╂AVALON-ROAD╂外伝《リョウ編》【奪還!シュヴェルト城】

ガンガルガン

文字の大きさ
7 / 11

リョウ外伝6【突入】

しおりを挟む
「リョウ!!何をボーッとしておるのだ!聞いてるか!!」
シュウトウの言葉で我に帰る

「はい!?申し訳ありません、御師様」

「よいか!皆に伝える。しっかり聴くがよい。
これからなにが起こるのか、全く想像がつかん。
我々は慎重に事を運ばねばならぬ。
城に侵入し、エルトワへ繋がるものを探し出さなければならない。

ラングレー殿率いる部隊は前方を守り慎重に進め!
後方は我々が守る」

「騎士道に誓い、必ずや指名を全うする!」
全員剣を立て気合いを入れた


「では、シュヴェルト城奪還しようぞ!!」

おー!

その一団は一歩湖畔に足を踏み込む

水面は時を止めている為、普通に歩く事が出来た

城の前に来るとラングレーが手をあげ、まず3人が飛び込んだ

剣を構え周囲を見渡しながら耳を澄ます‥

水の流れる音しか聞こえない

先発隊の合図で残りの者が慎重になだれ込んだ

そこは入り口の大広間
ピシャピシャと水が流れる壁には大きな[石像]が彫り込まれ当時の繁栄を伺わせた


ラングレーが合図し2人が右へ足を忍ばせ、ゆっくり扉を開けた

扉の向こうは遥かに続く回廊が延びており、この城の巨大さを物語っていた

ラングレーがみなを集めこう話す

「流石に2000年の月日が過ぎている故、危険は無さそうですな」

「いや‥これだけ静かなのも何か不自然‥
充分注意し、これより二手に分かれよう。
ラングレー殿の班10名は左へ
姫を含むその他の9名は右に進もう」

シュウトウがそう答えるとランガが声を上げた

「御師様、私はラングレー殿とまいります」

「よし、しかし忘れるでないぞ。心眼にて見極めよ」

「はい!」


レイナリアはランガを見た
ランガの体が黒き炎で揺らいでいる

ランガに触れた時の事を思い出していた



ラングレー班は左の奥へと消えた


―シュウトウ班―


ふた手に別れたシュウトウ班は目の前のドアを開けた
◆ガチャリ ギ・ギキィ~

寒気がするほどの錆び具合だ

ここは客室なのだろうか
大きなテーブルの周りを上等な椅子が並びきらきらと輝いていた

壁には肖像画がかけてある
レイナリアはその肖像画の前に立ち止まった

「この人は誰なのでしょうね。とてもきれいな人‥」

銀色の髪に精悍な顔つき、額から頬にまで黒い入れ墨をしている

レイナリアは額縁に触れた‥  




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持

空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。 その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。 ※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。 ※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

無能妃候補は辞退したい

水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。 しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。 帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。 誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。 果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか? 誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌

招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」 毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。 彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。 そして…。

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。

灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。 曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。 婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。 前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。

処理中です...