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第4章
第104話 苦戦
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「ハァッ!!」
「っ!!」
襲い掛かってきた名前も知らない敷島兵の攻撃により、限は腕の一部を僅かに斬られる。
斬られたといっても皮一枚といったところだが、うっすらと血がにじんでいる。
限が相手にしている兵は、女性部隊と戦うアルバとニールのコンビとは数の桁が違う。
身を隠すこともできず狭い範囲しか動き回れないうえに、倒しても倒しても次々と襲い掛かってくる。
これでは、いくら限でも無傷で勝利することなど不可能だ。
「休ませるな! 確実に仕留めるまで攻め続けろ!」
攻めかかってくる敷島兵をたった1人で相手にして返り討ちにできる実力は、敵ながら感嘆に値する。
それが、あの魔無しというのだからなおさらだ。
どんなことをしたら、ここまでの力を手に入れられるのだろうか興味が湧く。
しかし、五十嵐家当主の光蔵からすると、敷島のためにはこの場で仕留めなければならない存在だと確信している。
もしも菱山家に続いて自分たち五十嵐家まで潰されれば、アデマス王国にとっても大きな損害をもたらすことになる。
何としてもこの場で仕留めるべく、光蔵は部下たちに攻め続けることを指示した。
「…………」
「……?」
離れた位置で限たちの先頭を見ている指揮官である光蔵と息子の奏太。
先程指示を出した光蔵は、ふと気になった。
息子の奏太が、ずっと黙っていることに。
「……それは何の笑みだ?」
気になった光蔵は、横にいる奏太に目を向ける。
すると、限の戦闘を見ながら笑みを浮かべていた。
それはどういう意味での笑みなのか。
父でありながら理解できない光蔵は、奏太へ向けて問いかけた。
「笑み……?」
問いかけられた奏太は、自分で自分の顔を撫でまわし、そこでようやく自分が笑みを浮かべていたことに気が付いたような様子だ。
「あの限があれほど強くなっているんだよ。自分の力がどれほど通用するのか試してみたいじゃないか!」
「自分以上の強者を見たことによる笑みか……」
奏太は、敷島内では数年前から若手の中ではトップの位置にいる。
というより、もう数年経てば自分や斎藤家の当主である源斎を抜き、敷島内でもトップに立てるはずだ。
息子の才を見抜いたからこそ、光蔵は菱山家と通じて頭領の座を狙った。
しかし、何もかも思い通りに進むものではない。
まさか、菱山家が潰されるとは思いもしなかった。
奏太を頭領にするためにも、ここで負けるようなことはあってはならない。
「分かっていると思うが、止め以外で動くことは許さんぞ」
「……分かっているよ」
たった数人を相手に罠を張り、大人数で攻めかかる。
敷島の五十嵐家ともあろう者が、そんな恥知らずな策を取り負けたとなれば、菱山家以上の恥でしかない。
そんなことにならないためにも、確実に限を仕留める必要がある。
戦いぶりを見る限り、限の実力は敷島の中でも最強である斎藤家当主の重蔵よりも上だろう。
そんなのを相手にするのに、馬鹿正直に戦う必要はない。
多くの仲間を失うとしても、このままジワジワと弱らせていくしかない。
自分以上の強者と戦いたいのだろうが、奏太には我慢してもらうしかない。
父の言いたいことを理解しているため、奏太は残念だと言いたげに頷いた。
「……痛覚が鈍いのも考え物だな」
スタミナが落ちて来た。
全力まではいかずとも、動き続けていればどんな者でもそうなることは当たり前のこと。
限はようやくそれに気付いた。
度重なる人体実験によって、限は痛覚などが常人よりかなり鈍くなっている。
それもあって、疲労に気付くのが遅れたのだろう。
怪我をしても鈍ることなく動けるのは良いことだが、気付いた時には全く動けなくなっているということにもなりかねない。
痛みを感じないというのも、良い面ばかりはないと限は理解した。
「その怪我ではもう終わりだ!」
「潔く諦めろ!」
細かい傷により、限の肉体はボロボロ。
特に腹に負った傷は、出血量から見て浅くないはず。
これ以上仲間を失いたくない敷島兵からすると、戦い続ける限に降伏を薦める。
「怪我?」
周囲を取り囲む敷島兵から野次のように投げかけられた言葉に、限は戦いながらも反応する。
たしかに自分は怪我をしている。
しかし、限にとってはそれが負けを認める理由にはならない。
「フッ!」
「「「「「なっ!!」」」」」
戦いながら、攻撃が僅かに止んだ瞬間。
その瞬間に、限の傷が塞がった。
それを見た敷島兵たちは目を見開く。
「回復魔法まで……」
「しかもあれだけの数の傷を……」
いくらどれも浅い傷だとは言っても、一瞬で治せるようなものではなかったはずだ。
「奴は化け物か……?」
あの戦闘力だけでも充分に化け物だというのに、回復魔法まで強力だとなると手に負えない。
敷島兵たちが驚くのも当然と言ったところだろう。
「化け物か。そう言えば源斎にも言われたっけな……」
化け物呼ばわりに、限は笑みを浮かべる。
これで敵の動きが鈍れば、それだけで儲けものだ。
「怯むな!」
「こ、光蔵様……」
僅かに怯む敷島兵たち。
多くの仲間が命を懸けて付けた傷が、全て無くなってしまったのだから仕方がないことだ。
そんな兵に対し。光蔵が檄を飛ばす。
「疲労による動きは変わっていないし、回復した分魔力は減っている。攻め続ければ勝てることに変わりない!」
あれだけの傷を一瞬で回復したことは、光蔵も内心驚いているが、指揮する者としてはそれを顔に出すわけにはいかない。
それより、限を冷静に分析することに思考を移す。
聖女以上の回復魔法はたしかにすごいが、それが何の代償もなくできるわけがない。
さっきの回復で傷は塞がったが、限の動きは変わっていない。
疲労は変わらず、相当な魔力を失ったはずだ。
そのことに気付いた光蔵は、作戦継続を指示した。
「りょ、了解!!」
光蔵の言葉に納得し、敷島兵たちは限への攻撃を続けることを了承した。
「チッ! 五十嵐家の当主は目敏いな……」
傷は回復しても疲労に変化はない。
少しでも攻撃の手が休まれば、疲労の回復に助かる所だったのだが、光蔵の言葉でそれも出来なくなった。
限は余計なことを言った光蔵に舌打をし、また攻めかかってくる敷島兵たちを相手にする事になった。
「まぁ、このままでどこまで出来るかやってみるか……」
自分が疲労するまで戦い、殺した数はまだ3分の1まで行っていない。
そう考えると、限にとってかなり不利な状況だ。
しかし、そんな状況でありながら、限は追い詰められた様子もなく戦闘を続けた。
「っ!!」
襲い掛かってきた名前も知らない敷島兵の攻撃により、限は腕の一部を僅かに斬られる。
斬られたといっても皮一枚といったところだが、うっすらと血がにじんでいる。
限が相手にしている兵は、女性部隊と戦うアルバとニールのコンビとは数の桁が違う。
身を隠すこともできず狭い範囲しか動き回れないうえに、倒しても倒しても次々と襲い掛かってくる。
これでは、いくら限でも無傷で勝利することなど不可能だ。
「休ませるな! 確実に仕留めるまで攻め続けろ!」
攻めかかってくる敷島兵をたった1人で相手にして返り討ちにできる実力は、敵ながら感嘆に値する。
それが、あの魔無しというのだからなおさらだ。
どんなことをしたら、ここまでの力を手に入れられるのだろうか興味が湧く。
しかし、五十嵐家当主の光蔵からすると、敷島のためにはこの場で仕留めなければならない存在だと確信している。
もしも菱山家に続いて自分たち五十嵐家まで潰されれば、アデマス王国にとっても大きな損害をもたらすことになる。
何としてもこの場で仕留めるべく、光蔵は部下たちに攻め続けることを指示した。
「…………」
「……?」
離れた位置で限たちの先頭を見ている指揮官である光蔵と息子の奏太。
先程指示を出した光蔵は、ふと気になった。
息子の奏太が、ずっと黙っていることに。
「……それは何の笑みだ?」
気になった光蔵は、横にいる奏太に目を向ける。
すると、限の戦闘を見ながら笑みを浮かべていた。
それはどういう意味での笑みなのか。
父でありながら理解できない光蔵は、奏太へ向けて問いかけた。
「笑み……?」
問いかけられた奏太は、自分で自分の顔を撫でまわし、そこでようやく自分が笑みを浮かべていたことに気が付いたような様子だ。
「あの限があれほど強くなっているんだよ。自分の力がどれほど通用するのか試してみたいじゃないか!」
「自分以上の強者を見たことによる笑みか……」
奏太は、敷島内では数年前から若手の中ではトップの位置にいる。
というより、もう数年経てば自分や斎藤家の当主である源斎を抜き、敷島内でもトップに立てるはずだ。
