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クイズで決めるな、勇者の座!!
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「ご安心ください。片方はスペアです」
「お前が言うな!!」
俺Aと俺Bの声がハモる。が、その言葉に反応したのは、フードの少女ではなく――
「スペアとはどういう意味ですか?」
ピクリと眉を動かした銀髪エルフ少女が、じっと俺たちを見据えてきた。
「あっ、いえ、その……彼が勝手に……」
「ちょ、俺のせい!?」
「あなたたち……どちらが“真の勇者”か、まだ決まっていないのですね」
そう言うと、彼女はすっと指を差した。
「ならば、“導きの試練”を受けていただきます」
「試練!?」
「どこでやんの!? 魔王城!? 地底!? 天空遺跡とか来る!?」
テンションの上がる俺Bを尻目に、俺Aは冷静に聞いた。
「ちなみに、それって何系? バトル? 知恵? 運?」
少女は少し困ったように微笑んだ。
「――クイズです」
「お、おぉん?」
⸻
【導きの試練:勇者早押しクイズ大会】
ルールは簡単。
勇者にふさわしい知恵と判断力を問うため、全10問のクイズで勝負。
先に6問正解した方が“正式な勇者”として認定される!
「では第一問。異世界における基本通貨単位は?」
「ゴールド!」
「シルバー!」
「ブー。正解は“ユルド”です。この世界では最近レート改定がありました」
「マニアックすぎるだろ!!」
「第二問。“チート能力”の正しい定義を述べよ」
「え? なんかすごい力で無双するやつ?」
「ブブー。“理不尽な力により、物語のバランスを破壊する存在”。もしくは“作者の都合”です」
「メタすぎる!!」
⸻
そう、これはただのクイズではない。
メタと皮肉に満ちた、勇者の“自我と覚悟”を試す地味すぎる試練だったのだ!
そして――
「第六問。異世界転生作品において、最も多いタイトルのパターンは?」
「『○○したら××だった件』
「お前が言うな!!」
俺Aと俺Bの声がハモる。が、その言葉に反応したのは、フードの少女ではなく――
「スペアとはどういう意味ですか?」
ピクリと眉を動かした銀髪エルフ少女が、じっと俺たちを見据えてきた。
「あっ、いえ、その……彼が勝手に……」
「ちょ、俺のせい!?」
「あなたたち……どちらが“真の勇者”か、まだ決まっていないのですね」
そう言うと、彼女はすっと指を差した。
「ならば、“導きの試練”を受けていただきます」
「試練!?」
「どこでやんの!? 魔王城!? 地底!? 天空遺跡とか来る!?」
テンションの上がる俺Bを尻目に、俺Aは冷静に聞いた。
「ちなみに、それって何系? バトル? 知恵? 運?」
少女は少し困ったように微笑んだ。
「――クイズです」
「お、おぉん?」
⸻
【導きの試練:勇者早押しクイズ大会】
ルールは簡単。
勇者にふさわしい知恵と判断力を問うため、全10問のクイズで勝負。
先に6問正解した方が“正式な勇者”として認定される!
「では第一問。異世界における基本通貨単位は?」
「ゴールド!」
「シルバー!」
「ブー。正解は“ユルド”です。この世界では最近レート改定がありました」
「マニアックすぎるだろ!!」
「第二問。“チート能力”の正しい定義を述べよ」
「え? なんかすごい力で無双するやつ?」
「ブブー。“理不尽な力により、物語のバランスを破壊する存在”。もしくは“作者の都合”です」
「メタすぎる!!」
⸻
そう、これはただのクイズではない。
メタと皮肉に満ちた、勇者の“自我と覚悟”を試す地味すぎる試練だったのだ!
そして――
「第六問。異世界転生作品において、最も多いタイトルのパターンは?」
「『○○したら××だった件』
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