不屈の葵

ヌマサン

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第4章 苦海の章

第134話 河海は細流を択ばず

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 元康たちが小原鎮宗・糟谷宗益ら今川被官と交戦し、小原鎮宗を討ち取り、長沢の鳥屋ヶ根城攻略を成した頃、殿を務める夏目次郎左衛門尉広次らは追撃してくる今川勢と激戦を繰り広げていた。

「次郎左衛門尉殿!殿からの報せじゃ!」

「なにっ、殿からはなんと!」

「なんでも、退却途中に打って出て参った鳥屋ヶ根城在番衆と交戦し、糟谷宗益を取り逃がしたが、小原鎮宗は渡辺半蔵が討ち取ったとのことじゃ!加えて、鳥屋ヶ根城攻略も成せたとのこと!」

「肥後守殿、報せていただきかたじけない!背後に敵がおらぬと分かれば、安心して目の前の敵にぶつかれまする!」

 幾度も馬を返して敵を屠っている夏目次郎左衛門尉。すでに兜首を五つも挙げており、そのほか雑兵足軽を討った数は数えきれないほどであった。

「そうじゃ、先ほどの戦い、ここからしかと見ておったぞ」

「むっ、戦いとは?」

 今なお今川勢と戦っている状況では、夏目次郎左衛門尉の言う『戦い』とはどれのことを指すのか、本多肥後守忠真にはさっぱりであった。

「それっ、そなたの甥の平八郎に肥後守殿が突き伏せた敵将の首を取らせて功名とさせようとしておったであろう」

「おう、そのことか。平八郎には『人の力を借りて功名とせず』などと偉そうなことを言いよってな。じゃが、次の瞬間には別な敵将の首を挙げておったのじゃ」

「あれほど見事な槍捌き。まだ十四の若造とは思えぬものであった」

「ははは、左様にござるか。猛将である夏目次郎左衛門尉が申しておったと聞けば、平八郎も喜びましょうぞ」

 くっちゃべりながらも、向かってくる敵兵を槍で突き伏せ、手傷一つ負わない両名の活躍もあり、無事に最後まで踏みとどまった殿隊も撤退することに成功し、西三河まで戻ることができたのである。

 そうして元康による稲刈り前に行われた東三河侵攻は西郷氏や野田菅沼氏を助けられなかったこともあり、東三河は今川方優位となってしまったが、鳥屋ヶ根城から今川被官を排除することに成功したのは大きな戦果でもあった。

 そんな元康が東三河侵攻を行っている頃、北信濃川中島では四度目となる武田軍と上杉軍の合戦が勃発。

 関東侵攻で北条領国を蹂躙し、元康と敵対する今川の目を釘付けにした上杉政虎が、今川家の同盟先である武田信玄と激突したのである。

 第四次川中島の戦いと呼ばれることになるこの合戦はこれまでの対決の中で最大規模の合戦となった。

 この時、武田方は信玄の実弟である武田信繁をはじめ、重臣の室住虎光、足軽大将の山本勘助、三枝守直ら有力家臣を失い、武田信玄までも負傷したというほど、被害は決して軽微なものではなかった。

 そんな第四次川中島合戦で討ち取られた諸角虎定の首級を石黒五郎兵衛と共に取り返し、武田信玄より黒駒の地を与えられた人物こそ、いつぞや元康が墓参のために一時帰国した折に対面した成瀬兄弟の弟・吉右衛門正一なのである。

 そうして激動の永禄四年も八月が過ぎ、九月へと移り行く。その頃、関東では上杉弾正少弼政虎に領土を蹂躙された北条新九郎氏政が父・北条左京大夫氏康とともに反転攻勢を開始していた。

 小田原城を出陣した北条軍は氏康三男で武勇に優れた大石氏照と合流し、上杉政虎の関東侵攻時に離反した武蔵国勝沼城の三田氏を攻め滅ぼし、その領国をそのまま氏照に与えたのである。

 これが反転攻勢の狼煙であるかのように、北条軍は大攻勢に転じる。氏康五男・氏邦が継承していた藤田氏の領国のうち、敵方となった秩父日尾城、天神城を攻略し、武蔵西部を奪還することに成功。

 先々代・氏綱の『勝って兜の緒を締めよ』を体現するが如く、相模の獅子は兎を捕らえるにも全力を尽くす。

 瞬く間に武蔵国の小田氏、深谷城の上杉憲盛、御嶽城の安保全隆、忍城の成田長泰をも再帰参させ、上野国の佐野直綱と下野国の佐野昌綱を寝返らせることに成功したのであった。

 北信濃では武田信玄と上杉政虎が激突し、上杉政虎が去った関東では北条氏康・氏政父子が巻き返しを見せるなど、東国情勢は目まぐるしく変化していた。

 そんな中で、駿府の今川氏真は関東情勢が落ち着いたこともあり、三河での叛乱鎮圧にも本腰を入れようとしていた。

 蒸し暑い梅雨、昏倒しそうになるほどの猛暑を超え、涼しい風が感じられ、葉も色づき始める季節を迎えた駿府館には当主・氏真のほか、婿舅の間柄である北条助五郎氏規や関口刑部少輔氏純や、氏真の叔母婿にあたる浅井小四郎政敏、瀬名陸奥守氏俊といった一門衆に、遠江懸川城主・朝比奈備中守泰朝、元康の後見人でもあった朝比奈丹波守親徳などの重臣が集まっていた。

「先月の松平蔵人佐による東三河侵攻のことを報告する文書が吉田城代の大原肥前守より届けられた。まずは、これを見てみよ」

 氏真は大原肥前守資良から提出された文書を一門や重臣へ回している間、苛立ちを抑えるかのように白扇で床を何度も突き続ける。

「恐れながら、此度の侵攻を受けて松平蔵人佐めも当家に抗うことの無謀さを思い知ったのではございますまいか」

 意見を発したのは瀬名陸奥守。そんな四十過ぎの分別を弁えた重臣を、氏真は眦を挙げてにらみつける。

「黙れっ!そのような手ぬるいことを申しておるから、蔵人佐だけでなく、豊川三人衆らも寝返ったのではないか!」

「されど、東三河に駐留する大原肥前守殿や朝比奈元智殿、東三河の国衆らの奮戦もあり、東三河では当家が優位なのです。東三河が平定されれば、そのまま西三河へなだれ込み、松平を滅亡させることなど容易かろうかと」

「じゃが、すでに四カ月経過しておるが、静まる気配はない!ゆえに、予は遠江衆を投入し、予に従わぬ国衆らを根絶やしにすべきじゃと考えておる!」

 終始氏真の神経を逆なでするような発言を繰り返した瀬名陸奥守であったが、あまりに楽観的な意見にさすがの氏真も怒りを露わにしていた。

 だが、その氏真が遠江衆を動員して三河鎮定にあたらせる旨の発言をし、真っ先に反対したのは遠江国衆らと常日頃から関わることの多い朝比奈備中守であった。

「御屋形様!その儀は何卒、お控えくださいませ!」

「それは何故じゃ!すでに今年の五月までに代替わりした者らの所領は安堵することを保証する旨の判物も発給し終えていることに加え、寺社の特権も予の名で認めておる!何故、軍役を課すことはならぬと申すのだ!何より、宇利城攻めや野田城攻めにも遠江衆は派兵しておる!」

「されど、未だ国衆らは一枚岩とは申せませぬ!宇利城攻めや野田城攻めに向かわせたは先の尾張侵攻での被害が軽微であった国衆らばかりにございます。されど――」

「くどい!予の命じゃ!戦が長引けば、それこそ領国は荒れることにもなる。戦を短期で決着させるには、遠江衆も動員したうえで東三河で松平に与する者共を一掃し、元康を撃滅すること!これ以上、予に意見するとならば、朝比奈備中守であろうと容赦せぬぞ!」

 ここまで気が立っていては、忠臣・朝比奈備中守であっても、氏真の決定を覆すことなど到底不可能であった。そんな主従のやり取りを見て、かつて元康の後見人であった朝比奈丹波守は嘆息し、すぐ隣にいた関口刑部少輔に声をかけ、評定後に関口邸で落ち合ったのである。

「刑部少輔殿、先ほどの御屋形様のご様子を見て、いかが思われたか」

「いかがと申されてましても、私めにはなんとも」

「くっ、そなたの娘婿が離反したゆえ、真っ向から意見できぬような腑抜けになられたか!嘆かわしい!」

 そこまで朝比奈丹波守に言われても、関口刑部少輔は反抗することはなかった。それは、その通りだと自分でも認める部分があったからにほかならない。

「致し方なかろう。もはや何を申しても、松平蔵人佐と内通しておるに違いないとあらぬ疑いを受けるのじゃ」

「されど、それで諦観なされるはよろしくないと某は思うが」

「この関口刑部少輔にはここ駿府に妻子がおる。下手な真似をして、一族に類が及ぶことだけは断じてあってはならぬ。その想いで、ただひたすらに沈黙を貫いておるまでのこと」

 今の関口刑部少輔からは元康離反前までのような満ち足りた生気は感じられない。娘婿が裏切ってより、何をするにしても疑いの目を向けられ、ただただ評定に顔を出し、氏真から命じられるままに文書発給などの職務を遂行するだけとなっていた。

 それが、忠義に厚い武人肌の朝比奈丹波守には看過できぬことであった。それゆえに、こうして屋敷までやって来て膝詰談判までしているのだ。

「よいか、此度の評定で浜名湖西岸に位置する宇津山城の朝比奈紀伊守泰長、浜名湖東岸に位置する堀江城の大澤左衛門佐基胤が東三河へ派兵することが決まった。じきにより多くの遠江国衆らにも出兵が命じられ、一層領内の争乱は広がるばかりじゃ!」

「是非もなし。蔵人佐殿はそれほどまでに御屋形様を激怒させてしまったのじゃ」

「まこと、不甲斐ない男に成り下がったものじゃ!関口刑部少輔殿は!」

 これ以上は話すことなどないと言わんばかりに席を蹴って立つ朝比奈丹波守。彼が憤懣やるかたなしといった様子で屋敷を出ていったところで、こっそり姿を見せたのは関口夫人であった。

「あなた様、あのようにぶっきらぼうな応対をしては、朝比奈丹波守様に限らず、誰でも怒ってしまわれましょう」

「やむを得ぬ。この関口刑部少輔と親しくしているとあっては、朝比奈丹波守も松平蔵人佐と内通しておるに違いないとあらぬ疑いを受けるであろう」

「それは、その通りにございまするが」

「案ずるな。これでも、竹千代を守る手立てを講じるくらいの気力は残っておる。松平蔵人佐を屈服させたのちは、松平宗家の家督を竹千代に譲らせれば西三河支配を今川御一家衆の血を引く者に担わせることができ、統治は滞りなく行われるはずじゃと申し上げた。御屋形様はそのこと、承知してくださった。これでよいのじゃ。これで……」

 竹千代が生き延びれば、長女・瀬名の血筋は断絶することなく今川御一家衆として続いていく。次女の方は北条助五郎に嫁いでいるし、北条助五郎に危害など加えようものなら彼の生家である北条家が黙っていないことから、絶対に手出しできない。

 ゆえに、竹千代の身柄を守り抜けさえすれば、血筋が絶えることはない。あとは、自分と妻の身柄を守り、安泰に暮らしていけるように取り計らえばよい、というのが関口刑部少輔の考えであった。

「あなた様、瀬名や於亀は無事に過ごしておりましょうか」

「案ずるでない。瀬名たちを送り出す前に、蔵人佐殿から二人を迎え入れるために屋敷を新たに造営しているとの書状も受けておる。今頃はその屋敷で母子ともに元気で過ごしていようぞ。蔵人佐殿が妻子に冷たくあたるような御仁ではないこと、そなたもよくよく承知しておろう」

「ええ、左様にございます。せめて、死ぬまでに一目会いたいものにございます」

「それは叶わぬであろう。叶ったとしても、それは蔵人佐殿が御屋形様に屈服してからとなろうが、十中八九蔵人佐殿はその時、生きてはおるまい」

 今川家に再び元康が従うことになったとしても、氏真との関係は以前のように仲睦まじい関係に戻ることは関口刑部少輔にも想像できなかった。

 若くして隠居へ追いやられ、駿府に閉じ込められたまま一生を終えるか、はたまた見せしめのために斬首となるか。関口刑部少輔の見立ては暗かった。

「蔵人佐殿は一国衆の身でありながら、まこと善戦しておる。されど、西三河を統治するのが精いっぱいであろう。当家は遠江衆の大半と駿河衆は温存されておる。その状態で東三河も切り崩せぬのであらば、先は長くなかろう。あと一年二年もすれば乱も収束となる。それがこの関口刑部少輔の見立てじゃ」

「まこと、そのようになりましょうか」

「なる。どうあっても、今川家は海道一の勢力なのじゃ。いかに初陣から華々しい戦果を挙げ続けておられる蔵人佐殿であっても、織田や水野と組んだ程度で覆せる勢力差ではない」

 自分の眼で選び抜いた娘婿を酷評するのは心苦しい限りであったが、評定の場で戦況を見聞きする限りでは三河での騒乱はもって二年が良いところだと関口刑部少輔も感じていた。

 そして、松平方の苦戦を嘲笑うかのように、氏真の下知を受けた遠江衆の攻撃によって東三河情勢は一層今川方優位に傾いていくのであった――
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