息子の才を見抜いたからこそ、光蔵は菱山家と通じて頭領の座を狙った。
しかし、何もかも思い通りに進むものではない。
まさか、菱山家が潰されるとは思いもしなかった。
奏太を頭領にするためにも、ここで負けるようなことはあってはならない。
「分かっていると思うが、止め以外で動くことは許さんぞ」
「……分かっているよ」
たった数人を相手に罠を張り、大人数で攻めかかる。
敷島の五十嵐家ともあろう者が、そんな恥知らずな策を取り負けたとなれば、菱山家以上の恥でしかない。
そんなことにならないためにも、確実に限を仕留める必要がある。
戦いぶりを見る限り、限の実力は敷島の中でも最強である斎藤家当主の重蔵よりも上だろう。
そんなのを相手にするのに、馬鹿正直に戦う必要はない。
多くの仲間を失うとしても、このままジワジワと弱らせていくしかない。
自分以上の強者と戦いたいのだろうが、奏太には我慢してもらうしかない。
父の言いたいことを理解しているため、奏太は残念だと言いたげに頷いた。
「……痛覚が鈍いのも考え物だな」
スタミナが落ちて来た。
全力まではいかずとも、動き続けていればどんな者でもそうなることは当たり前のこと。
限はようやくそれに気付いた。
度重なる人体実験によって、限は痛覚などが常人よりかなり鈍くなっている。
それもあって、疲労に気付くのが遅れたのだろう。
怪我をしても鈍ることなく動けるのは良いことだが、気付いた時には全く動けなくなっているということにもなりかねない。
痛みを感じないというのも、良い面ばかりはないと限は理解した。
「その怪我ではもう終わりだ!」
「潔く諦めろ!」
細かい傷により、限の肉体はボロボロ。
特に腹に負った傷は、出血量から見て浅くないはず。
これ以上仲間を失いたくない敷島兵からすると、戦い続ける限に降伏を薦める。
「怪我?」
周囲を取り囲む敷島兵から野次のように投げかけられた言葉に、限は戦いながらも反応する。
たしかに自分は怪我をしている。
しかし、限にとってはそれが負けを認める理由にはならない。
「フッ!」
「「「「「なっ!!」」」」」
戦いながら、攻撃が僅かに止んだ瞬間。
その瞬間に、限の傷が塞がった。
それを見た敷島兵たちは目を見開く。
「回復魔法まで……」
「しかもあれだけの数の傷を……」
いくらどれも浅い傷だとは言っても、一瞬で治せるようなものではなかったはずだ。
「奴は化け物か……?」
あの戦闘力だけでも充分に化け物だというのに、回復魔法まで強力だとなると手に負えない。
敷島兵たちが驚くのも当然と言ったところだろう。
「化け物か。そう言えば源斎にも言われたっけな……」
化け物呼ばわりに、限は笑みを浮かべる。
これで敵の動きが鈍れば、それだけで儲けものだ。
「怯むな!」
「こ、光蔵様……」
僅かに怯む敷島兵たち。
多くの仲間が命を懸けて付けた傷が、全て無くなってしまったのだから仕方がないことだ。
そんな兵に対し。光蔵が檄を飛ばす。
「疲労による動きは変わっていないし、回復した分魔力は減っている。攻め続ければ勝てることに変わりない!」
あれだけの傷を一瞬で回復したことは、光蔵も内心驚いているが、指揮する者としてはそれを顔に出すわけにはいかない。
それより、限を冷静に分析することに思考を移す。
聖女以上の回復魔法はたしかにすごいが、それが何の代償もなくできるわけがない。
さっきの回復で傷は塞がったが、限の動きは変わっていない。
疲労は変わらず、相当な魔力を失ったはずだ。
そのことに気付いた光蔵は、作戦継続を指示した。
「りょ、了解!!」
光蔵の言葉に納得し、敷島兵たちは限への攻撃を続けることを了承した。
「チッ! 五十嵐家の当主は目敏いな……」
傷は回復しても疲労に変化はない。
少しでも攻撃の手が休まれば、疲労の回復に助かる所だったのだが、光蔵の言葉でそれも出来なくなった。
限は余計なことを言った光蔵に舌打をし、また攻めかかってくる敷島兵たちを相手にする事になった。
「まぁ、このままでどこまで出来るかやってみるか……」
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そう考えると、限にとってかなり不利な状況だ。
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