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目を覚ました。
あれっ自分のベッドじゃないと思っていたら…ここは隊長の部屋で隣に隊長が俺を抱き締めて寝ていた。
そうか…俺隊長とちゃんと話したんだっけ。
隊長は、御令嬢とは結局何もなくて…付き合っている人もいなくて…俺の事を前から好きで!!付き合って下さいと告白されたんだ俺…
で、俺が隊長の事を許して…責任とってもらう事になったんだ。
なんか…急展開すぎて本当の事じゃないみたいだ…
「レーン、おはよう。起きたか」
隊長が俺が起きた事に気がついてキュっと俺を抱き締めてくれる
「はい隊長。おはようございます」
「レーン今日は騎士はお休みの日だな。そういう時はテオと呼んで欲しい。まあ…エッチの時だけその名で呼ばれるのも中々良いものだが」
「なっテオ!!分かりました」
「どうしたんだ?敬語だな。2人だけならもっと砕けた話し方でいいぞ」
「テオ…俺がテオと付き合う事になるなんて…まだ信じられなくて」
「そうか?俺はずっとレーンとこうなったらいいなと思っていたから、レーンには悪い事をして申し訳なかったが、俺の願いが叶って夢のようだよ。」
そういってテオは朝から顔にキスを何度もしてくる
「テオ!分かったよ分かったから!!」
「レーンが信じられるまで、キス以上の事もするつもりだったのに…残念だ」
「テオ!!」
こうして俺はテオドール隊長と正式に付き合う事になった。
実を言うと…最初はテオの事を信用してなかった。
でも、テオは事あるごとに「すまなかった」と謝り過ぎるほど謝ってくれて、無理に触れてくる事は一切なくなった。
その誠実な対応をずっと続けてくれたので、最後は俺の方が好きな気持ちが溢れてしまったのだ。
そうして本当にお互いの気持ちが通じ合ってから、テオは「レーンと結婚を前提に付き合っている」と公にして、堂々と交際宣言をしてくれた。
本当はテオはすぐに結婚したいと言ってくれたが、テオのファンがショックで死んでしまうのではないかと思って、付き合うに留めておいた。
テオドール隊長のファンは王宮にも街中にも沢山いたため、テオドールロスなる言葉がその年の流行語になったとか。
そして、俺も、俺が知らないだけで実は騎士団の中でファンが何人かいたらしく…それを知っていた隊長が失恋会を開いて俺の両親がやっているパン屋さんのパンを大量に振る舞ったらしい。
俺の両親のパンも売れて、宣伝にもなって、流石はテオドール隊長だ。
「レーン、もう余裕でスクワット1000回できるな」
「はいっもう意識も失わずに1000回できます!!俺はもう誰にも襲われる事は無いと思います!」
「そうか!レーンは強くなったな!レーンが鍛えたお陰でレーンの中も締まって最高なんだ。だから襲いはしないが…今日もいいか?」
「たっ隊長!やめて下さい!!恥ずかしいです!!」
色々あったけど、憧れのテオドール隊長と俺は仲良く付き合っていきそうです。
おしまい。
ーーーーーーーーー
最後まで読んで頂き有難うございました!
あれっ自分のベッドじゃないと思っていたら…ここは隊長の部屋で隣に隊長が俺を抱き締めて寝ていた。
そうか…俺隊長とちゃんと話したんだっけ。
隊長は、御令嬢とは結局何もなくて…付き合っている人もいなくて…俺の事を前から好きで!!付き合って下さいと告白されたんだ俺…
で、俺が隊長の事を許して…責任とってもらう事になったんだ。
なんか…急展開すぎて本当の事じゃないみたいだ…
「レーン、おはよう。起きたか」
隊長が俺が起きた事に気がついてキュっと俺を抱き締めてくれる
「はい隊長。おはようございます」
「レーン今日は騎士はお休みの日だな。そういう時はテオと呼んで欲しい。まあ…エッチの時だけその名で呼ばれるのも中々良いものだが」
「なっテオ!!分かりました」
「どうしたんだ?敬語だな。2人だけならもっと砕けた話し方でいいぞ」
「テオ…俺がテオと付き合う事になるなんて…まだ信じられなくて」
「そうか?俺はずっとレーンとこうなったらいいなと思っていたから、レーンには悪い事をして申し訳なかったが、俺の願いが叶って夢のようだよ。」
そういってテオは朝から顔にキスを何度もしてくる
「テオ!分かったよ分かったから!!」
「レーンが信じられるまで、キス以上の事もするつもりだったのに…残念だ」
「テオ!!」
こうして俺はテオドール隊長と正式に付き合う事になった。
実を言うと…最初はテオの事を信用してなかった。
でも、テオは事あるごとに「すまなかった」と謝り過ぎるほど謝ってくれて、無理に触れてくる事は一切なくなった。
その誠実な対応をずっと続けてくれたので、最後は俺の方が好きな気持ちが溢れてしまったのだ。
そうして本当にお互いの気持ちが通じ合ってから、テオは「レーンと結婚を前提に付き合っている」と公にして、堂々と交際宣言をしてくれた。
本当はテオはすぐに結婚したいと言ってくれたが、テオのファンがショックで死んでしまうのではないかと思って、付き合うに留めておいた。
テオドール隊長のファンは王宮にも街中にも沢山いたため、テオドールロスなる言葉がその年の流行語になったとか。
そして、俺も、俺が知らないだけで実は騎士団の中でファンが何人かいたらしく…それを知っていた隊長が失恋会を開いて俺の両親がやっているパン屋さんのパンを大量に振る舞ったらしい。
俺の両親のパンも売れて、宣伝にもなって、流石はテオドール隊長だ。
「レーン、もう余裕でスクワット1000回できるな」
「はいっもう意識も失わずに1000回できます!!俺はもう誰にも襲われる事は無いと思います!」
「そうか!レーンは強くなったな!レーンが鍛えたお陰でレーンの中も締まって最高なんだ。だから襲いはしないが…今日もいいか?」
「たっ隊長!やめて下さい!!恥ずかしいです!!」
色々あったけど、憧れのテオドール隊長と俺は仲良く付き合っていきそうです。
おしまい。
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最後まで読んで頂き有難うございました!
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