「私に身を任せるだけでいい」と言われてそのまま身を任せてしまった。
そして次の日の朝、何故か自室に居ない王子を探して侍従長が僕の部屋に来た時には、なんと探していた王子と青ざめる僕が一緒に寝ていてビックリしたという事だけど……。
「あらあら~、まだ結婚も済んでませんのに我慢出来なかったなんて仕方がないですね~」
っと何故かニヤけ顔が戻らない侍従長は、直ぐに陛下と侯爵家に既成事実の報告を済ませて結婚式の日取りや衣装決め、出席者の選別、招待状と共に貴族達に通達と……外堀を埋められた気がするのは気のせいでは無いと思う……。
僕が後日鍵を渡した張本人が侍従長だと知って問いただした時には
「部屋の中までの事は私の管理外の事ですし婚約者の部屋の鍵を王子が持っていても何の問題もないです。むしろ婚約者の安全を考えれば妥当です」
だって。そんな事聞いてないよー。
しかもエドワード王子は経験が豊富?なのか僕の感じる場所を僕より知っていて、始めてなのに信じられないくらい感じてしまい無意識にヒャンヒャン喘いでしまった。
うわー今思い出しても顔から火が出てきそう……。
それにしてもエドワード王子も僕が初めてだと言っていたけど……本当なんだろうか?
僕の身体の扱いが随分と……その……手慣れていたけれど……でも僕の事を好きだっていう気持ちはとても伝わってきたのでこれ以上追及しないでおきたい。
そうして結局僕は心配性の王子に説得され、なし崩し的にエドワード王子の寝室で一緒に寝るのが当たり前になってしまった。
色々言いたい事はあったけれど結局僕も王子と結婚を誓い合ったし、もう少し心の準備が欲しかったというだけで嫌じゃ無かった。
婚約者だった期間が長いので周りからの反対もゼロ。
何より……王子の方は凄く幸せそうで仕事も頑張っているし毎日ノリノリだったから、まぁ王子が幸せならと思って卒業してすぐ結婚してしまったんだけど。
でも後から冷静になって考えると……昔は僕から王子を1番に引き剥がしていた侍従長がむしろ既成事実を推し進めていたような……。
僕を気に入っていたからこそ侍従長の思惑に……もしかしたらそれが当時の陛下の策略にまんまとハマってしまったのかも知れないと後になって気がついた。
だからキレ者侍従長には注意しなければならないと常に警戒はしている。
「ではアンドル様、今日もお疲れ様でした。それではおやすみなさいませ」
「おやすみ侍従長」
今日処理ができる書類がようやく終わって軽食を取ってからは、僕と陛下の寝室に行ってシャワーを浴びる。
外交や貴族との夜のお食事会がなければ王妃の仕事なんて意外と地味な作業の毎日だ。
ドンッ!!
「ひゃあっ!!」
「アンドル~私も今仕事から戻って来たよ。一緒にシャワーを浴びるからね~」
「陛下!!いつも言ってますけどシャワーを浴びてる時に突然入って来ないで下さい!!」
シャワーを浴びていたら突然ドアが開いて裸の陛下が僕を抱き締めてきた。
「だって仕方がないだろう?猫の呪いの後遺症が抜けないんだよ。はあ……それに2人だけの時は呼び方が違うだろう?なあ?アンドル先ずはお疲れ様のキスだ」
抱き締めたまま僕を振り向かせてキスをしてくるので僕もそれに応えた。
「ちゅっ……んっ……ハア……エディ今日も国王のお仕事お疲れ様でした」
「はああ……今日も私は頑張ってきたからエネルギー切れだ。アンドルを補給しないと私がもたない。早くシャワーを浴び終わってベッドに行きたい」
こんなに甘えてくるエドワード陛下だけど、国王になってからというもの、第一王子と第二王子やその勢力とも上手くまとめて仲良くやっているのが凄い。
やはり陛下自身が国王という地位や権力に固執してないから、役職や予算を公平に分配できているのが大きいのかも。
アンジュは利害の一致する新国王の陰口を他の人に一切言わない代わりに、僕にだけは平気で言ってくるけど、間違いなく国王として頑張っているのが分かるんだ。
だから僕で国王の精神的な負担が軽減されるのなら喜んで甘えて貰いたい。
因みにそんなアンジュはエドワード国王陛下の直属勢力の中で1番影響力の強い貴族である侯爵家の侯爵代理なんだけどね。
「……はい。僕も……エディと一緒にベッドに行きたいです」
「アンドルゥ……ハア……好き」
エドワード国王陛下だってまだまだ若いから性欲が強い。それを解消しないとイライラしてしまうだろうし、毎日スッキリさせてからお仕事を頑張って貰いたい。
夜這いされて僕と初めて身体を重ねてしまってからのエドワード王子は、自分にも自信が出てきたのか精力的に勉強し、他の国や国内の視察にも周って交渉もまとめてきたりするから、王子として立派になったと王宮内でも噂になった程だった。
僕は王子妃教育で忙しくしていただけだけど、エドワード王子の評判が高まると侍従長の触れ込みで何もしていない僕まで評判が高くなってしまったし。
僕は王宮に住み始めて王子妃教育以外まあ何もしてなかった訳じゃなくて王子をお守りする為に剣術の訓練もしているし、病院や孤児院を回ったりはしていたけれどね。
だけど1番やった事と言えば侍従長公認で一緒に寝る事になったエドワード王子に翻弄され続けた事かも知れないなぁ。うん……。
そして……僕も王子の求めに対して身体を重ねる内に僕の身体も気持ち良くて満更でも無くなってしまったんだよね……あははっ……。
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明日完結します。
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