8 / 35
8.公爵男子、ウィリアム 3
しおりを挟む
二階、三階へと続く階段は店の奥にあった。
店主は良いが、借用人はいちいち店内を通らなければ部屋へは行けず、少し勝手が悪そうだ。
周囲を観察しながら階段を登る。
二階にはとても小さな台所と扉が三個あった。一番奥がボワッソが死んでいた部屋だろう。
その他の戸を、少年は止める間もなく開ける。
一つ目は物置で、商品がぎっしりと詰められていた。
もう一つはとても細く狭い部屋だった。狭すぎてベッドが置けなかったのか、石が剥き出しの床に寝具が畳まれて置かれていた。
その部屋を見て「せまい…」と少年が漏らしたことから、平民感覚でも小さな部屋なのだろう。
「もし人がいたらどうするんだ。勝手に開けたら駄目だろう。」
「誰かいたらラウル兄さんが僕たちをここには上げないよ。」
少年はニッと笑い、問題の部屋に手をかける。
死体はすでに運び出されているが、そこには陰鬱とした雰囲気が漂っていた。
ボワッソが使っていたであろう物書き机と椅子、それと来客用であろう簡素な椅子。
布で仕切られた壁側に、書類が詰まった棚とベッドがある。
どれも使い込まれているが、手入れはされておらずくたびれていた。
床には絨毯も無く、剥き出しの石床はどんよりとした雰囲気を助長している。
調度品も無く店を構える主の部屋としては余りにもみすぼらしい印象を受けた。
「死体は机から少し離れたここにうつ伏せになっていたんだな。」
四肢を投げ出した死体の様子が、警官ラウルからもらった資料に記されていた。
『氷による撲殺』
『左腕に複数回針で刺したような痕跡あり』
『体の複数箇所が黄色に変色。』
と追記されている。
「見えないからもう少ししゃがんで。」
少年が資料を見ようと覗き込んでくる。
袖を掴む小さな手。
顔が近い。
息が少しかかる。
「もっと上手な人が書けばよかったのに。細部の描写が甘くてこれじゃ検討のしようが無いよ…」
資料のぐしゃぐしゃと書かれた部分を指でトントンする。
ボワッソの左脇あたりから入り口の壁まで、黒いシミの様な物があったらしい。
シミの中、ボワッソの足元くらいに握りこぶし大の塊がある。おそらく氷だろう。
とすると黒いシミは溶けた水であろうか。
「部屋の様子をそのまま紙に写す技術があれば良いのにな。
知ってるかな?銀とチョークの混合物に光を当てると黒くなるんだよ。
それを応用して周囲の光を取り込んだらさ、正確な絵がかけると思う。」
少年がニマニマと夢想してペンを落とした。
それはコロコロと、部屋の中央から壁まで転がっていった。
資料にある氷の軌跡と同じに見えた。
同じことを思ったのだろう。
一瞬少年と視線が絡まり、ポケットから取り出したビー玉をそっと床に置く。ボワッソの脇があったと思われる場所だ。
コロコロ…
ビー玉は壁にカツンと当たり止まった。
「どうだった?何かあったか。」
警官ラウルが階段を降りてきた自分達に声をかける。
「氷は体を冷やすために使われたのかもしれない。床が傾いているから溶けて移動したんだ。
遺体から少し離れた所にあったから、犯人が落としていった様に見えた可能性がある。
ラウル兄さん、遺体って見れるかな?」
「今日ならまだ署にあるだろう。午後すぎにはアルセーヌ副署長も戻ると言ってたから、多分大丈夫だ。」
「そういえば、二階にすごく狭い部屋があったけど誰か使っていた部屋か分かってるの?」
「あぁ、あそこはボワッソの妻が使っていたそうだ。」
…妻?!!
警官の言葉に驚く。
「ボワッソ夫人か?
寝具も置けないよう部屋を自分の妻に使わせる男がいるのか?」
だが警官も少年も落ち着いて答える。
「法律的に、妻って主人の所有物だからね。物みたいに酷く扱う人も少なくないよ。」
「今回も、ボワッソの妻が夫を殺したと疑われてもおかしくない程、普段から酷い扱いを受けていたようだ。
氷やアスコルビットが出てこなかったら、恐らく犯人として逮捕されていただろうな。
そうだクー、署長達が怪しまれている事に気がついたかもと、アルセーヌ副署長に伝えてくれ。
署長と繋がっている商人が、コソコソとこちらを伺っていた。」
その言葉に少年は頷き、ボワッソ宅から飛び出してゆく。付いてくるようにと促すような視線を向けられる。
もちろん、と返事の代わりにその背中を追いかけた。
ーーーーーーーーーーーーーー
警察本署に着いたが、少年は門から入らず柵の一部を慣れた様子で乗り越え、ある窓に向かって小石を投げる。
すぐに窓が開かれ、口元に髭を蓄えた紳士が顔を出す。
「副署長、ボワッソの遺体を見せてください。」
すぐさま少年は要件を切り出す。
しかし、副署長はそれに頷かなかった。
「残念だ。署長に感づかれてしまったようだ。
遺体は火葬場に運ばれてしまった。
あそこは私の管轄外だ。もはや手出しできない。
それに現場から走り去る不審な人物を目撃したと証言が、向かいの建物に住む住人から得られた。
帽子を深くかぶっていて顔は見えなかったが、腰を屈めるように曲げて走っていたのはよく覚えているそうだ。老人のようだったと。
トマス・カレンと歳は一致する。
もはや新しい犯人を挙げないと、カレン氏の容疑を晴らすのは無理だろう。」
その目撃言葉で確信が深まる。
ここのに来る途中で少年とこの事件について考察し、一つの仮説をたてたのだ。
「どうか遺体を確認する機会を下さい。確かめたいことがあるんです。きっと犯人の確証が得られます。」
そう少年が頼み込むが、副署長は難しい顔のまま答えた。
「火葬場は行政の管轄だから私には権限がないんだ。
確かにこの件について調べて欲しいと私は頼んだが、越権行為については私だけでなく君にも責任が生じてしまうぞ。
本当に、機会がほしいのか?」
ひるむ少年の肩を軽く叩き、すっと前に出る。
「アルセーヌ副署長、私はウィリアム・ド・リオンヌといいます。
火葬場の手続きは私が通します。どうか遺体調査の許可をお願いします。」
副署長はこちらを見やり、こちらの手元に視線を移した。
「そうだな、君にならできるだろう。よし、私も力を尽くそう。
私欲のために裁く警察に、安心できる民などいないからな。」
「助力感謝します。
それと、ボワッソの身内で医療に心得のある方はいませんか?遺体への調査に理解をもらいたいので、連れてきて欲しいのです。」
「良いだろう。確かボワッソの弟は軍医をしていたはずだ。
殺された時刻には業務に就いていたから犯人では無いだろうしな。」
火葬場で落ち合う約束をし、副署長と別れる。
「本当に火葬場に乗り込む許可取れるの?」
あれから黙っていた少年が不安そうに聞いてきた。
「取ってみせる。でないとトマス教授は殺人犯として罰を受ける。
そんなこと、させはしない。」
「…………もし、立てた仮説が違っていたら?」
「その仮説が違っていた、という結果が得られる。
また別の考察に入れるんだ、無駄じゃない。
それに責任はとる。それが支配階級の仕事だからな。」
だから、頼んだぞというように少年の抱えるカバンを軽く小突く。
そしてクーはニッと笑ってくれた。
店主は良いが、借用人はいちいち店内を通らなければ部屋へは行けず、少し勝手が悪そうだ。
周囲を観察しながら階段を登る。
二階にはとても小さな台所と扉が三個あった。一番奥がボワッソが死んでいた部屋だろう。
その他の戸を、少年は止める間もなく開ける。
一つ目は物置で、商品がぎっしりと詰められていた。
もう一つはとても細く狭い部屋だった。狭すぎてベッドが置けなかったのか、石が剥き出しの床に寝具が畳まれて置かれていた。
その部屋を見て「せまい…」と少年が漏らしたことから、平民感覚でも小さな部屋なのだろう。
「もし人がいたらどうするんだ。勝手に開けたら駄目だろう。」
「誰かいたらラウル兄さんが僕たちをここには上げないよ。」
少年はニッと笑い、問題の部屋に手をかける。
死体はすでに運び出されているが、そこには陰鬱とした雰囲気が漂っていた。
ボワッソが使っていたであろう物書き机と椅子、それと来客用であろう簡素な椅子。
布で仕切られた壁側に、書類が詰まった棚とベッドがある。
どれも使い込まれているが、手入れはされておらずくたびれていた。
床には絨毯も無く、剥き出しの石床はどんよりとした雰囲気を助長している。
調度品も無く店を構える主の部屋としては余りにもみすぼらしい印象を受けた。
「死体は机から少し離れたここにうつ伏せになっていたんだな。」
四肢を投げ出した死体の様子が、警官ラウルからもらった資料に記されていた。
『氷による撲殺』
『左腕に複数回針で刺したような痕跡あり』
『体の複数箇所が黄色に変色。』
と追記されている。
「見えないからもう少ししゃがんで。」
少年が資料を見ようと覗き込んでくる。
袖を掴む小さな手。
顔が近い。
息が少しかかる。
「もっと上手な人が書けばよかったのに。細部の描写が甘くてこれじゃ検討のしようが無いよ…」
資料のぐしゃぐしゃと書かれた部分を指でトントンする。
ボワッソの左脇あたりから入り口の壁まで、黒いシミの様な物があったらしい。
シミの中、ボワッソの足元くらいに握りこぶし大の塊がある。おそらく氷だろう。
とすると黒いシミは溶けた水であろうか。
「部屋の様子をそのまま紙に写す技術があれば良いのにな。
知ってるかな?銀とチョークの混合物に光を当てると黒くなるんだよ。
それを応用して周囲の光を取り込んだらさ、正確な絵がかけると思う。」
少年がニマニマと夢想してペンを落とした。
それはコロコロと、部屋の中央から壁まで転がっていった。
資料にある氷の軌跡と同じに見えた。
同じことを思ったのだろう。
一瞬少年と視線が絡まり、ポケットから取り出したビー玉をそっと床に置く。ボワッソの脇があったと思われる場所だ。
コロコロ…
ビー玉は壁にカツンと当たり止まった。
「どうだった?何かあったか。」
警官ラウルが階段を降りてきた自分達に声をかける。
「氷は体を冷やすために使われたのかもしれない。床が傾いているから溶けて移動したんだ。
遺体から少し離れた所にあったから、犯人が落としていった様に見えた可能性がある。
ラウル兄さん、遺体って見れるかな?」
「今日ならまだ署にあるだろう。午後すぎにはアルセーヌ副署長も戻ると言ってたから、多分大丈夫だ。」
「そういえば、二階にすごく狭い部屋があったけど誰か使っていた部屋か分かってるの?」
「あぁ、あそこはボワッソの妻が使っていたそうだ。」
…妻?!!
