blue moon

るう

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キス…キス…キス…

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ふふっ凜の表情を見て思わず、笑みをこぼす。

「なぁ…キスの練習しよっか?」
イタズラ心で言ってみる。

キスの練習と聞いて、びっくりしたのか俺の瞳の奥をじっと見つめ、こくん、と小さく頷く。

「目を閉じて」優しく耳元で囁く。

 凜はゆっくりと閉じたの見て、俺は凜の柔らかな髪の毛に手を差し込みながら流し、凜の頬にすうっと指を滑らせた。

 凜の唇から震えるような吐息を感じながら俺は凜のぽってりとした唇に近づく。そして唇と唇が重なりあった。


キス…
優しく唇が触れる

キス…
凜の柔らかな上唇を甘噛みしながら唇を濡らす

キス……
深く、深く、凜を感じるように…



ふっと顔を上げて、凜を見ると瞼は落ちていて長い睫毛がしっとりと濡れていた。

ヤバい、可愛すぎる…


「凜、大好きだよ。」


凜はゆっくりと瞼を開け、俺の顔を見ているのか視線が定まらない。

 ふんわりと赤く染めた凜の瞳の中に大きな月が映っていて、キラキラと輝いていた。

「満月…」ポツリと呟く。

 数週間前も満月だったはず、もしかして今日がblue moonブルームーン 奇跡の満月

 blue moonが現れるまでに自分の気持ちを凜に伝えようと考えていた。

 そして悠斗は、blue moonの夜に愛を誓おうと、バイトを増やし、凜に渡そうと考えていた贈り物がある。

 自分の首にかけていたチェーンの指輪を外し、凜を白く輝く満月の方に向かせ、俺は後から凜を抱き締める。

 その指輪をblue moonにかざし、満月の輪郭に指輪を重ねた。

 2人で見た満月と指輪の重なりは満月の光を吸収しているように指輪が綺麗に光って見えた。

「……きれ、い…」
凜がうれしそうに呟く。

その指輪を凜の細い薬指にはめた。


「凜、これからはずっと一緒にいような」



blue moonに愛を誓う──






完結

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