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勿論、本物の公爵の娘が王子の部屋に来るタイミングを計算した俺の計画通りだ。
「キャーーー王子!!なんて事を!!嘘よ!!」
王子は公爵の娘が自分の部屋に来ても、自分の衝動が抑え切れず本能の赴くままに腰を振り続けていたが、何事かと駆けつけた護衛騎士が数人がかりにようやく王子を抑えこむ事に成功した。
騎士達は王子を抑え込むのに必死になってしまい、犯されていた俺は、騒動のどさくさに紛れて何とか逃げる事に成功した。
この王宮内で起こった第2王子の前代未聞の醜態は瞬く間に世間でも広がってしまい、あれだけ仲が良かった第2王子と公爵の娘は婚約破棄、その後公爵の娘は隣国の王子に嫁いでいった。
王子はいくら魅了にかかってしまったとはいえ、自分も守れない王子の資質にも問題があるのではないかと疑問視された後、廃嫡され、子爵を新たに賜り辺境の痩せた領地に飛ばされてしまった。
……それからの俺は公爵の娘から沢山の報酬を貰って、田舎の男爵家の自宅に戻った。
とても後味が悪い依頼だった為、魔術師として仕事をするのが辛くなり戻ってきたのだ。
だって王子はとても良い人だったのだ。今噂されるような悪い人物ではない。それなのに悪い噂を立ててしまったのは俺自身なんだもんな。
王子は本当に真面目で誠実だったし、人間として素晴らしい。しかもセックスが野獣で最高に気持ち良かった……あーあ。あの獣のような王子とのセックス……最高だったなぁ……コホンコホン……これは関係ない事か。
なのにそんな王子を嵌めて王子を子爵に落としてしまった……
もし、 次に王子に会う機会があれば殺されてもいいかと思う位の事をしてしまった。
俺の身体1つで許されるなら捧げよう。
そして、トム爺ちゃんから引き継いだ男爵領の人々と孤児院の将来の事をお願いしよう。
俺は王子にそれだけの事をしたのだから。
暫く魔術師としての仕事を受けたくなくなって自分の領地で畑を耕しながら自給自足の生活をしていた。
あの公爵の娘から沢山の報酬も貰っているから当面は男爵領の運営も何とかやっていけるだろう。
男爵領の土地に引っ込んでから、1年が過ぎた。
隣の子爵領の山で貴重なレアルアースという鉱物が見つかり急ピッチで土地開発を行なっている。
子爵領の土地は痩せた土地だがここ一年でウーモを飼育し始め、ウーモのミルクやチーズの販売だけじゃなく、プリン、ケーキなどの加工品が大評判になった。
貿易にも力を入れており、隣国にも特産品を輸出しているようだ。
そんな子爵領の評判を聞きつけた人々が集まってきて、子爵領には大変賑わっている街がいくつもできた。
王都から随分離れたこの辺境の地で人が増える事はこの国に戦争を仕掛けようとする諸外国に対して大きな防波堤になるだろう。
隣の子爵はここ何年か前に代替わりしたと聞いていたが、今の子爵は先をよむ力があるのか。凄いやり手だなぁ
「キャーーー王子!!なんて事を!!嘘よ!!」
王子は公爵の娘が自分の部屋に来ても、自分の衝動が抑え切れず本能の赴くままに腰を振り続けていたが、何事かと駆けつけた護衛騎士が数人がかりにようやく王子を抑えこむ事に成功した。
騎士達は王子を抑え込むのに必死になってしまい、犯されていた俺は、騒動のどさくさに紛れて何とか逃げる事に成功した。
この王宮内で起こった第2王子の前代未聞の醜態は瞬く間に世間でも広がってしまい、あれだけ仲が良かった第2王子と公爵の娘は婚約破棄、その後公爵の娘は隣国の王子に嫁いでいった。
王子はいくら魅了にかかってしまったとはいえ、自分も守れない王子の資質にも問題があるのではないかと疑問視された後、廃嫡され、子爵を新たに賜り辺境の痩せた領地に飛ばされてしまった。
……それからの俺は公爵の娘から沢山の報酬を貰って、田舎の男爵家の自宅に戻った。
とても後味が悪い依頼だった為、魔術師として仕事をするのが辛くなり戻ってきたのだ。
だって王子はとても良い人だったのだ。今噂されるような悪い人物ではない。それなのに悪い噂を立ててしまったのは俺自身なんだもんな。
王子は本当に真面目で誠実だったし、人間として素晴らしい。しかもセックスが野獣で最高に気持ち良かった……あーあ。あの獣のような王子とのセックス……最高だったなぁ……コホンコホン……これは関係ない事か。
なのにそんな王子を嵌めて王子を子爵に落としてしまった……
もし、 次に王子に会う機会があれば殺されてもいいかと思う位の事をしてしまった。
俺の身体1つで許されるなら捧げよう。
そして、トム爺ちゃんから引き継いだ男爵領の人々と孤児院の将来の事をお願いしよう。
俺は王子にそれだけの事をしたのだから。
暫く魔術師としての仕事を受けたくなくなって自分の領地で畑を耕しながら自給自足の生活をしていた。
あの公爵の娘から沢山の報酬も貰っているから当面は男爵領の運営も何とかやっていけるだろう。
男爵領の土地に引っ込んでから、1年が過ぎた。
隣の子爵領の山で貴重なレアルアースという鉱物が見つかり急ピッチで土地開発を行なっている。
子爵領の土地は痩せた土地だがここ一年でウーモを飼育し始め、ウーモのミルクやチーズの販売だけじゃなく、プリン、ケーキなどの加工品が大評判になった。
貿易にも力を入れており、隣国にも特産品を輸出しているようだ。
そんな子爵領の評判を聞きつけた人々が集まってきて、子爵領には大変賑わっている街がいくつもできた。
王都から随分離れたこの辺境の地で人が増える事はこの国に戦争を仕掛けようとする諸外国に対して大きな防波堤になるだろう。
隣の子爵はここ何年か前に代替わりしたと聞いていたが、今の子爵は先をよむ力があるのか。凄いやり手だなぁ
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