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第四章
第十一話
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「フードだけ被るのを忘れないでね」
みんなで外出する時、マギクが言った。
私はフードで髪と顔を隠しながら、ふと浮かんだ疑問を投げかけた。
「どうして前の酒場の時みたいにあの布を被せないんですか?」
「お、鋭い質問だね」
しばらく留守にする部屋を施錠しながらマギクは答えてくれた。
「僕たち冒険者の依頼には賞金首として特定の人物を連れて来て欲しいっていう依頼が多いんだ。そしてそういう依頼は公開されていることも多い。みんな賞金首の顔や情報を知っている訳さ。もし君のような有名で懸賞金も高額な賞金首が酒場のような冒険者の多い場所に行けばどうなると思う?」
「あ、なるほど!」
大騒ぎになる。それで済めばいいが、もしかしたら冒険者同士の争いによって死人が出るかもしれない。
「そう。だから冒険者は同業者の多い場所では顔を見られないよう賞金首に布や袋を被せた。それがいつしか伝統になり、布や袋を被せてあれば、その人については詮索しないということが暗黙の了解になっているんだ」
「へぇ」
慣習が長い時間を経て伝統となり、最終的には社会規範になっていく…
「面白いですね」
私が感想を言うと、マギクにも少し喜んでもらえたようだった。
レストランで食事を済ませた。
レストランはマギクの想定通り冒険者が少ないようで、フードだけであっても騒ぎが起こることはなかった。
その後、ジールバードは「吞んでくる」と言って消えた。
続いてウロも「オレも行くが、お前ら二人で三人を見とくのはキツいだろ。おい武術家野郎、オレと来い」と言って二人でどこかへ行ってしまった。
残ったのはマギク、リレラと彼女に負ぶわれたラーラ、それに私。
「どこか行きたいところあるかい?」
マギクが私に訊いた。
「特にないです」と私が返すと、
「じゃあ僕たちに付き合ってもらっていいかな?」
と彼は微笑んだ。
私達は中心街の方へ歩いて行った。
商店街の外れにある本屋街にて、マギクは魔導書を買い漁っていた。
「やっぱり魔法都市に来たんだから魔導書は買わないとね。ああ、こんなに買うならウロの袋を借りておけばよかったな」
そういいながらも新たな一冊をリレラの両手の本の山の上に置いていく。それにしてもこれだけ積まれて微動だにしない。凄まじい安定感だ。
「ごめんね、リレラ。後で全部持つから今だけは我慢しておくれ。って言っても君の事だから重いと感じていないかもしれないけど」
「うん!」
リレラは元気よく返事した。
こんな安定感があれば、今は私の背中に居るラーラも安心して眠れているだろう。
それからも数件の本屋をハシゴして、最終的に裏路地にあったかなり年季の入った本屋に辿り着いた。
どうしても欲しい本を見つけたらしく、さっそく購入しようとしたマギクだったが、値段交渉にかなり苦戦しているようだった。
十数分に及ぶその様子を見守りながら、流石に暇を持て余した私は店の角に積まれた本を、ふと好奇心から手に取って見てみた。
『古代魔法と伝承』ログラマト著。
埃を払って中身を見ていると、
「ああ、それか」と店主がこちらを見た。
「そこに積んであんのは売り物にならねえんだ。そうか、冒険者の方なら知らねえか、その本を書いた奴はこのべレムジアの裏切り者でな、うちらべレムジアの人間はそいつの名前すら聞きたくねえ。丁度良かった、処理に困ってたんだ。嬢ちゃん、もし欲しいならそこにあんの全部タダでくれてやるよ」
「ありがとう…ございます」
裏切り者、古代魔法、タブー…
私は何となく気になって店主の言葉に甘えることにした。
重い本数冊を掴み、持ち上げ、自分の両手の間に積み上げていく感覚…
ログラマトのことも頭から離れなかったが、同時に全身の麻痺が殆ど無くなっていることにも気付き、密かに喜んでいた。
「いや、あれだけの本が全部無料ならこの一冊ぐらい負けておくれよ、だってーー」
「いやいや、あれは全部捨てるつもりだったしーー」
交渉が再び加熱した。
結局例の本は言い値で買うことになり、マギクは落ち込み半分、喜び半分といった感じで本を運んでいた。
人々の注目を集めながら私達は本屋街を抜けて市場の方へ歩いて行った。
「お!」
マギクの視線の先には少し前に別れたばかりの顔ぶれがあった。
ウロはしゃがみ込んで地面に置いてある魔具を眺めていた。その横にはテンが立って何かを言っている。
「やあ、二人とも」
「おう、お前か。また派手にやってやがるな」
ウロは白いギザ歯を見せて笑いながら背中の袋を下ろし、その口を大きく広げた。
「助かるよ」
あれだけあった本が吸い込まれるように消えていく。しかも袋の外観には変化がない。
これも間違いなく魔具だが、起こっている現象が高度すぎて全くカラクリが思い付かない。
本を全部入れ終わると、ウロはそれを背負いなおした。
「やっぱり気分が変わった。もうこいつらは買わねえわ。行こうぜお前ら」
「いいのか?」
飽き性を発揮したウロにテンが訊いた。
「ん?」
次の瞬間、テンが殴られるーーそう思ったのだが、ウロは至極穏やか且つ自然に
「そういうもんでな。長い間悩んだのにごめんな」
と返した。
夕方、宿に帰って袋から本を取り出しているところに、ほろ酔いのジールバードが現れた。
「よお、もう全員帰ってたんだな」
「ジールバード、今回はあんまり酔ってないんだな」
リレラがベッドに座りながら呟くように言った。
「まあな。お前やウロが居たらもっと長く呑んだかもしれんが、生憎俺は一人で抜け出しちまったからな。自省の意も込めて控えた」
「あと…」と真剣な表情でジールバードが付け加える。
「いい知らせを持ってきてな。『金級』専用の超高額依頼だ」
みんなで外出する時、マギクが言った。
私はフードで髪と顔を隠しながら、ふと浮かんだ疑問を投げかけた。
「どうして前の酒場の時みたいにあの布を被せないんですか?」
「お、鋭い質問だね」
しばらく留守にする部屋を施錠しながらマギクは答えてくれた。
「僕たち冒険者の依頼には賞金首として特定の人物を連れて来て欲しいっていう依頼が多いんだ。そしてそういう依頼は公開されていることも多い。みんな賞金首の顔や情報を知っている訳さ。もし君のような有名で懸賞金も高額な賞金首が酒場のような冒険者の多い場所に行けばどうなると思う?」
「あ、なるほど!」
大騒ぎになる。それで済めばいいが、もしかしたら冒険者同士の争いによって死人が出るかもしれない。
「そう。だから冒険者は同業者の多い場所では顔を見られないよう賞金首に布や袋を被せた。それがいつしか伝統になり、布や袋を被せてあれば、その人については詮索しないということが暗黙の了解になっているんだ」
「へぇ」
慣習が長い時間を経て伝統となり、最終的には社会規範になっていく…
「面白いですね」
私が感想を言うと、マギクにも少し喜んでもらえたようだった。
レストランで食事を済ませた。
レストランはマギクの想定通り冒険者が少ないようで、フードだけであっても騒ぎが起こることはなかった。
その後、ジールバードは「吞んでくる」と言って消えた。
続いてウロも「オレも行くが、お前ら二人で三人を見とくのはキツいだろ。おい武術家野郎、オレと来い」と言って二人でどこかへ行ってしまった。
残ったのはマギク、リレラと彼女に負ぶわれたラーラ、それに私。
「どこか行きたいところあるかい?」
マギクが私に訊いた。
「特にないです」と私が返すと、
「じゃあ僕たちに付き合ってもらっていいかな?」
と彼は微笑んだ。
私達は中心街の方へ歩いて行った。
商店街の外れにある本屋街にて、マギクは魔導書を買い漁っていた。
「やっぱり魔法都市に来たんだから魔導書は買わないとね。ああ、こんなに買うならウロの袋を借りておけばよかったな」
そういいながらも新たな一冊をリレラの両手の本の山の上に置いていく。それにしてもこれだけ積まれて微動だにしない。凄まじい安定感だ。
「ごめんね、リレラ。後で全部持つから今だけは我慢しておくれ。って言っても君の事だから重いと感じていないかもしれないけど」
「うん!」
リレラは元気よく返事した。
こんな安定感があれば、今は私の背中に居るラーラも安心して眠れているだろう。
それからも数件の本屋をハシゴして、最終的に裏路地にあったかなり年季の入った本屋に辿り着いた。
どうしても欲しい本を見つけたらしく、さっそく購入しようとしたマギクだったが、値段交渉にかなり苦戦しているようだった。
十数分に及ぶその様子を見守りながら、流石に暇を持て余した私は店の角に積まれた本を、ふと好奇心から手に取って見てみた。
『古代魔法と伝承』ログラマト著。
埃を払って中身を見ていると、
「ああ、それか」と店主がこちらを見た。
「そこに積んであんのは売り物にならねえんだ。そうか、冒険者の方なら知らねえか、その本を書いた奴はこのべレムジアの裏切り者でな、うちらべレムジアの人間はそいつの名前すら聞きたくねえ。丁度良かった、処理に困ってたんだ。嬢ちゃん、もし欲しいならそこにあんの全部タダでくれてやるよ」
「ありがとう…ございます」
裏切り者、古代魔法、タブー…
私は何となく気になって店主の言葉に甘えることにした。
重い本数冊を掴み、持ち上げ、自分の両手の間に積み上げていく感覚…
ログラマトのことも頭から離れなかったが、同時に全身の麻痺が殆ど無くなっていることにも気付き、密かに喜んでいた。
「いや、あれだけの本が全部無料ならこの一冊ぐらい負けておくれよ、だってーー」
「いやいや、あれは全部捨てるつもりだったしーー」
交渉が再び加熱した。
結局例の本は言い値で買うことになり、マギクは落ち込み半分、喜び半分といった感じで本を運んでいた。
人々の注目を集めながら私達は本屋街を抜けて市場の方へ歩いて行った。
「お!」
マギクの視線の先には少し前に別れたばかりの顔ぶれがあった。
ウロはしゃがみ込んで地面に置いてある魔具を眺めていた。その横にはテンが立って何かを言っている。
「やあ、二人とも」
「おう、お前か。また派手にやってやがるな」
ウロは白いギザ歯を見せて笑いながら背中の袋を下ろし、その口を大きく広げた。
「助かるよ」
あれだけあった本が吸い込まれるように消えていく。しかも袋の外観には変化がない。
これも間違いなく魔具だが、起こっている現象が高度すぎて全くカラクリが思い付かない。
本を全部入れ終わると、ウロはそれを背負いなおした。
「やっぱり気分が変わった。もうこいつらは買わねえわ。行こうぜお前ら」
「いいのか?」
飽き性を発揮したウロにテンが訊いた。
「ん?」
次の瞬間、テンが殴られるーーそう思ったのだが、ウロは至極穏やか且つ自然に
「そういうもんでな。長い間悩んだのにごめんな」
と返した。
夕方、宿に帰って袋から本を取り出しているところに、ほろ酔いのジールバードが現れた。
「よお、もう全員帰ってたんだな」
「ジールバード、今回はあんまり酔ってないんだな」
リレラがベッドに座りながら呟くように言った。
「まあな。お前やウロが居たらもっと長く呑んだかもしれんが、生憎俺は一人で抜け出しちまったからな。自省の意も込めて控えた」
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