119 / 190
十一月
絶体絶命! 予測不能の期末勉強!? その3
そうして鏡華ちゃんの元で勉強を始めたのが一昨日。今日は既に水曜、来週の月曜から期末だというのに、成果はまぁ、うん、出てるのだろうか。
「御竿」
「あ、あぁ、何?」
「また手が止まってるぞ。どこがわかんねぇんだ」
「この計算式が……」
俺が示した箇所を見、鏡華ちゃんは「おいおい」とため息をついた。
「それは去年習った公式を当てはめてだな……。ったく、人の顔は忘れても勉強まで忘れてんなよ」
「はは、ごめんって」
習ったのか? 本当に? 当たり前だが俺は知らんぞ。
とにかく取り繕うように苦笑いし、鏡華ちゃんに「教えてよ」とせっついた。呆れながらも教えてくれる辺り、やっぱり優しい。
「なぁ鏡華ちゃん」
「あ?」
教える鏡華ちゃんの手が止まる。
「鏡華ちゃんはなんでこんなに教えるのが上手いわけ? 保険医だよな?」
「保険医が教えちゃマズいってのか」
「そういうんじゃないって」
鏡華ちゃんは「わあってるよ」と小さく呟いて、それから視線を壁掛け時計へと移した。それを追えば、時間はもうすぐ六時を指すところだ。いつもは七時まで残るため、若干早い。
「……御竿、夕飯食ってくか?」
「え?」
俺の返事を待たず、鏡華ちゃんは保健室に備え付けてある電話を手にすると、どこかに電話をかけ始めた。通話相手と二言三言話してから電話を切ると、
「親御さんには了承を頂いた。よし、買い物に行くからついてこい」
「へ!?」
とさっさと荷物をまとめ保健室の扉を開けた。瞬間、どさりと中に入ってきた人物を見て、俺はさらに目を丸くする。
「終、盗み聞きたぁ性格悪ぃな」
そう、開けた扉から倒れるように入ってきたのはセンパイだった。
センパイは顔を真っ赤にしながら慌てて立ち上がると、いつもの高慢な態度で「ふん」と鼻を鳴らして腕を組んだ。
「ち、違うし。御竿護が鏡華のとこで補習受けてるって聞いたから、冷やかしに来ただけ」
「なら帰れ。今日は壱も暇だろ、送ってもらえ。生徒会室にいるはずだ」
「ちょっと! 久しぶりにボクが来たんだから、鏡華も少しくらい、その……」
もじもじと指先をいじるセンパイを無視して、鏡華ちゃんは「御竿、エコバッグはそこな」と保健室を出ていく。俺は慌てて言われた通りにエコバッグを持つと、何か言いたげなセンパイの横を通り過ぎて保健室を出た。
「ま、待ってよ! ボクも連れてって!」
誰にも誘われてないのだが、センパイは当たり前のようについてきた。それも折り込み済みなのか、鏡華ちゃんはセンパイが出るのを待ってから鍵を閉め、扉に“外出中”の札を下げる。
「最初から素直に言っとけ。それじゃ、今日は三人ですき焼きだな」
「ま? 俺すき焼き好きなんだよなぁ」
「えー!? ボクは屹立家の人間なんだよ? 誰が庶民、と……なんでもない」
センパイはいつもの台詞を言いかけたが、途中でその声は小さくなってしまった。最後のほうに「ごめん」と小さく、本当に小さく聞こえた気がしなくもない。
学園を出て、賑やかな商店街へ入る。店の軒先に立つ人たちが口々に「鏡華先生、今日は白菜が安いよ!」だの「ヨロちゃん、肉はどうだい?」だの声をかけてくる。
「もしかして鏡華ちゃんって、結構顔広い……?」
鏡華ちゃんに並ぶようにして、こそこそと耳打ちをする。それに答えたのは鏡華ちゃん、ではなくセンパイだ。
「知らないの? これだから庶み……こほん、鏡華は屹立家の、というかボクの主治医をしてるの。なんか孤児だったみたいで、この商店街の人らに育てられたも同然らしいよ?」
「おい終、無駄話してんじゃねぇぞ。きちんと荷物持ちしやがれ」
荷物持ちというほどまだ何も買っていないのだが、鏡華ちゃん的には恥ずかしいんだろうな。少しムッとした感じで口元を尖らせているのが、普段と違っていてつい笑ってしまう。もちろんすぐ睨まれた。
「それはそれとして、終、お前も期末だろ。いいのか? お前も赤点ギリギリだろ」
「あぁ、そんなこと?」
センパイは余裕そうににやりと笑った。
「御竿護が赤点取ったら困るんだよね」
「センパイ、あんた……」
「赤点取るっていうことはバニーを着るってことでしょ? そしたらボクが奉仕出来ないじゃない」
「……は?」
つい足が止まる。俺は「なんて?」と口をひくひくしながらセンパイにもう一度言うように促した。
「だから、キミがバニーになったら、ボクの奉仕する相手がいなくなるって言ってんの! だから赤点取ってもらったら困るんだってば」
「……鏡華ちゃん、明日からこいつも補習仲間に入れて」
「あぁ? めんどくせぇ」
「鏡華ちゃあん、お願いだからぁ!」
「あぁったく、ちったあ静かに買い物しやがれ!」
賑やかな買い物は、まだしばらく続きそうだ。
「御竿」
「あ、あぁ、何?」
「また手が止まってるぞ。どこがわかんねぇんだ」
「この計算式が……」
俺が示した箇所を見、鏡華ちゃんは「おいおい」とため息をついた。
「それは去年習った公式を当てはめてだな……。ったく、人の顔は忘れても勉強まで忘れてんなよ」
「はは、ごめんって」
習ったのか? 本当に? 当たり前だが俺は知らんぞ。
とにかく取り繕うように苦笑いし、鏡華ちゃんに「教えてよ」とせっついた。呆れながらも教えてくれる辺り、やっぱり優しい。
「なぁ鏡華ちゃん」
「あ?」
教える鏡華ちゃんの手が止まる。
「鏡華ちゃんはなんでこんなに教えるのが上手いわけ? 保険医だよな?」
「保険医が教えちゃマズいってのか」
「そういうんじゃないって」
鏡華ちゃんは「わあってるよ」と小さく呟いて、それから視線を壁掛け時計へと移した。それを追えば、時間はもうすぐ六時を指すところだ。いつもは七時まで残るため、若干早い。
「……御竿、夕飯食ってくか?」
「え?」
俺の返事を待たず、鏡華ちゃんは保健室に備え付けてある電話を手にすると、どこかに電話をかけ始めた。通話相手と二言三言話してから電話を切ると、
「親御さんには了承を頂いた。よし、買い物に行くからついてこい」
「へ!?」
とさっさと荷物をまとめ保健室の扉を開けた。瞬間、どさりと中に入ってきた人物を見て、俺はさらに目を丸くする。
「終、盗み聞きたぁ性格悪ぃな」
そう、開けた扉から倒れるように入ってきたのはセンパイだった。
センパイは顔を真っ赤にしながら慌てて立ち上がると、いつもの高慢な態度で「ふん」と鼻を鳴らして腕を組んだ。
「ち、違うし。御竿護が鏡華のとこで補習受けてるって聞いたから、冷やかしに来ただけ」
「なら帰れ。今日は壱も暇だろ、送ってもらえ。生徒会室にいるはずだ」
「ちょっと! 久しぶりにボクが来たんだから、鏡華も少しくらい、その……」
もじもじと指先をいじるセンパイを無視して、鏡華ちゃんは「御竿、エコバッグはそこな」と保健室を出ていく。俺は慌てて言われた通りにエコバッグを持つと、何か言いたげなセンパイの横を通り過ぎて保健室を出た。
「ま、待ってよ! ボクも連れてって!」
誰にも誘われてないのだが、センパイは当たり前のようについてきた。それも折り込み済みなのか、鏡華ちゃんはセンパイが出るのを待ってから鍵を閉め、扉に“外出中”の札を下げる。
「最初から素直に言っとけ。それじゃ、今日は三人ですき焼きだな」
「ま? 俺すき焼き好きなんだよなぁ」
「えー!? ボクは屹立家の人間なんだよ? 誰が庶民、と……なんでもない」
センパイはいつもの台詞を言いかけたが、途中でその声は小さくなってしまった。最後のほうに「ごめん」と小さく、本当に小さく聞こえた気がしなくもない。
学園を出て、賑やかな商店街へ入る。店の軒先に立つ人たちが口々に「鏡華先生、今日は白菜が安いよ!」だの「ヨロちゃん、肉はどうだい?」だの声をかけてくる。
「もしかして鏡華ちゃんって、結構顔広い……?」
鏡華ちゃんに並ぶようにして、こそこそと耳打ちをする。それに答えたのは鏡華ちゃん、ではなくセンパイだ。
