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結婚生活のはじまり
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その頬がやや赤くなっていることに気がついて、照れているのだと気がついた。その様子がかわいらしくて、つい笑みがこぼれてしまう。
「だから、あなたが悪いと思う必要なんてまったくないの。むしろ、うちの息子と結婚してくれてありがとう」
「そうだよ。それに、家族が増えるのはとても嬉しいことだ。こんなにかわいらしい娘ができて、私は幸せだよ。なんの心配もしなくていいから、とにかく身体を大事にしなさい」
秋良を見つめる目がとても優しくて、冬磨にとてもよく似ていた。このふたりが冬磨の原点だということがよく分かる。彼の容姿は母譲りだが、性格はどちらかというと父親に似ているのだろう。
妊娠のことを告げたあと、ブランケットでぐるぐる巻きにされたことを思い出す。胸の奥でくすぶっていた不安やネガティブな感情が一気に吹き飛んだ。
ふたりと話していると、親というものは本当に偉大だなと感じる。記憶の中にある両親も、春菜と秋良ことをなにより大切にしてくれていた。
十二年しか一緒にいられなかったが、父と母がくれた愛情は確かに彼女の中に残っている。
今度は、自分がお腹の子に与える番。自分が母親になるという事実に、改めて身が引きまる思いがした。だけど、きっと大丈夫だ。秋良には支えてくれる人たちがいる。
隣に座る彼を見ると、視線に気づいた冬磨も彼女の方を向いた。秋良を見て笑みを浮かべ、そっと耳打ちしてくる。
「ほら、大丈夫だっただろう。もう変な妄想をして、思い詰めないように」
「そ、それは言わないでください。得意なんです、そういうのが」
「そうか。なら、またなにか思いついたら教えてくれ。なかなか想像力が豊かで、聞くのも面白そうだ」
クスクスと笑われて、思わず頬を膨らませる。冬磨は優しいが、時々意地悪だ。これは秋良のことをからかって遊んでいるに違いない。
「もう、バカにしてるでしょう」
「そんなことない。褒めてるし、そんな一面もかわいいと思ってる」
そして、こういうことをサラリと口にするところがずるい。熱くなった頬を押さえて正面を見ると、呆気に取られている晋一と夕子が目に入る。
「おい、あの冬磨がデレデレしているぞ。信じられない…」
「えぇ、もう本当に私、涙が出そう。浮いた話のひとつもないからお見合いでもさせようかと心配していたけれど……秋良さん、本当にありがとう」
夕子の言葉に冬磨の表情が一変した。涙を拭く夕子のことをギロリと睨みつける。
「おい、秋良の前でその話はやめてくれ。俺はお見合いなどする気はないと言っていただろう」
「あら。だってあなた……秋良さんに逃げられそうになっていたでしょう。失恋した息子を慰めるための保険を作っておいただけよ。ちゃんと断ったから安心なさい。良かったわね、射止められて」
冬磨の怒りなどなんのその。おほほと笑って優雅にティーカップを運ぶ夕子につい笑ってしまう。このくらい肝が据わっていないと大企業の社長婦人は務まらないのかもしれない。
呆れたようにため息をついた冬磨が、婚姻届を取り出してテーブルに置いた。
「証人のところに、サインをしてくれ。ひとりは秋良のお姉さんにお願いしたんだが、もうひとりは父さんにお願いしたい」
「もちろんだ。秋良さんのご家族にもご挨拶に行かないとな。これは、いつ出すつもりなんだ?」
「今日の帰りに出すつもりだ。いいよね、秋良」
確認するように視線を向けられて、こくりと頷く。冬磨が、ホッとしたように頰を緩めた。
「それから、秋良の出産に合わせて育児休暇を取るつもりだ」
そう言った冬磨に秋良は目を丸くした。初耳である。一緒に暮らし始めてまだ半月だが、大企業の社長である彼の多忙さはよく理解しているつもりだ。
帰宅してからも休日も、家で仕事をしている姿をいつも見ている。そんな冬磨がまさか育児休暇をとってくれるとは思っていなかった。
春菜も協力はしてくれるが、姪たちのことを考えるとなかなか頼るのは難しい。彼が傍にいてくれるならこんなに心強いことはないが、果たして本当にそれは可能なのだろうか。
「うちは男性社員にも育休を推奨しているんだ。社長の俺が積極的にその制度を活用するのはいい手本になるだろう」
「それはそうだが……。会社はそれで回るのか」
心配そうにそう言った晋一に、冬磨はふっと笑みを浮かべた。
「なにを他人事のように言ってるんだ。父さんが俺の代わりをするんだよ」
「え? わ、私が?」
「人が仕事人間なこといいことにじいさんが亡くなったタイミングでさっさと隠居したんだ。まだまだ現役でやれるだろう。今進めている事業はすべて共有しているから把握しているよな。かわいい息子と嫁と孫のためだ。もちろん、やれますよね? 会長」
真顔でそう詰め寄る冬磨に、言葉を詰まらせた晋一が渋々頷いた。冬磨が社長職に就いたのは五年前のまだ二十代の頃だという。
確かに年齢を考えると、代替わりは早い気もする。だが、シュンとしている晋一を見ていると原因を作っているのが自分なだけに胸が痛む。
「あ、あの……お義父さん。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「いいんだよ、秋良さん。息子の優秀さにかまけて楽をしていたのは事実だから」
「そうだ。秋良が謝る必要なんてない。気にしなくていいんだ。来週から週二……いや、三日は出社してもらおう。俺は週一回はリモートの日を作るからな。生きてたらじいさんも馬車馬のようにこき使ってやったのに、残念だ」
前半の秋良に向けたものと後半の晋一への口調がまったく違う。恐らく後者が家族や会社にいるときの冬磨なのだろう。
悪い顔をしている息子に怯える晋一には申し訳ないが、秋良は自分が相当甘やかされていることに気づきなんだかこそばゆい気持ちになった。
「それじゃあ、そういうことで頼む。寒くならないうちに帰りたいから、そろそろ行こう。またなにかあったら連絡する」
用は済んだとばかりに立ち上がる冬磨に続いて、秋良も立ち上がる。ふたりにお礼を言うと、山ほどの土産を持たされる。
笑顔の晋一と夕子に見送られて、ふたりは最寄りの区役所に向かった。手を繋いで中に入ると、冬磨が秋良の顔を覗き込んだ。
「大丈夫か?」
「あ、はい。なんだか少し緊張しちゃいますね」
「俺もだ。だが……それよりも秋良と夫婦になれることが嬉しい。出会ったときにした話を覚えている?」
「え?」
「笑顔の絶えない、明るい家庭を築くことが理想だったと言っていたな。その夢を、一緒に叶えよう」
冬磨が秋良の手をぎゅと握る。その手を握り返して、彼の顔を見上げて微笑んだ。
「はい、末永くよろしくお願いします」
この人となら、きっと大丈夫だ。なにがあっても乗り越えていけると、そう思った。二ヶ月前まで別の人間と結婚する予定だったというのに、今は彼以外となんて考えられない。
区役所の中に入り、窓口に記入済みの婚姻届を提出する。書類を丁寧に確認した窓口の男性が、私たちを見て微笑んだ。
「婚姻届ですね。本日は誠におめでとうございます。書類もしっかり記入してあるので、こちらで受理させていただきます。もしよろしければ、婚姻届を出したという証明書をお出しできますが、どうしますか?」
記念になると言われて、せっかくだからとそれを出してもらうことにする。待っている間にふたりで婚姻届を持った写真も撮ってもらい、それから出来上がった証明書を受け取る。
「すごい、こんなの出してもらえるんですね」
「本当に。表彰状みたいだな」
受け取ったばかりの『婚姻届受理証明書』と堂々と書かれた厚みのある用紙を、車の中でふたりで見つめる。
妻という欄に書かれた自分の名前を見て、本当に結婚したのだと実感する。自分はもう『湊秋良』なのだと思うと不思議な気持ちになった。
「だから、あなたが悪いと思う必要なんてまったくないの。むしろ、うちの息子と結婚してくれてありがとう」
「そうだよ。それに、家族が増えるのはとても嬉しいことだ。こんなにかわいらしい娘ができて、私は幸せだよ。なんの心配もしなくていいから、とにかく身体を大事にしなさい」
秋良を見つめる目がとても優しくて、冬磨にとてもよく似ていた。このふたりが冬磨の原点だということがよく分かる。彼の容姿は母譲りだが、性格はどちらかというと父親に似ているのだろう。
妊娠のことを告げたあと、ブランケットでぐるぐる巻きにされたことを思い出す。胸の奥でくすぶっていた不安やネガティブな感情が一気に吹き飛んだ。
ふたりと話していると、親というものは本当に偉大だなと感じる。記憶の中にある両親も、春菜と秋良ことをなにより大切にしてくれていた。
十二年しか一緒にいられなかったが、父と母がくれた愛情は確かに彼女の中に残っている。
今度は、自分がお腹の子に与える番。自分が母親になるという事実に、改めて身が引きまる思いがした。だけど、きっと大丈夫だ。秋良には支えてくれる人たちがいる。
隣に座る彼を見ると、視線に気づいた冬磨も彼女の方を向いた。秋良を見て笑みを浮かべ、そっと耳打ちしてくる。
「ほら、大丈夫だっただろう。もう変な妄想をして、思い詰めないように」
「そ、それは言わないでください。得意なんです、そういうのが」
「そうか。なら、またなにか思いついたら教えてくれ。なかなか想像力が豊かで、聞くのも面白そうだ」
クスクスと笑われて、思わず頬を膨らませる。冬磨は優しいが、時々意地悪だ。これは秋良のことをからかって遊んでいるに違いない。
「もう、バカにしてるでしょう」
「そんなことない。褒めてるし、そんな一面もかわいいと思ってる」
そして、こういうことをサラリと口にするところがずるい。熱くなった頬を押さえて正面を見ると、呆気に取られている晋一と夕子が目に入る。
「おい、あの冬磨がデレデレしているぞ。信じられない…」
「えぇ、もう本当に私、涙が出そう。浮いた話のひとつもないからお見合いでもさせようかと心配していたけれど……秋良さん、本当にありがとう」
夕子の言葉に冬磨の表情が一変した。涙を拭く夕子のことをギロリと睨みつける。
「おい、秋良の前でその話はやめてくれ。俺はお見合いなどする気はないと言っていただろう」
「あら。だってあなた……秋良さんに逃げられそうになっていたでしょう。失恋した息子を慰めるための保険を作っておいただけよ。ちゃんと断ったから安心なさい。良かったわね、射止められて」
冬磨の怒りなどなんのその。おほほと笑って優雅にティーカップを運ぶ夕子につい笑ってしまう。このくらい肝が据わっていないと大企業の社長婦人は務まらないのかもしれない。
呆れたようにため息をついた冬磨が、婚姻届を取り出してテーブルに置いた。
「証人のところに、サインをしてくれ。ひとりは秋良のお姉さんにお願いしたんだが、もうひとりは父さんにお願いしたい」
「もちろんだ。秋良さんのご家族にもご挨拶に行かないとな。これは、いつ出すつもりなんだ?」
「今日の帰りに出すつもりだ。いいよね、秋良」
確認するように視線を向けられて、こくりと頷く。冬磨が、ホッとしたように頰を緩めた。
「それから、秋良の出産に合わせて育児休暇を取るつもりだ」
そう言った冬磨に秋良は目を丸くした。初耳である。一緒に暮らし始めてまだ半月だが、大企業の社長である彼の多忙さはよく理解しているつもりだ。
帰宅してからも休日も、家で仕事をしている姿をいつも見ている。そんな冬磨がまさか育児休暇をとってくれるとは思っていなかった。
