112 / 318
青の村への旅にて 兄さんの行動と釣り上げ
しおりを挟む
河辺での一騒動から大河に沿っての移動を始めてしばらく経った。僕は破壊猪の背中に乗ってるけど、他のみんなは景色が結構な速さで流れていくぐらいの速度で走ってる。まあ、正確に言えば一人は走っていないけどね。僕がディグリを見るとディグリも僕を見てきた。
「ドウカサレマシタカ?」
「前に大神林の奥に行く時にも見たけど、ディグリはそういう風に移動するんだなって」
「エエ、コノ方ガ私ニハ楽デスネ」
「ディグリは全身植物だから、そうなるか」
「ハイ」
今のディグリがどんな方法でみんなと並走してるかと言えば、上半身は人型のまま動かさず下半身を蛇のように伸ばし左右に高速で蛇行させて前に進んでいる。しかも、他のみんなは河沿いとはいえ地形によって飛び越えたり飛び降りたりと上下動があるけど、ディグリはみんなよりはるかに上下動が少なくスルスル滑るように移動していた。
「良ケレバ私ノ身体ニ乗ッテミマスカ?」
「ブオ!!」
「イケマセンカ?」
「ガア!!」
「フム、今ハ良イデショウ。デスガ、無様ナ事ニナレバ私ガソノ背ニ乗セル役目ヲイタダキマス」
「ブオ」
「ガ」
「絶対ニアリエナイデスカ……、私は何度カ、アナタ方ノ無様ナ様子ヲ見タ事ガアリマスヨ?」
「「…………」」
「何カ?」
高速で移動しながらのにらみ合いはやめてほしい。破壊猪は背中に乗ってる僕に負担がかからないようにできるだけ速度の変化も上下動も小さくしてくれてたのに、にらみ合いになってからは動きが雑になってきた。……うっ。
「破壊猪、にらみ合いしてるところごめん。このまま行くと酔いそうだから動きを抑えてくれると嬉しい。ディグリも挑発しないで」
「ブ、ブオ……」
「大人気アリマセンデシタ。スミマセン」
「ありがとう」
ドバーーーン!!!
にらみ合いが終わり、ホッとしたのも束の間、横の大河からかなり巨大な物体が水面を割って飛び出てきた。……水面から鋭い牙をむき出しにして口を開けている姿は前世でいうワニにそっくりだね。突然の事態に全員が河沿いから飛び退き戦闘態勢になった。
「あれは大霊湖や大霊湖に流れ込む大河に生息する魔獣だね。こちらに敵意を表しているのは、三体のにらみ合いに触発されたからだろう」
「姫さま、河沿いから離れて移動しましょう」
「そうだね。あの魔獣は陸地での動きは鈍いから、タキタの言う通り大河から離れるとしよう。みんな行く「飯だーーーー!!!! 強化魔法!!!! オラァ!!!!」……」
「ちょっと、ガル!!」
イリュキンが号令を言おうとした時に、兄さんが大河の水面から出ている巨大なワニみたいな魔獣に向かって弾丸のような速さで跳んでいき、ワニみたいな魔獣が反応する前に強化魔法を全力で発動させて殴った。そして兄さんは殴ったワニみたいな魔獣が河に沈む前に殴った時の回転の勢いを殺さずワニみたいな魔獣をつかみ、そのまま河の中から引きずり出すと振り回して僕達の方に投げてくる。
「まったくガルったら食い意地を張りすぎよ」
「ガル君らしいですね」
「あとで説教だ」
「あそこまで堂々と動かれたら、いっそ清々しいから不思議だね」
「ふむ、見事な動きですな」
みんなが兄さんの行動にいろんな反応をする中、かなり無茶な動きだったし勢いがなくなって兄さんは河に落ちた。その様子を見ていた僕は気になった事をつぶやく。
「兄さんって泳げた?」
「「「あっ」」」
「ガボッ、ゴボッ、ガハッ」
完全に兄さんは溺れてる。大神林にも河はあるけど、河以外で充分な獲物が取れるから黒のみんながわざわざ河に入る事も泳ぐ事もない。いくら竜人族の運動神経が間違いなく最上級でも慣れない事を突然やれって言う方が無理だし、しかも兄さんは河に落ちる事なんて全く考えてなかったはずだから泳ぐって事への対応が余計にできてない。……って、現実逃避気味に冷静に見てる場合じゃなかった、兄さんを助けないと。
「ディグリ、兄さんを河から助けて」
「オマカセヲ」
僕が頼むとディグリは腕の形にまとめてる蔓を解き兄さんに向かって伸ばしていく。少し離れてたけどディグリの蔓はすぐに届いてしっかりと兄さんの身体に絡みついた後、ディグリは兄さんをグンっと釣り上げた。うん、良い感じに兄さんがこっちに飛んでくる。
「鬼熊、受けとめて」
「ガア」
僕が言うと鬼熊は立ち上がり、ディグリに釣り上げられて飛んできた兄さんをたくましい胸と腕で受け止め地面にゆっくりと降ろした。
「兄さん、大丈夫?」
「ハァハァ、ゲホッ。お、おう、大丈夫だ。ディグリに鬼熊、助かった」
「ゴ無事デ何ヨリデス」
「ガ」
「そうだ!! 飯は!?」
「……言う事はそれだけか?」
「おっさん……これは、イデデデデ」
いつのまにかラカムタさんが兄さんの隣に立っていて、険しい顔で兄さんを見下ろしていた。さすがに兄さんもまずいと思ったのか慌てて何かを言おうとしたけど、ラカムタさんがその前に兄さんの頭をガシッと頭をつかむ。……兄さんは乱闘の時もラカムタさんに頭をつかまれてたけど大丈夫かな? まあ、兄さんの行動は不用心すぎるからしかたないといえばしかたないよね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
