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1. 開発
1-4
しおりを挟む「あっ、あっ…く、ぅ…」
美玖は植え付けられた玉から断続的に送り込まれる振動に、ベッドの上で身体を丸めながら耐えていた。
振動のパターンもずっと同じペースではなく、止まったり、急に動き出したりと緩急があるため、美玖の身体が刺激に慣れる事を許さない。
「いやっ…止めて、よ…くぅっ…!」
『今当たってる所がGスポットだよ。聞いたことくらいあるでしょ?ホントは時間を掛けないと気持ち良くならない所だけど、敏感になったお姉さんじゃ、もう立派な性感帯だよね』
「そんなっ!…あっ、あっ!…何か……く、る!」
強まる振動にGスポットを揺らされながら、さらにグリグリと押し込んでくる玉の刺激に美玖の反応が変わる。無意識に股間を押さえようと手を伸ばしているが何の抵抗にもならない。
『もうイっちゃうの?初イキがバイブでしかも中イキなんてエッチなお姉さん。あっ、もう聞いてないか』
「あっ、あっ!だめっ、だめぇ❤︎」
丸まっていた美玖の身体が伸びる。送り込まれる快感から逃れようと仰向けに態勢を変えるも、玉の追い込みは苛烈さを増し、抗えない美玖は腰を浮かせ弓反りになり、踵と頭だけで体重を支える。
「だめっ!だめっ!きちゃう!何かきちゃう!」
「………っ、あぁぁっ❤︎」
限界まで蓄積した快感が膣内で弾けビクンビクンと美玖の身体を襲う。
「…ぁ……ぁ…❤︎」
初めての絶頂とは思えない程、深い余韻が美玖の肢体を包む。
「ぁ……はぁ…はぁ…」
絶頂に張り詰めた身体に徐々に柔らかさが戻るも、時折ビクビクと小さく弾み、余韻の波に打たれている。
『どう?初めてイった感想は?』
「……………」
『ふぅん、ネットで見た知識よりも何倍も凄かったんだ』
淫魔の前では黙秘は意味を為さない。
『ボクも満足。少しはお腹の足しになったよ』
「もう…いいでしょ?」
窓の外からは小鳥が鳴き始め、朝日が差し込んできている。美玖は息を整えながら、淫魔に退散を促す。もしかしたら夜にしか活動しないのではないかと期待を込めて。
『えっ、まだこれからだよ?大学には何時の電車なの?』
「うそ…」
『そっか八時なんだ。じゃあまだ続けよっか』
「はうっ❤︎」
油断していた美玖の中から、またあの振動が戻ってくる。最初の様子を伺う様な責めではなく、最短で美玖を達しさせようと、的確に感じる部分をグリグリと押し込んでくる。
「やっ、やだっ…またそこっ!」
何度か指で玉を掻き出そうと美玖が試みるが、当然触ることは出来ない。
『この術の良い所はさ、お姉さんは何一つ抵抗出来ない所なんだよね』
美玖は知らないものの、これが男の腕によってもたらされる刺激なのであれば、多少の抵抗も出来ただろうが、何せ相手は文字通り掴みようが無く、ただ与えられる刺激に耐える事しか出来ない。
「あっくっ!……ふぁっ❤︎……そこっ!だめだって!」
『サイズは小さいけど、結構クルでしょ?ボクにはわかるよ、Gスポットをゴリゴリされてどうしようも無く気持ち良いんだよね?』
「…ん、んんっ!またっ、またくるっ!ひぃっ…」
疲れも無ければ容赦も無い球体が中で暴れ、ウブな美玖を易々と再絶頂へ導く。
「あっ………く、ぅぅぅ❤︎」
先程と同じ態勢で身体を強張らせ、ビリビリと快楽刺激に頭を真っ白にし、美玖は果てる。
『またイったんだ』
「はっ、ぁ……ぁ…」
絶頂後の惚けた表情で、美玖は自分の身体を抱きながら甘美な余韻になされるままになっている。
美玖自身も二度の絶頂を経験し、少しずつ快楽への防護が崩れている事を察した。このままではいけないと考えた矢先、また甘くて濃い刺激が美玖を襲う。まるで考える隙を与えず、美玖の理性を奪う様に。
「はぁっ❤︎…もう…止めてっ…ぁぁっ…」
ーガラッ
その時、少し離れた両親の寝室のドアが開く音が聞こえた。
早起きの父親が起きたのだと気づいた美玖の表情が強張る。
同じ二階にある寝室も、これから父親が向かうであろうリビングも、美玖の部屋からは少し距離がある。おそらく届いていないであろうが、喘ぎ声を聞かれる事を恐れた美玖は、今まで以上に口を噤む。
その様子を見た淫魔の目が妖しく光る。
「…っ!…っ…んんっ❤︎」
美玖を追い詰めるには充分過ぎる程に刺激を与えていた玉の動きがさらに加速する。美玖も力の抜けた手で口を覆い、何とかこれ以上嬌声が出ないよう抵抗するも、抑えきれない淫らな悲鳴が漏れる。
「んんんっ!まって!まって…ぇっ!ああっ❤︎」
美玖とて、卑猥なビデオを見た事くらいはあった。その時は大袈裟に喘ぎ声を上げる女優の演技を冷ややかに見ていたが、いざ自分の身にかかると、そのビデオ以上の嬌声をとても抑える事が出来ない。
「んんっ!んんんっ❤︎」
美玖の腰はガクガクと痙攣し、額からは大粒の汗が滲む。また絶頂を迎えようとする美玖の耳に入ってきたのはドアを叩く乾いた音だった。
「美玖?どうかしたのか?」
美玖の父親だった。くぐもった声が聞こえたのか、心配して様子を見に来たらしい。母親でなかった事は美玖にとって幸いだった。母親であれば、ノックの後にすぐにドアを開けていたであろうから。
「ご、ごめんなさい!その……んっ❤︎…その、嫌な夢、見ちゃって…」
胸をはだけ、下はショーツのみ。そればかりか火照った顔に、汗でビッショリの身体。父親に見られてしまっては言い逃れが出来ない状況の美玖は何とか誤魔化そうと嘘を使う。
「そうか、確かテスト期間だったか?もう起きてるなら、たまには朝一緒に食べるか?」
父の提案。娘の震えている声から本当に悪夢にうなされていたと解釈した様子。
美玖の父親は家族の中でも朝が早く、たいていは一人で朝食を済ませていた。
「あっ…いや…だい、じょうぶ。もう少し…寝れそうだから…ぁ…」
「そうか」
フローリングが軋む音。美玖の父親は一階へと降りて行った。
そして気が抜けた瞬間、強引に堰き止め膨らんでいた快楽の波が美玖の身体を襲った。
「んんっ❤︎……んんんっ❤︎❤︎」
必死に歯を食いしばり、真っ白になる意識で喉から溢れる喘ぎを抑える。
『あはっ。すっごくエッチな顔してる。よく声を我慢できたねお姉さん❤︎』
「んぁっ❤︎だっ、めっ!引かないっ…またっ、くるっ!ああっ❤︎」
ーーーーーーーーーー
「美玖?まだ降りてこないの?」
ドアを挟んだ母親の声。朝食への催促。
「うん…すぐ行くから…」
最後に果てた時を最後に淫魔の姿は美玖の部屋から消えた。開いていたはずの窓はいつの間にか閉じていた。
夢だったのだと思い込みたい美玖だったが、未だに残る膣内の異物感が否定する。派手に動き出す事はもう無かったが、存在を主張するかのように時折微弱な振動を送り込んできていた。
女としての絶頂感を刻まれ、淫魔の体液によって興奮状態にされている身体にとってはそれは充分な刺激となっていた。
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