世界の管理をしていたら管理者が逃げ出した

のこじ

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第一章 管理者(上司)が逃げた

第12話 上級神とのお話

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「服着て、テンコちゃん」

友人がそう言いながら上級神ことテンコさんに服を渡す。

テンコさんはすぐにその衣服を着たが、私は一つ物申したい。

な ぜ に メ イ ド 服。

「狐耳メイドちゃんって良くない?」

「なるほど、つまりあなたの趣味ってことね」

和風のメイド服らしく、思っていたよりも似合っている。
尻尾をもふもふしたい。

「こほん。ではもう一度仕切り直して…。妾はテンコじゃ。久しいの、スイちゃん」

「久しぶりです、テンコさん」

最後の一言で威厳もへったくれもなくなったがこの際触れないでおく。

「お主、前に会った時よりも強くなっておるの、もっと励んで昇神するのじゃぞ」

昇神とは”神化”――つまり神になるということで、多くの生物は条件を満たすことによって、”神化”することが出来るらしい。
まあ、条件は厳しいらしいが。

「ありがとうございます。ところで、私の上司である女神アキュアに付いて大切なお話があるのですが…」

「奇遇じゃな。妾もあるのじゃよ」

話題は恐らく同じだと思う。

「「あの人(あ奴)が失踪したんです(んじゃ)が」」

「わーお、同タイミング」

友人が驚く素振りを見せる。

「やっぱりテンコさんも気付いていましたか」

「もちろんじゃ。あ奴はそろそろ痛い目に会って貰わねばのう。例えば、下級神落ちとか」

「アキュアにとってそれはキツそう」

下級神落ちとは中級神以上の神にとって屈辱であり、恐れていることの一つらしい。
私は神では無いから知らないけど。

「何にせよあ奴を見つける所から始めねばの」

「そうですね」

駄女神《アキュア》を探さなければ何も始まらない。

「…そうじゃ!」

テンコさんが何かを思いついたらしい。

「そこにいる化け物に頼めばよいではないか!」

「は?」

友人が目で見えるほどの物凄い圧をテンコさんにかけている。

「申し訳ございませんでした。■■様」

友人の名前だけ聞こえない。
何でだろうね。

「勿論自分で探すよね?(圧)」

「はいっ!勿論!」

「テンコさん、のじゃ口調が崩れている…」

「はっ!?そうじゃった!」

テンコさんはあたふたとした様子で口調を戻した。
狐さん状態以外でもやっぱり可愛い。

「ところで、妾はあ奴がいない間に頑張っていたスイちゃんにご褒美をあげたいのじゃが、何か欲しいものをいうのじゃ」

「欲しいもの…」

まずは武器の修理…かなぁ。

「あ、スイちゃん、武器は私が修理&改造中だから武器は気にしないでいいよ」

強さについては与えられて強くはなりたくないしなぁ…。
あっ!思いついた!

「pt消費量を減らして欲しいです!」

「それは………難しいのう」

ちらっと友人を見ながらテンコさんが言う。
友人と何か関係があるのかもしれない。

「代わりにptを譲渡することなら出来るんじゃが?」

それなら良いかも。

「では、50億pt位欲しいです!」

「うむむ…少し多い気がするが…。分かったのじゃ。少ししたらpt譲渡しておくのじゃ」

「ありがとうございます!」

私は50億ptを得る約束をすることが出来た。
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