1 / 1
「転生したら魔王討伐用の説明書だった件」
目が覚めたら本だった。
そう、“説明書”になっていた。
表紙には大きく書かれている。
『これ一冊で誰でも魔王討伐できる本!』
「いや説明書て!!転生してモノってどういうことだ!!」
冒険者「……何だこの本」
俺「うお!開かれた!!しゃべれるのかコレ!?」
ページがめくられる。
1ページ目:
『まず家を出ましょう。』
冒険者「は?そんなん書く必要あるか?」
「……自信ない新米のためなんだよ!次!」
2ページ目:
『つまづかないように気をつけて。前回の勇者は玄関で転んで死んだ。』
冒険者「マジかよ!!」
3ページ目:
『町を出る前に武器を買いましょう。素手だとスライムにも負けます。』
冒険者「親切すぎる……」
4ページ目:
『この本を持っている間、全ステータス+9999』
冒険者「……え」
「え」
5ページ目:
『魔王城に突撃して殴ればそれで勝てます。迷わず行こう。』
冒険者「……本当に行くぞ?」
「マジで!?俺、チートアイテム!?説明書なのに!?」
魔王城――
魔王「……ほう。来たか人間。小賢しい!」
冒険者「この本があればお前など!!」
「ちょっおま、振り回すなああ!!」
――バキィィィ!!!
魔王「ぐはぁぁぁ!!?」
『魔王を倒しました』
冒険者「え!?終わり!?」
「いや、本として魔王ぶん殴って終わりってどういうこと!?」
――こうして俺(本)は世界を救った。
現在、城の図書室の「英雄の書コーナー」に置かれている。
子供たちに「魔王を倒した伝説の本」として大人気だ。
だが夜中になると――
「頼む……ページめくってくれ……暇だ……」
と泣いているとかいないとか。
そう、“説明書”になっていた。
表紙には大きく書かれている。
『これ一冊で誰でも魔王討伐できる本!』
「いや説明書て!!転生してモノってどういうことだ!!」
冒険者「……何だこの本」
俺「うお!開かれた!!しゃべれるのかコレ!?」
ページがめくられる。
1ページ目:
『まず家を出ましょう。』
冒険者「は?そんなん書く必要あるか?」
「……自信ない新米のためなんだよ!次!」
2ページ目:
『つまづかないように気をつけて。前回の勇者は玄関で転んで死んだ。』
冒険者「マジかよ!!」
3ページ目:
『町を出る前に武器を買いましょう。素手だとスライムにも負けます。』
冒険者「親切すぎる……」
4ページ目:
『この本を持っている間、全ステータス+9999』
冒険者「……え」
「え」
5ページ目:
『魔王城に突撃して殴ればそれで勝てます。迷わず行こう。』
冒険者「……本当に行くぞ?」
「マジで!?俺、チートアイテム!?説明書なのに!?」
魔王城――
魔王「……ほう。来たか人間。小賢しい!」
冒険者「この本があればお前など!!」
「ちょっおま、振り回すなああ!!」
――バキィィィ!!!
魔王「ぐはぁぁぁ!!?」
『魔王を倒しました』
冒険者「え!?終わり!?」
「いや、本として魔王ぶん殴って終わりってどういうこと!?」
――こうして俺(本)は世界を救った。
現在、城の図書室の「英雄の書コーナー」に置かれている。
子供たちに「魔王を倒した伝説の本」として大人気だ。
だが夜中になると――
「頼む……ページめくってくれ……暇だ……」
と泣いているとかいないとか。
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった
くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。
血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。
夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。
「……涼介くん」
薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。
逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。
夜、来て。
その一言が——涼介の、全部を壊した。
甘くて、苦しくて、止まれない。
これは、ある夏の、秘密の話。
続・冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
の続編です。
アンドリューもそこそこ頑張るけど、続編で苦労するのはその息子かな?
辺境から結局建国することになったので、事務処理ハンパねぇー‼ってのを息子に押しつける俺です。楽隠居を決め込むつもりだったのになぁ。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
恋愛
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。