警官の言葉に驚く。
「ボワッソ夫人か?
寝具も置けないよう部屋を自分の妻に使わせる男がいるのか?」
だが警官も少年も落ち着いて答える。
「法律的に、妻って主人の所有物だからね。物みたいに酷く扱う人も少なくないよ。」
「今回も、ボワッソの妻が夫を殺したと疑われてもおかしくない程、普段から酷い扱いを受けていたようだ。
氷やアスコルビットが出てこなかったら、恐らく犯人として逮捕されていただろうな。
そうだクー、署長達が怪しまれている事に気がついたかもと、アルセーヌ副署長に伝えてくれ。
署長と繋がっている商人が、コソコソとこちらを伺っていた。」
その言葉に少年は頷き、ボワッソ宅から飛び出してゆく。付いてくるようにと促すような視線を向けられる。
もちろん、と返事の代わりにその背中を追いかけた。
ーーーーーーーーーーーーーー
警察本署に着いたが、少年は門から入らず柵の一部を慣れた様子で乗り越え、ある窓に向かって小石を投げる。
すぐに窓が開かれ、口元に髭を蓄えた紳士が顔を出す。
「副署長、ボワッソの遺体を見せてください。」
すぐさま少年は要件を切り出す。
しかし、副署長はそれに頷かなかった。
「残念だ。署長に感づかれてしまったようだ。
遺体は火葬場に運ばれてしまった。
あそこは私の管轄外だ。もはや手出しできない。
それに現場から走り去る不審な人物を目撃したと証言が、向かいの建物に住む住人から得られた。
帽子を深くかぶっていて顔は見えなかったが、腰を屈めるように曲げて走っていたのはよく覚えているそうだ。老人のようだったと。
トマス・カレンと歳は一致する。
もはや新しい犯人を挙げないと、カレン氏の容疑を晴らすのは無理だろう。」
その目撃言葉で確信が深まる。
ここのに来る途中で少年とこの事件について考察し、一つの仮説をたてたのだ。
「どうか遺体を確認する機会を下さい。確かめたいことがあるんです。きっと犯人の確証が得られます。」
そう少年が頼み込むが、副署長は難しい顔のまま答えた。
「火葬場は行政の管轄だから私には権限がないんだ。
確かにこの件について調べて欲しいと私は頼んだが、越権行為については私だけでなく君にも責任が生じてしまうぞ。
本当に、機会がほしいのか?」
ひるむ少年の肩を軽く叩き、すっと前に出る。
「アルセーヌ副署長、私はウィリアム・ド・リオンヌといいます。
火葬場の手続きは私が通します。どうか遺体調査の許可をお願いします。」
副署長はこちらを見やり、こちらの手元に視線を移した。
「そうだな、君にならできるだろう。よし、私も力を尽くそう。
私欲のために裁く警察に、安心できる民などいないからな。」
「助力感謝します。
それと、ボワッソの身内で医療に心得のある方はいませんか?遺体への調査に理解をもらいたいので、連れてきて欲しいのです。」
「良いだろう。確かボワッソの弟は軍医をしていたはずだ。
殺された時刻には業務に就いていたから犯人では無いだろうしな。」
火葬場で落ち合う約束をし、副署長と別れる。
「本当に火葬場に乗り込む許可取れるの?」
あれから黙っていた少年が不安そうに聞いてきた。
「取ってみせる。でないとトマス教授は殺人犯として罰を受ける。
そんなこと、させはしない。」
「…………もし、立てた仮説が違っていたら?」
「その仮説が違っていた、という結果が得られる。
また別の考察に入れるんだ、無駄じゃない。
それに責任はとる。それが支配階級の仕事だからな。」
だから、頼んだぞというように少年の抱えるカバンを軽く小突く。
そしてクーはニッと笑ってくれた。
0
あなたにおすすめの小説
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。
桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。
「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」
「はい、喜んで!」
……えっ? 喜んじゃうの?
※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。
※1ページの文字数は少な目です。
☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」
セルビオとミュリアの出会いの物語。
※10/1から連載し、10/7に完結します。
※1日おきの更新です。
※1ページの文字数は少な目です。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる