14 / 27
DAY5-3 (ある理由により)食欲なんてあるわけない
しおりを挟む
夜になって、両親が帰ってきた。やりたい放題タイムは一時中断。
「凛々、今日も食欲ないの…?」
夕食の時間、お母さんが眉を寄せて尋ねる。今日は鶏肉の照り焼きとマカロニサラダ、じゃがいものそぼろ煮だ。あとご飯とわかめと豆腐のお味噌汁。美味しそうなんだけど、お腹がいっぱいで食べられない。
「…えっと…」
一日中お菓子食べてましたとはさすがに言えない。なお、お菓子のゴミは袋に詰めて部屋に隠してある。私の死後に負の遺産として見つかることでしょう。
「今日、一日家にいて動いてないからお腹すかなくて…ごめん…」
私はまたそそくさとキッチンに移動し、残したご飯にラップをかけた。
美味しそうだし、明日の朝食べよう。
「…凛々はどうしたんだ?昨日も今日も食事にほとんど手をつけていないじゃないか…」
「分からない、話したくないみたいだし、少し様子を見て…」
「具合悪いんじゃないのか?」
「病院に…あ、でも明日日曜日…」
リビングからボソボソと相談する声が聞こえてくる。別に大丈夫なんですけど…。
「あのさ、明日は出かけてくるね!」
両親の心配をなくすために、私は明るくそう言った。
「凛々、今日も食欲ないの…?」
夕食の時間、お母さんが眉を寄せて尋ねる。今日は鶏肉の照り焼きとマカロニサラダ、じゃがいものそぼろ煮だ。あとご飯とわかめと豆腐のお味噌汁。美味しそうなんだけど、お腹がいっぱいで食べられない。
「…えっと…」
一日中お菓子食べてましたとはさすがに言えない。なお、お菓子のゴミは袋に詰めて部屋に隠してある。私の死後に負の遺産として見つかることでしょう。
「今日、一日家にいて動いてないからお腹すかなくて…ごめん…」
私はまたそそくさとキッチンに移動し、残したご飯にラップをかけた。
美味しそうだし、明日の朝食べよう。
「…凛々はどうしたんだ?昨日も今日も食事にほとんど手をつけていないじゃないか…」
「分からない、話したくないみたいだし、少し様子を見て…」
「具合悪いんじゃないのか?」
「病院に…あ、でも明日日曜日…」
リビングからボソボソと相談する声が聞こえてくる。別に大丈夫なんですけど…。
「あのさ、明日は出かけてくるね!」
両親の心配をなくすために、私は明るくそう言った。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
たとえ夜が姿を変えても ―過保護な兄の親友は、私を逃がさない―
佐竹りふれ
恋愛
重なる吐息、耳元を掠める熱、そして——兄の親友の、隠しきれない独占欲。
19歳のジャスミンにとって、過保護な兄の親友・セバスチャンは、自分を子供扱いする「第二の兄」のような存在だった。
しかし、初めてのパーティーの夜、その関係は一変する。
突然降ってきた、深く、すべてを奪うような口づけ。
「焦らず、お前のペースで進もう」
そう余裕たっぷりに微笑んだセバスチャン。
けれど、彼の言う「ゆっくり」は、翌朝には早くも崩れ始めていた。
学内の視線、兄の沈黙、そして二人きりのアパート――。
外堀が埋まっていくスピードに戸惑いながらも、ジャスミンは彼が隠し持つ「男」の顔に、抗えない好奇心を抱き始める。
「……どうする? 俺と一緒に、いけないことするか?」
余裕の仮面を被るセバスチャンに、あどけない顔で、けれど大胆に踏み込んでいくジャスミン。
理性を繋ぎ止めようとする彼を、翻弄し、追い詰めていくのは彼女の方で……。
「ゆっくり」なんて、ただの建前。
一度火がついた熱は、誰にも止められない。
兄の親友という境界線を軽々と飛び越え、加速しすぎる二人の溺愛ラブストーリー。
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる