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幸せな瞬間
しおりを挟むありがとう、凜はグラスを持ちカクテルに口をつける。ほんのりと甘く柑橘系の香りが鼻腔をくすぐり喉が熱くなるのを感じる。顔や体がふわっとなった。
「甘くて美味しい」甘い香りが凜から漂う。凜を抱き包むように座っていた悠斗は凜からグラスを取ると一口、自分も口にカクテルを含んだ。
「凜にはちょっとキツイかな?」クスっと笑いからかうように言う。
「そんな事ないよ、大丈夫だよ」拗ねた顔をする凜に、ふうん…と相づちをうちながら、悠斗は凜の後ろ髪を横に流し首筋のあたりを鼻を滑らせ唇を押し付けた。
「凜…甘い香りがする」耳元で掠れた声が聞こえる。
凜はピクっと肩を揺らし小さくなる。「悠斗?どうしたの?悠斗の方が甘いよ…ドキドキするよ」
今まで幼馴染みの関係を貫き通してきたが、そのストッパーが外れたんだ。もう自分の気持ちを抑えなくていい。
悠斗は凜の頬に手を添えて自分の方に向かせる。凜の瞳を覗き込み見つめると「凜、かわいい…」唇を寄せた。
唇を何度も啄み角度をかえて合わさる。時々漏れる凜の吐息が聞こえると下唇を甘噛みするようにすると少し空いた唇の隙間から舌を差し込んだ。
んっ…
切なく響く凜のあえぎに俺はたまらなくなり凜の舌を求め絡めた。怖々と舌を差し出す凜も絡み合ううちに一生懸命答えようとしているのがわかり、このままひとつになりたい気持ちでいっぱいになった。
ちょっと冷静になろう…
凜は肌を合わせひとつになるのは初めてな訳で、俺だって初めての事だ。
しかも急な展開で避妊具を用意していなかった。なんて考えていたら凜が顔を離し俺を見つめ、俺の首に腕をまわしてぎゅっと抱きつく。
耳元で「初めては悠斗がいい」と震える声で囁いた。
その言葉に動揺する俺…動揺を見せられないと思い…ッコホっと咳払いをする。
「うん、俺も初めては凜がいい」
「えっ!!悠斗も…はじ、はじめて?」凜はびっくりしてカミカミで言ってくる。
「悠斗はモテるから…もう経験してたのかと思ってた」
「俺はモテないし凜しか見てないよ」
言わなければ良かったと後悔するけどウソついてもしょうがない。恥ずかしくて凜の顔が見れないから抱き上げてそのままベッドへ移動した。
いきなり抱き上げたら凜はキャッと小さな悲鳴を上げた。
そのまま凜の上に重なり上から見下ろす。それ以上何も言わせないよう
唇に噛みつくようにキスを落とした。首筋から鎖骨に唇を這わせ上着の裾から手を差し込みブラを外した。初めて触れる頂きに指先が触れると凜は恥ずかしそうに体を揺らす。凜の肌はしっとりと張りつくように柔らかく甘い匂いを放つ。
柔らかな肌と凜の色香に包まれ凜の濡れぼそる場所へと指を導き、ゆっくりと中を揺らしてゆく。
最初は痛がったけど次第に甘い吐息だけが響いていた。凜は痛みと快楽の中で意識を手放した。
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