春菜も協力はしてくれるが、姪たちのことを考えるとなかなか頼るのは難しい。彼が傍にいてくれるならこんなに心強いことはないが、果たして本当にそれは可能なのだろうか。
「うちは男性社員にも育休を推奨しているんだ。社長の俺が積極的にその制度を活用するのはいい手本になるだろう」
「それはそうだが……。会社はそれで回るのか」
心配そうにそう言った晋一に、冬磨はふっと笑みを浮かべた。
「なにを他人事のように言ってるんだ。父さんが俺の代わりをするんだよ」
「え? わ、私が?」
「人が仕事人間なこといいことにじいさんが亡くなったタイミングでさっさと隠居したんだ。まだまだ現役でやれるだろう。今進めている事業はすべて共有しているから把握しているよな。かわいい息子と嫁と孫のためだ。もちろん、やれますよね? 会長」
真顔でそう詰め寄る冬磨に、言葉を詰まらせた晋一が渋々頷いた。冬磨が社長職に就いたのは五年前のまだ二十代の頃だという。
確かに年齢を考えると、代替わりは早い気もする。だが、シュンとしている晋一を見ていると原因を作っているのが自分なだけに胸が痛む。
「あ、あの……お義父さん。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「いいんだよ、秋良さん。息子の優秀さにかまけて楽をしていたのは事実だから」
「そうだ。秋良が謝る必要なんてない。気にしなくていいんだ。来週から週二……いや、三日は出社してもらおう。俺は週一回はリモートの日を作るからな。生きてたらじいさんも馬車馬のようにこき使ってやったのに、残念だ」
前半の秋良に向けたものと後半の晋一への口調がまったく違う。恐らく後者が家族や会社にいるときの冬磨なのだろう。
悪い顔をしている息子に怯える晋一には申し訳ないが、秋良は自分が相当甘やかされていることに気づきなんだかこそばゆい気持ちになった。
「それじゃあ、そういうことで頼む。寒くならないうちに帰りたいから、そろそろ行こう。またなにかあったら連絡する」
用は済んだとばかりに立ち上がる冬磨に続いて、秋良も立ち上がる。ふたりにお礼を言うと、山ほどの土産を持たされる。
笑顔の晋一と夕子に見送られて、ふたりは最寄りの区役所に向かった。手を繋いで中に入ると、冬磨が秋良の顔を覗き込んだ。
「大丈夫か?」
「あ、はい。なんだか少し緊張しちゃいますね」
「俺もだ。だが……それよりも秋良と夫婦になれることが嬉しい。出会ったときにした話を覚えている?」
「え?」
「笑顔の絶えない、明るい家庭を築くことが理想だったと言っていたな。その夢を、一緒に叶えよう」
冬磨が秋良の手をぎゅと握る。その手を握り返して、彼の顔を見上げて微笑んだ。
「はい、末永くよろしくお願いします」
この人となら、きっと大丈夫だ。なにがあっても乗り越えていけると、そう思った。二ヶ月前まで別の人間と結婚する予定だったというのに、今は彼以外となんて考えられない。
区役所の中に入り、窓口に記入済みの婚姻届を提出する。書類を丁寧に確認した窓口の男性が、私たちを見て微笑んだ。
「婚姻届ですね。本日は誠におめでとうございます。書類もしっかり記入してあるので、こちらで受理させていただきます。もしよろしければ、婚姻届を出したという証明書をお出しできますが、どうしますか?」
記念になると言われて、せっかくだからとそれを出してもらうことにする。待っている間にふたりで婚姻届を持った写真も撮ってもらい、それから出来上がった証明書を受け取る。
「すごい、こんなの出してもらえるんですね」
「本当に。表彰状みたいだな」
受け取ったばかりの『婚姻届受理証明書』と堂々と書かれた厚みのある用紙を、車の中でふたりで見つめる。
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