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僕は目を覚ますと、森の中に横たわっていた。
不明瞭な記憶と、混濁する意識の中で身体を起こす。手足は……ちゃんと動く。視界も良好、むしろ生きてる時よりも良く見えるような気がする。とかく問題はない。
服は……なんだこれ。いつの間にか身に覚えのない服を着ている。サルエルパンツにシャツ、革製のラフな上着……これは、ペリドットさんから贈り物ってことでいいんだろうか……?
とりあえず、必要なのは現状の確認だ。周囲を見回してみる。
森だ。前後左右どこをみても木、木、木、木一色しかない。いや、よくよく確認してみれば、同じ木ばかりではなく様々な種類の木が群生しているのが分かる。
生きるために必要なのは、水、食料、そして寝床。これから移動をするとしても、最低限水だけは確保しておかないと……。
と、移動を開始しようとしたところで、意識を手放す前のペリドットさんとの会話を思い出した。
手に握りしめていた麻袋の紐を緩め中身を確認する。
本と古錆びた鍵に……これは、ウエストポーチ? これが、転生初心者セット……?
よくわからないけど、今は水を探す方が先決だ。麻袋に中身を戻してから、周辺を状況を確認する。移動をしようにも、幹の太い木々が乱立していて遠くまで見渡すことは不可能だ。
目を瞑って、聴覚を最大限まで研ぎ澄ましてみる。近場に川があれば……水の流れるような音がするはずだ。
…………駄目だ。
どれだけ耳を澄ましても、風で木々が靡く音と、低く呻くような獣の声しか聞こえてこない。
仕方ない……ここでじっとしていても始まらない。
一呼吸置いてから、一歩踏み出した。とにかく、水だ。水を確保しなければ、最悪死んでしまう。近くに落ちてあった石を拾い上げ、迷ってしまわないように木に目印をつけながら移動を始める。
鬱蒼と茂る木の葉の隙間を縫うように照らしているか細い光を辿るように、真っすぐ進んでいく。武器も何もない現状で獣に出会ってしまった場合、逃げるしか選択肢がないのだが、そんな事を言っても仕方がないだろう。出会ってしまった場合は、出会ってから考えればいい。少なくとも、盗賊として転生している以上、人並み以上の能力はある……と思いたい。そうであれば、一体一の形を作ることさえ出来ればどうにかなるかもしれない。 時折、ぐるるる、獣の唸り声が近くから聞こえてくるけれど、警戒しているのか襲い掛かってくることはなかった。
それにしても、歩けど歩けど景色が変わり映えしないな……。木につけている目印がないからちゃんと進んでるとは思うんだけれど、ずっと同じところを歩いているような錯覚に陥りそうになってしまう。
時間にして三十分程だろうか、ここまでひたすら真っすぐ進んできたけれど、全くもって人の気配もなく、水の流れるような音もしない。
今はまだ体力にも余裕はある。けれど、何処に脅威が潜んでいるのかわからない状態で、常に気を張らなければならない状況はあまり好ましくない。食料に関しては、最悪そこら中に群生しているキノコを食べるしかない。時折聞こえてくる鳴き声の主を倒すというのはあんまり現実的じゃない。
そもそも、武器ないしね。
素手で動物倒すなんて荒業、出来るわけがない。いや、試してないから断言は出来ないけど。もし駄目だった場合のリスクが大きすぎる。僕自身が食料になる、という最悪の事態で二度目の人生が呆気なく終了してしまう。
垂れさがっている蔦や枝をかき分けながら、進んでいた所で。
先程までと、空気が一辺した。
漂う鉄錆びた臭いに頭がクラクラする。
これ以上近づいてはいけないと、わかっているはずなのに。身体はどんどん先へと進んでいってしまう。一歩、また一歩と踏み出してしまう足に身体が抗うことが出来ない。
十五歩程度進んだ所で、足を止めた。いや、勝手に止まってしまった。鼻を突くような血の臭いに思わず顔が歪む。
視線の先には、漆黒の毛に包まれた獣の死体が血だまりの中で横たわっていた。犬のような、狼のような生物の腹の部分は内臓を食い散らかされたかのようで、ぽっかりの穴が開いていて、所々に骨が覗いている。
マズイ……すぐに、この場を離れなければ。
頭では分かっているはずなのに、身体が硬直して動くことが出来ない。
滴る血が乾いていない、ということは。近くにコレを殺した何かがいる可能性が高い。身体中の意識を足に集中させて、どうにか一歩後ずさる。
動け。
二歩下がる。
死体を視界から消せ。
三歩下がった所で。
何かが足に触れた。
「――ッ!」
慌てて、口を手で塞いで、言葉を飲み込む。
視線を落とすと、そこには真っ黒な毛玉が張り付いている。屈みこんで、毛玉を持ち上げてみる。よく見れば、その毛玉には足のようなものが四本生えていて、燃えるように真っ赤な目と、視線がぶつかった。
「くぅん……」
と、目の前の生物が小さく鳴いた。
可愛い。
犬よりも、猫派のつもりだったけど、子犬っていうのはこんなにも可愛いものだったのか……。
状況から察するに、こいつはさっきの死骸と親子……と言った所だろうか? 死骸は一匹分しか見えなかったけど……。もしかすると、父親か母親のどちらかが、こいつの事を探しているかもしれない。
とはいえ、すぐ傍に死骸がある以上この場所に置いていくのもなあ……。けれど、余り迷っている時間もない。
とりあえず、少しだけ離れて様子を見るか……?
「ヴゥ……‼」
その場から離れようと、一歩踏み出した所で。
抱えている子犬が背後へ向かって低い唸り声を上げた。瞬間、背筋に嫌な悪寒が走る。
振り向くな。
全身の細胞が、そう告げている。
駄目だ。このままじゃ死ぬ。
ちらり、と。少しだけ、後ろを振り向いた。僕の視界が捉えたのは、目を奪われてしまいそうな程の美しい白銀の毛並みをした神々しい程の狼だった。その口元には、真っ黒な狼を咥えて、じっとこちらを見続けていた。
その瞬間、既に僕の身体は走り出していた。
ただひたすらに真っすぐ走る。足元の不安定な土の地面を目一杯蹴りながら、距離を取る。
しかし、背後から伝わってくる表しようもない不安は、消えることがない。
間違いなく、追いかけてきている。
背後から聞えてくる足音は、徐々に近くなっていた。追いつかれるのも、時間の問題だろう。
……。
こいつを、置いていけば少しくらいは時間が稼げるか……?
さっき拾ったものだろう? 誰が見てるわけでもない。自分の命が危ういかもしれないのに、小さな子犬の命一つで助かる可能性があるのなら、捨てていくべきだろう。
全速力で走りながら、ちらり、と手の中の子犬を見た。全身の毛を逆立てながら、威嚇をするかのように喉を鳴らしながら低い唸り声を上げ続けている。
……そうだよな。お前にとっちゃあいつは仇だもんな。
一か八か、やってみるか……。失敗すれば、死ぬかもしれないけれど。何もしないで食われて死ぬよりか、だいぶましだろう。
まだあの狼との距離は十分にある。
背負っていた麻袋の中に子犬を入れてから、等間隔に並んでいる日本を木にあたりを付けた。
その木を目掛けて全速力で走る。
ある程度近づいた所で、思いっきり地面を蹴り上げた。壁キックの要領で並んだ木の側面を蹴り上げながら上へ上へと登っていく。地面が木の葉で隠れるくらいの所まで登った所で息を潜める。
もし仮に、あの白銀の狼が木の上に登ってきたらどうしようもない。その時は諦めるしかないか。
木の下の様子は、こちらから伺う事は出来ないけれど。それは向こうも一緒だ。
息を殺してじっと待つ。
いや、狼って確か鼻が利くんだっけ? 向こうからは把握されてると思った方がいいかもしれないな。
……枝を伝って移動すれば、追ってこれないだろうか?
幸いな事に、普通の木とは違って枝の一本一本が太く、人が歩いても揺れすらしないようだ。
あっ、そういえば。
麻袋の紐を緩めると、中から子犬が顔を出す。
先程までとは違い、威嚇をするような素振りは見せない。手を近づけると、ペロリと手を舐められた。
どうにか助かったみたいだ。
諦めたのか、興味が無くなったのか、それともさっきの狼を食べに戻ったのか……考えても仕方がない。
とにかく、此処を早急に離れたい。
というか……。ここからどうやって降りればいいんだろう?
不明瞭な記憶と、混濁する意識の中で身体を起こす。手足は……ちゃんと動く。視界も良好、むしろ生きてる時よりも良く見えるような気がする。とかく問題はない。
服は……なんだこれ。いつの間にか身に覚えのない服を着ている。サルエルパンツにシャツ、革製のラフな上着……これは、ペリドットさんから贈り物ってことでいいんだろうか……?
とりあえず、必要なのは現状の確認だ。周囲を見回してみる。
森だ。前後左右どこをみても木、木、木、木一色しかない。いや、よくよく確認してみれば、同じ木ばかりではなく様々な種類の木が群生しているのが分かる。
生きるために必要なのは、水、食料、そして寝床。これから移動をするとしても、最低限水だけは確保しておかないと……。
と、移動を開始しようとしたところで、意識を手放す前のペリドットさんとの会話を思い出した。
手に握りしめていた麻袋の紐を緩め中身を確認する。
本と古錆びた鍵に……これは、ウエストポーチ? これが、転生初心者セット……?
よくわからないけど、今は水を探す方が先決だ。麻袋に中身を戻してから、周辺を状況を確認する。移動をしようにも、幹の太い木々が乱立していて遠くまで見渡すことは不可能だ。
目を瞑って、聴覚を最大限まで研ぎ澄ましてみる。近場に川があれば……水の流れるような音がするはずだ。
…………駄目だ。
どれだけ耳を澄ましても、風で木々が靡く音と、低く呻くような獣の声しか聞こえてこない。
仕方ない……ここでじっとしていても始まらない。
一呼吸置いてから、一歩踏み出した。とにかく、水だ。水を確保しなければ、最悪死んでしまう。近くに落ちてあった石を拾い上げ、迷ってしまわないように木に目印をつけながら移動を始める。
鬱蒼と茂る木の葉の隙間を縫うように照らしているか細い光を辿るように、真っすぐ進んでいく。武器も何もない現状で獣に出会ってしまった場合、逃げるしか選択肢がないのだが、そんな事を言っても仕方がないだろう。出会ってしまった場合は、出会ってから考えればいい。少なくとも、盗賊として転生している以上、人並み以上の能力はある……と思いたい。そうであれば、一体一の形を作ることさえ出来ればどうにかなるかもしれない。 時折、ぐるるる、獣の唸り声が近くから聞こえてくるけれど、警戒しているのか襲い掛かってくることはなかった。
それにしても、歩けど歩けど景色が変わり映えしないな……。木につけている目印がないからちゃんと進んでるとは思うんだけれど、ずっと同じところを歩いているような錯覚に陥りそうになってしまう。
時間にして三十分程だろうか、ここまでひたすら真っすぐ進んできたけれど、全くもって人の気配もなく、水の流れるような音もしない。
今はまだ体力にも余裕はある。けれど、何処に脅威が潜んでいるのかわからない状態で、常に気を張らなければならない状況はあまり好ましくない。食料に関しては、最悪そこら中に群生しているキノコを食べるしかない。時折聞こえてくる鳴き声の主を倒すというのはあんまり現実的じゃない。
そもそも、武器ないしね。
素手で動物倒すなんて荒業、出来るわけがない。いや、試してないから断言は出来ないけど。もし駄目だった場合のリスクが大きすぎる。僕自身が食料になる、という最悪の事態で二度目の人生が呆気なく終了してしまう。
垂れさがっている蔦や枝をかき分けながら、進んでいた所で。
先程までと、空気が一辺した。
漂う鉄錆びた臭いに頭がクラクラする。
これ以上近づいてはいけないと、わかっているはずなのに。身体はどんどん先へと進んでいってしまう。一歩、また一歩と踏み出してしまう足に身体が抗うことが出来ない。
十五歩程度進んだ所で、足を止めた。いや、勝手に止まってしまった。鼻を突くような血の臭いに思わず顔が歪む。
視線の先には、漆黒の毛に包まれた獣の死体が血だまりの中で横たわっていた。犬のような、狼のような生物の腹の部分は内臓を食い散らかされたかのようで、ぽっかりの穴が開いていて、所々に骨が覗いている。
マズイ……すぐに、この場を離れなければ。
頭では分かっているはずなのに、身体が硬直して動くことが出来ない。
滴る血が乾いていない、ということは。近くにコレを殺した何かがいる可能性が高い。身体中の意識を足に集中させて、どうにか一歩後ずさる。
動け。
二歩下がる。
死体を視界から消せ。
三歩下がった所で。
何かが足に触れた。
「――ッ!」
慌てて、口を手で塞いで、言葉を飲み込む。
視線を落とすと、そこには真っ黒な毛玉が張り付いている。屈みこんで、毛玉を持ち上げてみる。よく見れば、その毛玉には足のようなものが四本生えていて、燃えるように真っ赤な目と、視線がぶつかった。
「くぅん……」
と、目の前の生物が小さく鳴いた。
可愛い。
犬よりも、猫派のつもりだったけど、子犬っていうのはこんなにも可愛いものだったのか……。
状況から察するに、こいつはさっきの死骸と親子……と言った所だろうか? 死骸は一匹分しか見えなかったけど……。もしかすると、父親か母親のどちらかが、こいつの事を探しているかもしれない。
とはいえ、すぐ傍に死骸がある以上この場所に置いていくのもなあ……。けれど、余り迷っている時間もない。
とりあえず、少しだけ離れて様子を見るか……?
「ヴゥ……‼」
その場から離れようと、一歩踏み出した所で。
抱えている子犬が背後へ向かって低い唸り声を上げた。瞬間、背筋に嫌な悪寒が走る。
振り向くな。
全身の細胞が、そう告げている。
駄目だ。このままじゃ死ぬ。
ちらり、と。少しだけ、後ろを振り向いた。僕の視界が捉えたのは、目を奪われてしまいそうな程の美しい白銀の毛並みをした神々しい程の狼だった。その口元には、真っ黒な狼を咥えて、じっとこちらを見続けていた。
その瞬間、既に僕の身体は走り出していた。
ただひたすらに真っすぐ走る。足元の不安定な土の地面を目一杯蹴りながら、距離を取る。
しかし、背後から伝わってくる表しようもない不安は、消えることがない。
間違いなく、追いかけてきている。
背後から聞えてくる足音は、徐々に近くなっていた。追いつかれるのも、時間の問題だろう。
……。
こいつを、置いていけば少しくらいは時間が稼げるか……?
さっき拾ったものだろう? 誰が見てるわけでもない。自分の命が危ういかもしれないのに、小さな子犬の命一つで助かる可能性があるのなら、捨てていくべきだろう。
全速力で走りながら、ちらり、と手の中の子犬を見た。全身の毛を逆立てながら、威嚇をするかのように喉を鳴らしながら低い唸り声を上げ続けている。
……そうだよな。お前にとっちゃあいつは仇だもんな。
一か八か、やってみるか……。失敗すれば、死ぬかもしれないけれど。何もしないで食われて死ぬよりか、だいぶましだろう。
まだあの狼との距離は十分にある。
背負っていた麻袋の中に子犬を入れてから、等間隔に並んでいる日本を木にあたりを付けた。
その木を目掛けて全速力で走る。
ある程度近づいた所で、思いっきり地面を蹴り上げた。壁キックの要領で並んだ木の側面を蹴り上げながら上へ上へと登っていく。地面が木の葉で隠れるくらいの所まで登った所で息を潜める。
もし仮に、あの白銀の狼が木の上に登ってきたらどうしようもない。その時は諦めるしかないか。
木の下の様子は、こちらから伺う事は出来ないけれど。それは向こうも一緒だ。
息を殺してじっと待つ。
いや、狼って確か鼻が利くんだっけ? 向こうからは把握されてると思った方がいいかもしれないな。
……枝を伝って移動すれば、追ってこれないだろうか?
幸いな事に、普通の木とは違って枝の一本一本が太く、人が歩いても揺れすらしないようだ。
あっ、そういえば。
麻袋の紐を緩めると、中から子犬が顔を出す。
先程までとは違い、威嚇をするような素振りは見せない。手を近づけると、ペロリと手を舐められた。
どうにか助かったみたいだ。
諦めたのか、興味が無くなったのか、それともさっきの狼を食べに戻ったのか……考えても仕方がない。
とにかく、此処を早急に離れたい。
というか……。ここからどうやって降りればいいんだろう?
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