「ドウカサレマシタカ?」
「前に大神林の奥に行く時にも見たけど、ディグリはそういう風に移動するんだなって」
「エエ、コノ方ガ私ニハ楽デスネ」
「ディグリは全身植物だから、そうなるか」
「ハイ」
今のディグリがどんな方法でみんなと並走してるかと言えば、上半身は人型のまま動かさず下半身を蛇のように伸ばし左右に高速で蛇行させて前に進んでいる。しかも、他のみんなは河沿いとはいえ地形によって飛び越えたり飛び降りたりと上下動があるけど、ディグリはみんなよりはるかに上下動が少なくスルスル滑るように移動していた。
「良ケレバ私ノ身体ニ乗ッテミマスカ?」
「ブオ!!」
「イケマセンカ?」
「ガア!!」
「フム、今ハ良イデショウ。デスガ、無様ナ事ニナレバ私ガソノ背ニ乗セル役目ヲイタダキマス」
「ブオ」
「ガ」
「絶対ニアリエナイデスカ……、私は何度カ、アナタ方ノ無様ナ様子ヲ見タ事ガアリマスヨ?」
「「…………」」
「何カ?」
高速で移動しながらのにらみ合いはやめてほしい。破壊猪は背中に乗ってる僕に負担がかからないようにできるだけ速度の変化も上下動も小さくしてくれてたのに、にらみ合いになってからは動きが雑になってきた。……うっ。
「破壊猪、にらみ合いしてるところごめん。このまま行くと酔いそうだから動きを抑えてくれると嬉しい。ディグリも挑発しないで」
「ブ、ブオ……」
「大人気アリマセンデシタ。スミマセン」
「ありがとう」
ドバーーーン!!!
にらみ合いが終わり、ホッとしたのも束の間、横の大河からかなり巨大な物体が水面を割って飛び出てきた。……水面から鋭い牙をむき出しにして口を開けている姿は前世でいうワニにそっくりだね。突然の事態に全員が河沿いから飛び退き戦闘態勢になった。
「あれは大霊湖や大霊湖に流れ込む大河に生息する魔獣だね。こちらに敵意を表しているのは、三体のにらみ合いに触発されたからだろう」
「姫さま、河沿いから離れて移動しましょう」
「そうだね。あの魔獣は陸地での動きは鈍いから、タキタの言う通り大河から離れるとしよう。みんな行く「飯だーーーー!!!! 強化魔法!!!! オラァ!!!!」……」
「ちょっと、ガル!!」
イリュキンが号令を言おうとした時に、兄さんが大河の水面から出ている巨大なワニみたいな魔獣に向かって弾丸のような速さで跳んでいき、ワニみたいな魔獣が反応する前に強化魔法を全力で発動させて殴った。そして兄さんは殴ったワニみたいな魔獣が河に沈む前に殴った時の回転の勢いを殺さずワニみたいな魔獣をつかみ、そのまま河の中から引きずり出すと振り回して僕達の方に投げてくる。
「まったくガルったら食い意地を張りすぎよ」
「ガル君らしいですね」
「あとで説教だ」
「あそこまで堂々と動かれたら、いっそ清々しいから不思議だね」
「ふむ、見事な動きですな」
みんなが兄さんの行動にいろんな反応をする中、かなり無茶な動きだったし勢いがなくなって兄さんは河に落ちた。その様子を見ていた僕は気になった事をつぶやく。
「兄さんって泳げた?」
「「「あっ」」」
「ガボッ、ゴボッ、ガハッ」
完全に兄さんは溺れてる。大神林にも河はあるけど、河以外で充分な獲物が取れるから黒のみんながわざわざ河に入る事も泳ぐ事もない。いくら竜人族の運動神経が間違いなく最上級でも慣れない事を突然やれって言う方が無理だし、しかも兄さんは河に落ちる事なんて全く考えてなかったはずだから泳ぐって事への対応が余計にできてない。……って、現実逃避気味に冷静に見てる場合じゃなかった、兄さんを助けないと。
「ディグリ、兄さんを河から助けて」
「オマカセヲ」
僕が頼むとディグリは腕の形にまとめてる蔓を解き兄さんに向かって伸ばしていく。少し離れてたけどディグリの蔓はすぐに届いてしっかりと兄さんの身体に絡みついた後、ディグリは兄さんをグンっと釣り上げた。うん、良い感じに兄さんがこっちに飛んでくる。
「鬼熊、受けとめて」
「ガア」
僕が言うと鬼熊は立ち上がり、ディグリに釣り上げられて飛んできた兄さんをたくましい胸と腕で受け止め地面にゆっくりと降ろした。
「兄さん、大丈夫?」
「ハァハァ、ゲホッ。お、おう、大丈夫だ。ディグリに鬼熊、助かった」
「ゴ無事デ何ヨリデス」
「ガ」
「そうだ!! 飯は!?」
「……言う事はそれだけか?」
「おっさん……これは、イデデデデ」
いつのまにかラカムタさんが兄さんの隣に立っていて、険しい顔で兄さんを見下ろしていた。さすがに兄さんもまずいと思ったのか慌てて何かを言おうとしたけど、ラカムタさんがその前に兄さんの頭をガシッと頭をつかむ。……兄さんは乱闘の時もラカムタさんに頭をつかまれてたけど大丈夫かな? まあ、兄さんの行動は不用心すぎるからしかたないといえばしかたないよね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
33
あなたにおすすめの小説
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる