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第2章
第33話 次の魔物
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「その子の名前はどうするのですか?」
「キュ?」
今回のことをギルドに報告するため、町へ向かう限たち。
その途中でレラはあることに気が付いた。
いつまでも亀と呼ぶのはかわいそうだと思ったのか、名付けのことを聞いてきた。
「そうか……従魔契約して名前つけないとな……」
いつまでも亀と呼んでいては、他の亀と変わりない。
どうせ従魔として報告するつもりだったので、今この場で契約してしまうことにした。
従魔契約用の魔法陣を描き、限の血を一滴舐めさせる。
それにより、亀の甲羅のお腹の部分に紋章が浮かび上がった。
「お前オスか?」
「キュ!」
契約は滞りなく済み、後は名前を付けるだけだ。
しかし、その時になって亀の性別が気になった。
アルバの時は困らなかったが、亀の性別の判別方法が分からない。
メスなのに男っぽい名前を付けるのとかは、限としては嫌いだ。
そのため、性別を問いかけると、亀は雄だと言うかのように反応した。
「じゃあ……ニールなんてどうだ?」
「キュキュッ!!」
「気に入ったようですね?」
思いついた名前を付けてやったら、亀は嬉しそうに鳴き声を上げた。
レラの言うように気に入ってくれたようだ。
「後は、これを付けておけば大丈夫だろ?」
従魔を町に入れるには、従魔だと分かるような印をつけておくのがマナーだ。
アルバにも首輪は付けてある。
そのため、ニールの尻尾に目印のように布を巻いてあげた。
「さて、ニール。お前の戦闘方法を教えてくれるか?」
「キュ!」
これから先付いてくるとなると、多少の荒事に対応できる実力があって欲しい。
なので、限はニールの実力を知っておこうと考えた。
もしも弱いようなら、おこなったばかりの従魔契約を解除することも考えている。
契約したからか、ニールの言いたいことがなんとなく分かるようになった気がする。
限の言葉に対し、分かったといっているようだ。
「おぉ、ちょうどいい。トーポが出た」
「キュ!!」
何か的になる物でもないかと思っていたところで、限たちの前にトーポと言う中型犬並みの大きさをしたネズミが現れた。
牙が危険だが、それさえ注意すれば初心者冒険者でも倒せるような魔物だ。
どうするかは分からないが、限はニールに倒させることにした。
「キュッ!!」
「水っ!?」
本来の巨大な体から小さくなったからだろうか、動き自体はそんなに遅くない。
そう思って見ていたら、ニールは口を開いて魔力を集めだした。
そして、口の前に魔力が溜まると、高速の弾丸が発射された。
発射されたのは、限が呟いたように水魔法。
しかし、ただの水の弾がとんでもない速さで飛んで行き、躱すことのできなかったトーポの体に風穴を開けた。
「キュッ!!」
「水系統の魔法が得意なようだな……」
水魔法の攻撃によって、トーポが動かなくなったのを確認したニールは、限の顔を見つめる。
なんとなくどや顔をしているように見える。
指示に従ったニールに対し、限は褒めてあげるように頭を撫でた。
亀なのだからなんとなく分かっていたことだが、どうやらその予想通り水魔法が得意なようだ。
「防御にも攻撃にも使えるし、軽い怪我なら回復もできる万能魔法だな」
「キュ!」
限の言葉に対し、ニールは頷きを返す。
攻撃に使うとすれば、さっきのような水弾としても使えるし、カッターのように斬り裂くことも出来る。
元々甲羅により防御力が高そうだが、水壁として防御に使える。
軽傷なら回復することも出来るし、水魔法は便利な魔法だ。
さっきの魔力を集めて攻撃するまでのことを考えると、やっぱり魔力操作が上手いらしい。
「これなら大丈夫そうだな……」
敷島の連中を相手にするとなると、英助レベルの相手しかできないかもしれないが、それでも充分戦力にはなる。
敷島一族の全員を相手に戦うとなると、限でもかなり苦労することだろう。
しかも一族の頭領争いをしている斎藤、五十嵐、菱山の3家の当主たちはかなり危険だ。
1対1でも難しいかもしれないのに、他の人間の相手まではしていられない。
そいつらを引き付けてくれるだけでも役に立つため、限はニールに合格点を与えた。
「という訳で、森で発見されたのはこの亀でした」
「———―はぁ~……」
ギルドに併設された訓練場。
冒険者の訓練に解放されている施設だ。
その場所一杯になるほどの大きさになったニールを見せて、限は今回の巨大魔物の情報の調査結果を説明した。
あまりにも大きな亀だと言うのにも驚くが、大きさを変えることができるとなると、相当な能力の魔物だと言う事が分かる。
それをあっさりと捕まえてきた限に、驚きと戸惑いを覚えつつ、ギルドの職員の女性は息を漏らした。
「で、では、こちらは問題解決を報告して頂いたということへのお支払いになります」
「えっ?」
ニールにはまた小さくなってもらってから受付に戻ると、今回の情報を提供してくれた女性から料金が支払われることになった。
それに対し、限は不思議そうに声をあげる。
「依頼は出されていなかったんじゃ……」
「えぇ、ですから微々たる金額です」
「あっそ……」
今回の情報は依頼としてのものではなかった。
そのため、料金が支払われると思わず、限は女性へと問いかけた。
情報提供の報酬としての金額なのだそうだ。
言われた通り確認してみると、金額的には大人1人の1日分の食事代といったところだった。
たしかに金額的にはたいした金額ではないが、貰えるものはもらっておこうと、限は素直に受け取ることにした。
「しかし、そうなると1つ疑問が……」
「こいつを怪我させた魔物だろ?」
「はい」
受け取った資金で夕飯をしようと、限たちはギルドの建物から出た。
どこで食事をするか歩きながら店を選んでいた時、レラはふと思ったことを口にする。
今回の研究員捜索のことは不発に終わったが、ニールに怪我を負わせた魔物のことが気になった。
それは限も同じで、レラの言葉を引き継ぐように話す。
ギルドの受付の女性から聞いた話だと、ニールは海から上がってレオたちと会った湖に向かったという話だ。
つまり、海の中の魔物にやられたということになる。
今日実力を少し見ただけだが、ニールならそう簡単に怪我を負わされるようなことはないように思える。
町へ帰る途中で、限とレラはその怪我を負わせた魔物のことが気になっていた。
「じゃあ、今度は西の海岸へ向かうとしよう!」
「そうですね!」
ニール程の魔物に大怪我を与えるような魔物。
それがどんな魔物か考えると、研究員たちのことが頭に浮かんできた。
奴らが最終的にどんな魔物を作り出そうとしているかは分からないが、海の魔物にも手を出している可能性も考えられる。
そのため、限たちの明日の予定が決まった。
レラも研究員たちには恨みがある。
もしもニールの怪我に研究員のだれかが関わってかわっていたとすれば、魔物と共に殺してしまえばいい。
「海の魔物も気になりますが、御夕飯を頂きましょう!」
「そうだな」
腹が減っては戦ができない。
魔物のことは置いておいて、まずは腹ごしらえをしようと、限たちは店探しに本腰を入れることにした。
ただ、レラの料理が美味いせいか、限たちの舌はシビアになっている。
ちょっとやそっとでは満足できないため、いつも店探しは苦労させられている。
「おっ! ここなんてどうだ?」
「良いですね! 入りましょう!」
最近はパスタが多かったため、限は久しぶりにピッツァを食べたくなった。
そのため、限たちはピッツァを食べるために石窯焼きの店へと入って行った。
亀のニールが何を食べるのか悩んだが、魔物だからか何でも食べられるようで、皿に盛られたピッツァを問題なく食べていた。
「キュ?」
今回のことをギルドに報告するため、町へ向かう限たち。
その途中でレラはあることに気が付いた。
いつまでも亀と呼ぶのはかわいそうだと思ったのか、名付けのことを聞いてきた。
「そうか……従魔契約して名前つけないとな……」
いつまでも亀と呼んでいては、他の亀と変わりない。
どうせ従魔として報告するつもりだったので、今この場で契約してしまうことにした。
従魔契約用の魔法陣を描き、限の血を一滴舐めさせる。
それにより、亀の甲羅のお腹の部分に紋章が浮かび上がった。
「お前オスか?」
「キュ!」
契約は滞りなく済み、後は名前を付けるだけだ。
しかし、その時になって亀の性別が気になった。
アルバの時は困らなかったが、亀の性別の判別方法が分からない。
メスなのに男っぽい名前を付けるのとかは、限としては嫌いだ。
そのため、性別を問いかけると、亀は雄だと言うかのように反応した。
「じゃあ……ニールなんてどうだ?」
「キュキュッ!!」
「気に入ったようですね?」
思いついた名前を付けてやったら、亀は嬉しそうに鳴き声を上げた。
レラの言うように気に入ってくれたようだ。
「後は、これを付けておけば大丈夫だろ?」
従魔を町に入れるには、従魔だと分かるような印をつけておくのがマナーだ。
アルバにも首輪は付けてある。
そのため、ニールの尻尾に目印のように布を巻いてあげた。
「さて、ニール。お前の戦闘方法を教えてくれるか?」
「キュ!」
これから先付いてくるとなると、多少の荒事に対応できる実力があって欲しい。
なので、限はニールの実力を知っておこうと考えた。
もしも弱いようなら、おこなったばかりの従魔契約を解除することも考えている。
契約したからか、ニールの言いたいことがなんとなく分かるようになった気がする。
限の言葉に対し、分かったといっているようだ。
「おぉ、ちょうどいい。トーポが出た」
「キュ!!」
何か的になる物でもないかと思っていたところで、限たちの前にトーポと言う中型犬並みの大きさをしたネズミが現れた。
牙が危険だが、それさえ注意すれば初心者冒険者でも倒せるような魔物だ。
どうするかは分からないが、限はニールに倒させることにした。
「キュッ!!」
「水っ!?」
本来の巨大な体から小さくなったからだろうか、動き自体はそんなに遅くない。
そう思って見ていたら、ニールは口を開いて魔力を集めだした。
そして、口の前に魔力が溜まると、高速の弾丸が発射された。
発射されたのは、限が呟いたように水魔法。
しかし、ただの水の弾がとんでもない速さで飛んで行き、躱すことのできなかったトーポの体に風穴を開けた。
「キュッ!!」
「水系統の魔法が得意なようだな……」
水魔法の攻撃によって、トーポが動かなくなったのを確認したニールは、限の顔を見つめる。
なんとなくどや顔をしているように見える。
指示に従ったニールに対し、限は褒めてあげるように頭を撫でた。
亀なのだからなんとなく分かっていたことだが、どうやらその予想通り水魔法が得意なようだ。
「防御にも攻撃にも使えるし、軽い怪我なら回復もできる万能魔法だな」
「キュ!」
限の言葉に対し、ニールは頷きを返す。
攻撃に使うとすれば、さっきのような水弾としても使えるし、カッターのように斬り裂くことも出来る。
元々甲羅により防御力が高そうだが、水壁として防御に使える。
軽傷なら回復することも出来るし、水魔法は便利な魔法だ。
さっきの魔力を集めて攻撃するまでのことを考えると、やっぱり魔力操作が上手いらしい。
「これなら大丈夫そうだな……」
敷島の連中を相手にするとなると、英助レベルの相手しかできないかもしれないが、それでも充分戦力にはなる。
敷島一族の全員を相手に戦うとなると、限でもかなり苦労することだろう。
しかも一族の頭領争いをしている斎藤、五十嵐、菱山の3家の当主たちはかなり危険だ。
1対1でも難しいかもしれないのに、他の人間の相手まではしていられない。
そいつらを引き付けてくれるだけでも役に立つため、限はニールに合格点を与えた。
「という訳で、森で発見されたのはこの亀でした」
「———―はぁ~……」
ギルドに併設された訓練場。
冒険者の訓練に解放されている施設だ。
その場所一杯になるほどの大きさになったニールを見せて、限は今回の巨大魔物の情報の調査結果を説明した。
あまりにも大きな亀だと言うのにも驚くが、大きさを変えることができるとなると、相当な能力の魔物だと言う事が分かる。
それをあっさりと捕まえてきた限に、驚きと戸惑いを覚えつつ、ギルドの職員の女性は息を漏らした。
「で、では、こちらは問題解決を報告して頂いたということへのお支払いになります」
「えっ?」
ニールにはまた小さくなってもらってから受付に戻ると、今回の情報を提供してくれた女性から料金が支払われることになった。
それに対し、限は不思議そうに声をあげる。
「依頼は出されていなかったんじゃ……」
「えぇ、ですから微々たる金額です」
「あっそ……」
今回の情報は依頼としてのものではなかった。
そのため、料金が支払われると思わず、限は女性へと問いかけた。
情報提供の報酬としての金額なのだそうだ。
言われた通り確認してみると、金額的には大人1人の1日分の食事代といったところだった。
たしかに金額的にはたいした金額ではないが、貰えるものはもらっておこうと、限は素直に受け取ることにした。
「しかし、そうなると1つ疑問が……」
「こいつを怪我させた魔物だろ?」
「はい」
受け取った資金で夕飯をしようと、限たちはギルドの建物から出た。
どこで食事をするか歩きながら店を選んでいた時、レラはふと思ったことを口にする。
今回の研究員捜索のことは不発に終わったが、ニールに怪我を負わせた魔物のことが気になった。
それは限も同じで、レラの言葉を引き継ぐように話す。
ギルドの受付の女性から聞いた話だと、ニールは海から上がってレオたちと会った湖に向かったという話だ。
つまり、海の中の魔物にやられたということになる。
今日実力を少し見ただけだが、ニールならそう簡単に怪我を負わされるようなことはないように思える。
町へ帰る途中で、限とレラはその怪我を負わせた魔物のことが気になっていた。
「じゃあ、今度は西の海岸へ向かうとしよう!」
「そうですね!」
ニール程の魔物に大怪我を与えるような魔物。
それがどんな魔物か考えると、研究員たちのことが頭に浮かんできた。
奴らが最終的にどんな魔物を作り出そうとしているかは分からないが、海の魔物にも手を出している可能性も考えられる。
そのため、限たちの明日の予定が決まった。
レラも研究員たちには恨みがある。
もしもニールの怪我に研究員のだれかが関わってかわっていたとすれば、魔物と共に殺してしまえばいい。
「海の魔物も気になりますが、御夕飯を頂きましょう!」
「そうだな」
腹が減っては戦ができない。
魔物のことは置いておいて、まずは腹ごしらえをしようと、限たちは店探しに本腰を入れることにした。
ただ、レラの料理が美味いせいか、限たちの舌はシビアになっている。
ちょっとやそっとでは満足できないため、いつも店探しは苦労させられている。
「おっ! ここなんてどうだ?」
「良いですね! 入りましょう!」
最近はパスタが多かったため、限は久しぶりにピッツァを食べたくなった。
そのため、限たちはピッツァを食べるために石窯焼きの店へと入って行った。
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