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魔王ネクロ!

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名前: ネクロ
身体:レベル測定不能
分類: 魔王(魔族・人間族)
食性: 肉食
体長: 145センチ
体重: 46,3キロ
属性:全属性所有【炎属性】【水属性】【光属性】【闇属性】【風属性】【地属性】【聖属性】
【特徴】
性格は穏やか
行動がよめない
寂しがり屋
ネクロは先代魔王父の魔法を受け継いでいる主に闇属性
母の人間の身体的な戦闘技術と属性魔法を受け継ぐ主に聖属性
無駄な争いは好まないが場合によっては冷血非道
魔族と人間族との間に生まれた混血種の魔王
人間族との共存を目的としている
一部の魔族が人間族と共存の考えに納得しておらず好き放題暴れ回っているのが悩み

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少女は無事目を覚ます

「起きたか?!良かった君名前は?そう言えば名前聞いていなかった!」

「私は…“サンデリア・マラエンシス・ルナ”……
みんなルナ…って呼ぶわ」

「ルナか!いい名前だ!」

ハルトは魔王の当たり前に人間族を助けた行動に驚きを隠せない
魔王が人間族を助けるなんてこの世界歴史上前代未聞の出来事なのだ
ハルトはそれに不思議に思っている事があった
ここまで来るのに魔王城には魔族1匹すらいない事に気づいた
ハルト達に緊迫感がよぎる



【魔王城】

「客人よもう用は済んだろ?早く帰れ!
他の魔族の目もある早くここを立ち去れ!
人間族が魔王城にいること良く思わない魔族もいる!」

「分かった
その前に礼を言わせてくれありがとな!
まさか助けてくれると思わなかったよ!」

「魔王さんありがとう!」

少女は魔王に笑顔を見せお礼を言った

「ふん!」

「レイラ!少女を連れて先に帰ってくれ!俺は少し魔王と話がしたい」

「私も残るわよ!」

「ダメだ!魔王の話を聞いていただろ?ここは魔王城だいつ襲ってきてもおかしくない状況だ先にギルドに戻るんだ頼む!」

「分かった気をつけて!」

「ハルトお兄ちゃんすぐ帰ってきてね!」

「ああルナもいい子で待っててくれ帰ったらちゃんと休むんだぞ!」

魔王はハルトと話す少女の表情を見て困惑する

「ハルトと言ったなこの子はなぜ目を瞑ったままで喋る?」

「ああそのことかこの子は病気で目が見えないんだ…」

「なるほど!そうか…
では!君は運がいい少女よ!帰る前にプレゼントを受け取れ!
聖属性治癒魔法!」

魔王の手から光り輝く光が放たれた
一部の人間族にしか使えない聖属性魔法を最も容易く扱い少女の目を治した

「お前!少女に何した!」

「そう声を荒げるな!流れで分からぬか?
バカな男だ!目が見える様にしてやったんだ!
数時間もしたら見える様になるだろう!さぁここから立ち去れ!俺もこいつと話がしたい!滅多にないいい機会だここではなく俺の部屋でじっくり2人で話そうじゃないか!」

「な!目を治しただと?何でそこまでしてくれる?代償は?俺に何を望む?」

「愚問だな!さぁ早く帰れ仲間が戻って来る前に」

「魔王様もこう言っているし危険はない様だから
じゃ私達は先に帰るね!
ハルトも一応気をつけて!」

「バイバイハルトお兄ちゃん!バイバイ魔王のお姉ちゃん!ありがとうございました!」

「うむ!」

レイラと少女は魔王城を離れ冒険者ギルドに戻ったハルトと魔王は人目のつかない場所に移動した



「さて……
きゃぁ!あなた勇者なの?私勇者様に会ってみたかったの!案外細いのね!さっきはバカな男だなんて言ってごめんね…」

「え?えぇ??えぇぇぇぇ???」

「ついにこの時が来たのね!良い!すごく良い!
魔王と勇者がついに直接会うなんて素敵!
それも2人っきり……」

「おいおい!何?何?なになに?
急にキャラ変わってないか?」

「ねぇねぇ今日ここに泊まっていく?」

「いや普通に帰るよ……」

「え~つまんない泊まっていきなよ」

「いや普通に帰る……」

「さっきの少女可愛いわね「バイバイお姉ちゃん」だって!ちゃんとお礼も言えるなんて素敵な人間族!」

急に態度が変わった魔王に困惑するハルト

「じゃぁさ何か飲む?ゴブリンの血とか希少のドラゴンの血もあるわよ!ドラゴンの血を飲むと精力強化される代物ですわ!」

「いや…飲まない…」

「じゃ酒は?今日は飲み明かそう」

「いや…飲まないよ……」

「ねぇ!ねぇ!私と話がしたいって私の事好きなの?」

「なぜそうなる……」

「じゃ私の事が知りたいって事ね!
身長は145センチ胸はDカップ!」

「D……ちょうどいい…って違う違う!
イヤイヤそういう事が聞きたいんじゃない!」

「え~~違うの?」

「普通に違うだろ!」

「私は聞きたい事たくさんあるわ!」

「……」

「出身はやっぱり帝都なの?」

「……」

「さっきの胸のでかいエルフは彼女?彼女強いわね嫉妬しちゃう!いつか殺そうかしら!えへっ!」

「……」

「何で急に黙るの?あ?!もしかしてシャイなのかしら!かわいい!」

「……」

あまりにも変貌ぶりにハルトは困惑する

「ねぇ歳はいくつ?私より年上でしょ?」

「いや……歳は君の方がかなり上だと……
あ!いや少しだけ上だと思うよ!」

「私今ちょうど100歳なの!最近髭が生えてきた!信じられる?
ハルトの歳は?少し上って事は95歳とか?」

「18です……」

「きゃ若ーい!子供じゃん!少しどころじゃないじゃん!
でも良いわ私年下の子としか付き合ったことがないの!」

「でしょうね!
いや待て何これ?」











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