「知らないの? これだから庶み……こほん、鏡華は屹立家の、というかボクの主治医をしてるの。なんか孤児だったみたいで、この商店街の人らに育てられたも同然らしいよ?」
「おい終、無駄話してんじゃねぇぞ。きちんと荷物持ちしやがれ」
荷物持ちというほどまだ何も買っていないのだが、鏡華ちゃん的には恥ずかしいんだろうな。少しムッとした感じで口元を尖らせているのが、普段と違っていてつい笑ってしまう。もちろんすぐ睨まれた。
「それはそれとして、終、お前も期末だろ。いいのか? お前も赤点ギリギリだろ」
「あぁ、そんなこと?」
センパイは余裕そうににやりと笑った。
「御竿護が赤点取ったら困るんだよね」
「センパイ、あんた……」
「赤点取るっていうことはバニーを着るってことでしょ? そしたらボクが奉仕出来ないじゃない」
「……は?」
つい足が止まる。俺は「なんて?」と口をひくひくしながらセンパイにもう一度言うように促した。
「だから、キミがバニーになったら、ボクの奉仕する相手がいなくなるって言ってんの! だから赤点取ってもらったら困るんだってば」
「……鏡華ちゃん、明日からこいつも補習仲間に入れて」
「あぁ? めんどくせぇ」
「鏡華ちゃあん、お願いだからぁ!」
「あぁったく、ちったあ静かに買い物しやがれ!」
賑やかな買い物は、まだしばらく続きそうだ。
あなたにおすすめの小説
ひ弱な竜人 ~周りより弱い身体に転生して、たまに面倒くさい事にも出会うけど家族・仲間・植物に囲まれて二度目の人生を楽しんでます~
白黒 キリン
ファンタジー
前世で重度の病人だった少年が、普人と変わらないくらい貧弱な身体に生まれた竜人族の少年ヤーウェルトとして転生する。ひたすらにマイペースに前世で諦めていたささやかな幸せを噛み締め、面倒くさい奴に絡まれたら鋼の精神力と図太い神経と植物の力を借りて圧倒し、面倒事に巻き込まれたら頼れる家族や仲間と植物の力を借りて撃破して、時に周囲を振り回しながら生きていく。
タイトルロゴは美風慶伍 様作で副題無し版です。
小説家になろうでも公開しています。
https://ncode.syosetu.com/n5715cb/
カクヨムでも公開してします。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887026500
●現状あれこれ
・2021/02/21 完結
・2020/12/16 累計1000000ポイント達成
・2020/12/15 300話達成
・2020/10/05 お気に入り700達成
・2020/09/02 累計ポイント900000達成
・2020/04/26 累計ポイント800000達成
・2019/11/16 累計ポイント700000達成
・2019/10/12 200話達成
・2019/08/25 お気に入り登録者数600達成
・2019/06/08 累計ポイント600000達成
・2019/04/20 累計ポイント550000達成
・2019/02/14 累計ポイント500000達成
・2019/02/04 ブックマーク500達成
【完結】巻き込まれたけど私が本物 ~転移したら体がモフモフ化してて、公爵家のペットになりました~
千堂みくま
ファンタジー
異世界に幼なじみと一緒に召喚された17歳の莉乃。なぜか体がペンギンの雛(?)になっており、変な鳥だと城から追い出されてしまう。しかし森の中でイケメン公爵様に拾われ、ペットとして大切に飼われる事になった。公爵家でイケメン兄弟と一緒に暮らしていたが、魔物が減ったり、瘴気が薄くなったりと不思議な事件が次々と起こる。どうやら謎のペンギンもどきには重大な秘密があるようで……? ※恋愛要素あるけど進行はゆっくり目。※ファンタジーなので冒険したりします。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。